新年を迎えて
皆様、あけましておめでとうございます。
2018年が皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
お正月は、初詣でに行き旧年への感謝を捧げ、新年の無事・安全の祈願や願い事をしたり、おみくじを引いて新年の運勢を占ったりと、新年への期待が一番ふくらむ時です。また、縁起がよいと言われる初夢は「一富士 二鷹 三茄子」ですが、最初に富士山がくるのは、日本一の高さ、「無事」に通じる健康長寿、子孫や商売の繁栄などを表す末広がり、徳川家康公の好みなど、その由来は諸説あります。2001年以降元旦に実施している羽田空港からの「初日の出フライト」では初日の出と同時に初富士をご覧いただけますし、当社の公式カレンダー「Welcome Aboard」の1月はずっと富士山です。
さて、今年のカレンダーを見ますと、2月~3月に韓国での平昌2018オリンピック・パラリンピック冬季競技大会、6月〜7月にサッカーワールドカップのロシア大会などスポーツのビッグ・イベントをはじめ、年後半には北海道命名150年、日中平和友好条約締結40周年、明治維新150年、日本とスウェーデン並びに日本とスペインの国交樹立150周年など、国内外のイベント、記念日が目白押しです。また、今年の干支は「戊戌(つちのえいぬ)」です。中国の陰陽五行思想によりますと、「戊」と「戌」はいずれも五行(木、火、土、金、水)の中で土の元素に当たります。土は万物を育成・保護する性質を表しており、季節の変わり目の象徴でもあります。同じ元素が重なっている状態を比和(ひわ)と言いますが、これによって元素の性質が強調されると言いますので、今年は変化のスピードがより激しくなるのではないかと見ています。
私たちANAは事業を営むに当たり、世界を俯瞰して先を読む「鳥の目」、現地・現物・現実を見る「虫の目」を持つことを心掛けておりますが、今年は特に潮流・時代の変化を読む「魚の目」の必要性を感じることが多くなりそうです。来る2020年の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催や政府目標である訪日旅客4000万人の達成のため、技術革新や働き方改革を通じて、安全で定時、そして快適・便利なサービスに磨きをかけていくとともに、お客様からのご要望にもより迅速かつ柔軟に対応できる年にできますよう、役員・職員一同精いっぱい努力してまいります。
今月で私は還暦を迎えます。「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。優れた想像力、たくましき意志、燃え滾る情熱、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春と言うのだ。年齢を重ねるだけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる」。これは米国の詩人サミュエル・ウルマンの『青春』の詩(岡田義夫氏訳)の冒頭の一節ですが、いつまでも青春を失うことがないよう経営にあたってまいる所存です。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
全日本空輸株式会社
代表取締役社長 平子裕志