現代建築

東光園

海辺の温泉郷として知られる鳥取県米子市の皆生温泉に位置する老舗旅館、東光園。設計者は、「生き物のように建築も代謝する」という思想のもと、1970年の大阪万博エキスポタワーをはじめ日本のシンボルとなる数々の建築を手がけた菊竹清訓です。

神社の鳥居をモチーフに、日本の伝統的な木造建築が持つ柱・梁・屋根の造形を鉄筋コンクリート造で表現した外観。1階から3階は地面から建つ柱によって支えられていますが、5階と6階は7階部分の大梁によって吊り下げられ空中に浮く構造に。4階部分には「空中庭園」と呼ばれる吹きさらしのピロティが設けられ、3階と5階の間に挟み込まれています。建設年は1964年ですが、この特異な構造がもたらすインパクトは今なお人々を魅了し続けています。

東光園の温泉は、海に湧く塩分を含んだ泉質で美肌効果も抜群。歩いてすぐのところに白砂の美しいビーチもあり、夏には海水浴はもちろん、バナナボートやシーカヤックなどのアクティビティも充実しています。のんびりと名旅館でのステイを楽しんでみてはいかがですか?

日本地図 東京から西に位置する鳥取

世界的彫刻家の流政之がデザインした、日本庭園と建物のコントラストが唯一無二の眺めを生む。

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    • 約1時間20分