NEWS ANA

第01-080号
2001年12月19日
キャビンモニターシステム装着機の運航を開始

 全日空では、1999年7月23日に発生した弊社61便のハイジャック事件以降、各種保安強化策について検討を行って参りましたが、その一環としてキャビンモニタ−システム(コックピット外部監視カメラ装置)の初号機への装着作業を完了し、本日(12月19日)本邦航空会社としては初めて運航を開始し、世界的にも最も早く導入を開始した1社となりました。

 今回、装着したシステムは弊社がハイジャック事件を教訓に検討を進め、タレス アビオニクス インフライトシステム社(※)に開発を依頼したもので、操縦室内のモニタ−と客室内のカメラにより、操縦室からキャビン内の視認性を向上させ、機内の保安強化を図るものです。

 今後、初号機により実運航の場で運用面の評価を行い、順次弊社所有全機への装着を行って参ります。

 弊社では、今後とも安全で快適な空の旅をご提供する為、保安強化について積極的に取り組んで参ります。

Thales Avionics In-flight System社:所在地カリフォルニア州ア−バイン市

尚、本件の詳細につきましては、保安に係わる内容である為、ご説明できない点がございますので御了承願います。

以上

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