ANAグループでは、本日2002年10月8日(火)、カナダ・ボンバルディア社と最新高速プロペラ機DHC8-400型機*4機の購入契約を締結いたしました。
* 詳細は、下方の「DHC8-400型機」を参照
2003年秋を目途として、ANAグループでは、エアーニッポンの100%子会社のエアーニッポンネットワークにて、伊丹空港におけるプロペラ機用の発着枠を活用した新規事業を開始いたします。 エアーニッポンネットワークでは、今回購入契約をいたしましたDHC8-400型機にて2003年秋より伊丹=高知線で就航を開始し、順次エアーニッポンからの路線移管を進めてまいります。 2005年までにはDHC8-400型機4機を伊丹=高知線に導入し、現在の提供座席数を維持したままで、便数を現在の2倍の規模とすることにより(2002年10月現在で1日7往復)、お客様の利便性を向上させてまいります。
エアーニッポンネットワークは、2001年4月27日に会社を設立し、2002年7月1日より、札幌丘珠空港を起点とした北海道内路線および羽田空港を起点とした伊豆諸島路線の4路線で、小型機にて1日7往復を運航しております**。
** 詳細は、下方の「エアーニッポンネットワークについて」を参照
ANAグループでは、今後ともエアーニッポンネットワークによる国内の近距離路線ネットワークを拡大し、小型機を利用した航空機運送事業を進めてまいります。
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■ エアーニッポンネットワークの路線網について |
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■ DHC8-400型機について
●メーカー |
(航空機) カナダ・ボンバルディア社 (エンジン) プラット&ホイットニー カナダ社 (エンジン型式: PW150A) |
●機材特徴 |
低騒音の高速プロペラ機(ターボプロップ機) |
●席数 |
74席 |
●巡航速度 |
時速約650km (参考値: YS-11 約450km、B737-500 約810km、B767-300ER 約870km) |
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以上
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<エアーニッポンネットワークのデータ (2002年10月1日現在)>
●会社名 |
株式会社 エアーニッポンネットワーク |
●代表者 |
代表取締役社長 宗 敏光(そう としみつ) |
●設立年月日 |
2001年(平成13年)4月27日 |
●運航開始日 |
2002年(平成14年)7月 1日 |
●就航路線 |
丘珠=函館(1日1往復)、丘珠=釧路(1日2往復) 丘珠=紋別(1日1往復)、東京=大島(1日3往復) |
●使用機材 |
DHC8-300型機(56人乗り、カナダ・ボンバルディア社) 3機 |
●資本金 |
2億5千万円(エアーニッポン株式会社100%出資) |
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<DHC8−400型機の詳細> |
1. |
セールスポイント
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最新の機器(航空機衝突防止装置、対地接近警報装置など)を搭載しており、安全性がさらに向上しております。 |
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YS-11型機との比較で、格段に外部への騒音が低減され、周辺環境へ及ぼす影響が小さくなります。 |
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巡航速度は既存のプロップ機の中で最速であり、伊丹-高知線(121マイル)ではジェット機(B737)の飛行時間と差はありません。(伊丹-高知線の所要時間は、約40分) |
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高翼(翼が胴体上部に取り付けられている形式)であるため、客席からの視界も良好です。 |
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客室内は手荷物収納棚、騒音低減装置及び空調用補助動力装置を有しており、快適性が向上しています。 |
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2. |
製造会社 製造会社のカナダ、ボンバルディア・エアロスペース社は、世界90ヶ国、300以上の航空会社に1,300機以上の航空機を納入しています。 (ボンバルディア・エアロスペース社URL http://www.aerospace.bombardier.com)
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3. |
DHC8-400型機 仕様
全 長 |
32.8m |
全 幅 |
28.4m |
全 高 |
8.3m |
エンジン |
プラット&ホイットニー カナダ社 PW150A |
座 席 数 |
74席 |
乗務員数 |
運航乗務員 2名 客室乗務員 2名 |
最大離陸重量 |
63,930 lb(ポンド)(約29,000 kg) |
巡航速度 |
350 kt(ノット) (約650 km/h) |
運用限界高度 |
25,000 ft(フィート) (7,500 m) |
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