ANAグループは、世界に先駆けてボーイング787型機（以下787）に搭載される装備品メーカーのHamilton Sundstrand社とRockwell Collins社の各々と部品サポートプログラム契約を締結しました。

　この契約は、787に搭載される装備品の予備部品並びに、修理用設備について、プログラム提供会社の所有のまま、当社の必要数を在庫として確保し、その使用料を飛行時間に応じて支払う内容となります。これにより、787への高い部品支援性と在庫部品の最適化が実現できます。また本契約においては、787のローンチ・エアラインでもあるANAと装備品メーカーが技術的なWorking Together Team(WTT)を結成し、就航当初から協力して運航データーを解析し、適切な技術アクションを実施することで、機材の不具合に関る兆候の確実な把握と未然防止が可能となり、現在も進めております予防整備の更なる強化が可能となります。この様に、メーカーとエアラインの”強み”を融合させることでシナジー効果が最大限に発揮できる本契約は、まさに世界初のローンチ機材でもある787に最も適したローンチ・プログラムと言うことができます。

　ANAグループは、この部品サポートプログラム契約を2008年11月7日に各メーカーと締結し、来年度以降の787導入に向け確実な運航支援体制の構築を行います。