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ボーイングとANAは本日、ボーイング787の検証プログラム(SROV:Service Ready Operational Validation)を開始しました。 当検証プログラム中、ANAのパイロットはボーイングのパイロットと共に、実際の運航環境下での実飛行を実施します。また、ANAの整備士、地上スタッフも実機を活用した検証作業を行います。 787はこの検証プログラムのために初めてアジアに飛来、昨日7月3日、日本時間の午前6時21分、数多くの報道陣と航空ファンが見守る中、羽田空港に着陸し、同機から降り立つANAの石井正之機長、塚本真己機長、およびボーイング パイロットのマイク・キャリカー、ヘザー・ロス、テッド・グレイディを出迎えました。なお、飛来したのはANAの通常塗装を施した787のフライトテスト用2号機(ZA002)で、シアトルから羽田までノンストップで飛行しました。 ANAの代表取締役社長、伊東信一郎は、「787を世界に先駆けて運航することを非常に嬉しく思います。787は、当社がアジアで1番の航空会社に成長するためには必要不可欠な要素であり、お客様にも機内の快適性など、新たな次元のサービスを提供することを可能にしてくれます。今回の検証プログラムは、定期便就航を円滑に行うための非常に重要なステップとなります。」と述べています。 ボーイング民間航空機部門の社長兼CEO、ジム・オルボーは、「787のローンチカスタマーであるANAや、この最新型機の製造に携わっていただいている数多くのパートナーの本拠地である日本への初飛来を心よりお喜びします。ANAは、素晴らしい航空会社であり、彼らのご意見やご協力があったからこそ787型機がここまで素晴らしい航空機になりました。」と述べています。 1週間にわたるこの検証プログラムでは、日々の運航環境に近づけて実施、メンテナンスや地上での作業を羽田、伊丹、関西、岡山、広島の各空港で行います。プログラム終了後、ANAは787の定期便としての初就航路線を、羽田=岡山、広島とする予定です。 ANAは、787を55機発注しており、今後の成長戦略の一環として同機を国内・国際の基幹路線に投入してまいります。なお、ボーイングは、787初号機のANAのデリバリーを8月〜9月に予定しています。 |
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