NEWS ANA

第12‐221号
2013年3月28日


ANAグループ iPad導入によるライン整備の業務改革
〜 携行マニュアルの電子化と、バックオフィスとの連携強化による整備品質の向上を図ります 〜

 ANAは、国内・海外のすべての就航拠点におけるライン整備部門にiPadを配備することを決定いたしました。
 今般のiPad導入により、従来は整備作業に携行していた紙製マニュアルが電子化され、スムースな最新マニュアル参照環境が実現するとともに、ライン整備士とバックオフィスとの連携が強化されることにより、機体点検・整備作業の一層の品質強化が実現します。
 ANAにおいて「安全」と「安心」は経営の基盤であり、私どもは常にお客様に安心してANA便をご利用いただきたいと考えております。
 ANAは、これからも積極的に業務プロセス改革や最新技術の導入を進め、グループ一丸となって一層の安全を追求するとともに、「アジアを代表する航空企業グループを目指す」という経営ビジョンのもと、安心してお客様に選んでいただけるエアライングループを目指してまいります。
 ※ iPadはApple Inc.の商標です。

◆詳細につきましては、以下をご参照ください。

 
1.ライン整備士とバックオフィスとの連携強化による整備品質の更なる向上
従来、ライン整備士が機体の点検・整備を行うにあたっては、バックオフィスの支援を仰ぐ際の連絡・情報伝達手段として無線や携帯電話を活用していましたが、今回新たにiPadを活用することで、これまでの音声に加えて画像情報や作業に必要な文書情報等の送受信が容易に行えるようになり、整備作業の効率化や、整備品質の一層の向上が図れます。

 
2.整備携行マニュアル管理の業務改革
全世界のANA就航拠点において、整備士が点検・整備作業に携行している約900冊のマニュアルの配布・管理を電子化し、管理業務を効率化します。これにより、毎月約27,000ページに及ぶ差換え作業が効率化され、確実にマニュアルの最新性を保つことが可能になります。
 
3.今後の予定
ANAは、2013年4月を目処に、機体の点検・整備業務にiPadの導入を開始し、積極的に活用してまいります。携行マニュアルについては、従来の紙製マニュアルとiPad上の機体整備・点検携行マニュアルの並行利用期間を設け、一程度の慣熟期間を経た上で、紙製マニュアルを廃止します。
 
 ANAは、乗員・客室乗務員・整備士のiPadを使ったモバイルネットワークで、これからも業務プロセスの改革を進め、より安全・安心、スピーディで快適な空の旅をお届けできるよう努力してまいります。
 
 
以上
 
 
(印刷をされる方はこちらをご利用ください)
ANAグループ iPad導入によるライン整備の業務改革
 

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