2013年6月18日、エバー航空がスターアライアンスに加盟し、アジア・太平洋地域におけるスターアライアンスのプレゼンスがさらに強化されました。台湾桃園国際空港で開催された公式の加盟式典にて、スターアライアンスCEOのマーク・シュワブは、「エバー航空は、加盟に必要な全ての要件を完了し、スターアライアンスの社長会（Chief Executive Board）にて満場一致で加盟を承認されました。」と述べました。

16年余り前に設立されたスターアライアンスは、アジア・太平洋地域にそのプレゼンスを革新的に築きあげ、同地域を拠点とする加盟航空会社は現在9社にのぼります。アジア・太平洋地域では継続的に航空需要が拡大しており、2012年の成長率は5.2%でした。
現在、19社のスターアライアンス加盟航空会社は、アジア・太平洋域内の44カ国280空港に、1日当たり4,000便以上のフライトを運航しております。

マーク･シュワブCEOは、「スターアライアンスは結成以来、アジア・太平洋地域に強力なプレゼンスを築いてきました。スターアライアンス加盟航空会社とハブ空港による既存のコンビネーションに、エバー航空が加わることで、急成長を遂げるこの地域にて、最強のネットワークを提供することが出来ます。拡大する中国・台湾間の市場にて、台湾から新しいお客様をお迎えし、より多くの皆様にサービスを提供出来ることを楽しみにしています。」と述べました。

エバー航空社長のオースティン・チェンは、「スターアライアンスに加盟することによって、世界各地からの新たなお客様に、スターアライアンスの持つシームレスな渡航とステイタス認定を提供することが出来るという特権が得られます。加盟航空会社の一員として、台北のハブを通じて、アジア全域の就航地へ新たな接続手段をお客様に提供する機会を持つことになります。」と述べました。

中国国際航空グループの副会長ワン・シーティンは、「中国国際航空を代表して、エバー航空の加盟をお祝い申し上げます。この加盟により、エバー航空は、ブランド価値、社会的影響力、運営力を高めることが出来るでしょう。エバー航空の台湾へのネットワークが追加されることで、スターアライアンスネットワークに新たな強みをもたらし、更に便利で幅広い選択肢をお客様に提供することが出来ます。」と述べています。

スターアライアンスは、高付加価値の国際的渡航を求めるお客さまに、シームレスでグローバルな航空サービスを提供することを目的に設立されました。エバー航空のお客様は、195カ国の1,345都市へ、1日21,900便就航する、28社のスターアライアンス加盟航空会社の持つグローバルネットワークへのアクセスが可能になります。
エバー航空の加盟により、台湾の高雄とインドネシアのスラバヤが、新たな就航地として加えられるだけでなく、年間渡航者数が2009年の300万人余りから2012年に約900万人に達した中国・台湾間市場におけるスターアライアンスのプレゼンスが向上します。さらに、台湾は地理的に、アジア・太平洋地域の全ての主要都市から近く、台湾桃園国際空港は同地域における重要なハブ空港になります。スターアライアンスは、アジア・太平洋地域全体で10のハブ空港（東京（成田・羽田）、ソウル（仁川）、北京、上海（浦東）、台北（桃園）、深圳、バンコク、シンガポール、オークランド）を提供することになります。

エバー航空は、搭乗券と手荷物のスルーチェックインを、スターアライアンス加盟航空会社が運営する接続便の最終就航地まで実施することにより、シームレスな渡航を提供します。お客様は乗継空港にて接続便のチェックインをする必要がなく、また現地の関税規定にて許可されている場合は、最終就航地での手荷物の引き取りが可能となり、大変便利です。

エバー航空の「Infinity MileageLandsフリークエントフライヤープログラム（FFP）」会員のお客さまは、全てのスターアライアンス加盟航空会社のフライトでマイレージ積算および償還が可能となります。MileageLands ダイヤモンドカードおよびゴールドカードの保有者は、全世界1,000のラウンジ利用、全てのスターアライアンス加盟航空会社における手荷物許容量の優待、手荷物優先受け渡しサービスなど、スターアライアンス ゴールド会員向けの特典を利用出来ます。同様に、他の全てのスターアライアンス加盟航空会社のFFP会員は、エバー航空のフライトに搭乗した際に、これらの特典を活用することが出来ます。
スターアライアンス加盟航空会社の一員として、エバー航空はスターアライアンスの多様な運賃の選択肢に組み込まれることになります。ビジネス渡航分野では、大手多国籍企業向けのスターアライアンス・コーポレートプラスの契約に、エバー航空のフライトを含めることが可能になります。過去40年間、海外貿易が台湾の産業成長を促進してきたことを背景に、多くの多国籍企業が台湾に拠点を持つようになっています。エバー航空は、台湾で年間200件以上開催される、会議やコンベンション業界向けの専用商品であるスターアライアンスのコンベンションプラス、ミーティングプラスサービスを提供することが可能になります。

また、この加盟により、スターアライアンスで最も人気の高い運賃商品である、スターアライアンス世界一周運賃（RTW）の魅力が増します。ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスが選択可能なこの運賃商品により、お客様は、28社の加盟航空会社によるネットワークを活用して世界中を旅することが可能になります。お客様が各航空会社のBook & Flyオンライン予約ツール、または旅行代理店を通して世界一周運賃（RTW）を予約する際、全てのエバー航空のフライトを活用出来るようになります。台湾は環太平洋地域に位置しているため、エバー航空は、太平洋海域のアジア諸国、カナダおよび米国の太平洋沿岸の主要国際ハブ空港、さらには南太平洋（主にオーストラリアおよびニュージーランド）をカバーする周遊旅行を可能にする、スターアライアンスサークルパシフィック運賃を提供できるようになります。

最後に大切なポイントとして、エバー航空は、他の全てのアジアベースのスターアライアンス加盟航空会社と共に、アジアパスに組み込まれます。この特別なクーポンおよびマイレージベースの運賃は、スターアライアンス加盟航空会社にてアジア地域を渡航する全ての国際的な渡航者を対象としており、お客さまにアジア全域にわたる国（バングラデシュ、カンボジア、中国、香港特別自治区、インド、インドネシア、日本、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、パキスタン、フィリピン、大韓民国、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナム）への渡航を可能にします。

スターアライアンスについて:
スターアライアンスは、1997年に世界で初めての正式なグローバル航空会社連合として設立され、世界規模のネットワークとシームレスなサービスを提供しています。エア・トランスポート・ワールド誌のマーケットリーダーシップ賞、ビジネストラベラー誌およびスカイトラックスによるベスト・エアライン・アライアンス表彰など数多くの賞を受賞し、高い評価を得ています。現在の加盟航空会社は、アドリア航空、エーゲ航空、エアカナダ、中国国際航空、ニュージーランド航空、ANA、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ-タカ航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、スカンジナビア航空、深圳航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、TAM航空、TAPポルトガル航空、トルコ航空、タイ国際航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズで、今後、エバー航空、の加盟が合意されています。スター アライアンスネットワークは、計194カ国の1,329空港へ、毎日21,900便以上の便を運航しています。

エバー航空について:
エバー航空は、1989年に、台湾初の国際線の民間航空会社として設立されました。エバーグリーン・グループの関連会社であり、グローバルな海運会社であるエバーグリーン・ラインの姉妹会社です。定期運航便を1991年に就航し、今日ではアジア、オセアニア、欧州、北米のビジネスおよび観光目的の就航地へとネットワークを広げています。アジア地域にて業界で最適のネットワークを整備し、台北でのワンストップで中国の主要都市を含めたアジアの大都市への渡航を可能にしています。また、エバー航空は、米国からアジアの就航地への接続便を他のどの航空会社より多く有しています。エバー航空は現在、MD-90sを7機、MD-11Fsを6機、B747-400sを6機、B747-400Fsを9機、A330-200sを11機、A330-300sを3機、A321-200sを4機、B777-300ERsを15機、合計59機のボーイング、マクドネル・ダグラス、エアバスの航空機を保有しています。エバー航空は、欧州、北米、アジアそしてオセアニアにわたり62の主要都市へと就航し、真にグローバルな航空輸送ネットワークを構築しています。