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    【メキシコ ユカタン半島】リゾートから至近の海釣り天国

    グランドスラムに出会うイスラ・ホルボッシュ

    ユカタン半島の北東端に位置し、透き通るような青のグラデーションが連なるカリブ海と、美しい白砂のビーチが広がるメキシコの観光都市・カンクン。首都メキシコシティーから飛行機で2時間ほどの洗練されたリゾートは、今や世界中から人々が訪れる。贅沢なホテルが建ち並ぶエリアがある一方、周辺はこの地に栄えたマヤ文明の古代遺跡群や自然・動植物の保護区も豊富。アクティビティや見どころにも事欠かず、まさに熱帯の楽園と呼ぶにふさわしい。

    白砂のビーチが続くカリブ海随一のリゾート都市・カンクン

    そんなカンクンの周辺は釣り場も多い。カリブ海は南赤道海流が大西洋から流れ込み、メキシコ湾流となって抜け出て行く通り道。沖のセイル&マーリンフィッシングから、沿岸部で楽しめるライトタックルの釣りまで、さまざまな魚に出会う場が広がっている。

    カリブ海を泳ぐバショウカジキ(セイルフィッシュ)。現地にはボートからカジキの仲間をねらう釣りツアーもある

    なかでも近年注目されている釣り場の1つは、カンクンから北西に車で3時間ほど移動した先にある、イスラ・ホルボッシュ(ホルボッシュ島)。スポーツフィッシングの世界で「フラットのグランドスラム」と呼ばれる、それぞれに高いゲーム性を備えたターポン、ボーンフィッシュ、パーミットという3種の魚が理想的な自然環境下でねらえる。特にターポンは大きいもので2mを超え、一帯はリゾート地でもあってジンベイザメウォッチングなどの観光もできる。

    海のスポーツフィッシングの王ともいわれるターポン。イスラ・ホルボッシュのターポンはその中でもワールドクラス。ヒットすると専用ロッドが巨大な力で絞り込まれる
    海のスポーツフィッシングの王ともいわれるターポン。イスラ・ホルボッシュのターポンはその中でもワールドクラス。ヒットすると専用ロッドが巨大な力で絞り込まれる

    海のスポーツフィッシングの王ともいわれるターポン。イスラ・ホルボッシュのターポンはその中でもワールドクラス。ヒットすると専用ロッドが巨大な力で絞り込まれる

    ボーンフィッシュはひとたびヒットすると強烈なスピードで走り回るフラットのスピードスター。フラットとは熱帯特有の浅い砂浜が続くエリアのことだ。砂浜に溶け込む保護色はゴースト(幽霊)と呼ばれるほどで、そんな相手を見つける目が抜群に良い現地のフィッシングガイドと二人三脚でねらっていく。パーミットは愛嬌も感じさせる風貌ながら、非常に警戒心が高く、釣りあげる難しさに関してはグランドスラムの中でも随一と評されている。

    ボーンフィッシュの和名はソトイワシ。このサイズでも目の覚めるようなダッシュを見せる。右が多くのアングラーを翻弄するパーミット
    ボーンフィッシュの和名はソトイワシ。このサイズでも目の覚めるようなダッシュを見せる。右が多くのアングラーを翻弄するパーミット

    ボーンフィッシュの和名はソトイワシ。このサイズでも目の覚めるようなダッシュを見せる。右が多くのアングラーを翻弄するパーミット

    島には水鳥などの野生生物も多い。水際に建つフィッシングロッジもリゾート感にあふれる
    島には水鳥などの野生生物も多い。水際に建つフィッシングロッジもリゾート感にあふれる

    島には水鳥などの野生生物も多い。水際に建つフィッシングロッジもリゾート感にあふれる

    ライトゲームも気軽に楽しめるアセンション・ベイ

    カンクンから車で南へ2時間。ユカタン半島東岸のアセンション・ベイも注目の釣り場だ。大きな湾の中に複数の島々とその周辺の浅い砂地のフラットがあり、迷路のような水路で複数の釣り場が繋がっている。こちらもグランドスラムのほかさまざまな魚たちが棲むが、特にボーンフィッシュの数は多く、疑似餌であるフライやフェザージグをよく追って食いつく。グランドスラムねらいの本格的な釣りも面白いが、他にもルアーを使った手軽な釣りでスナッパー、ジャック、バラクーダなどが果敢にアタックしてくる。

    ボーンフィッシュ入門にも最適なアセンション・ベイ。カンクンとはひと味違う静かなビーチも魅力だ
    ボーンフィッシュ入門にも最適なアセンション・ベイ。カンクンとはひと味違う静かなビーチも魅力だ

    ボーンフィッシュ入門にも最適なアセンション・ベイ。カンクンとはひと味違う静かなビーチも魅力だ

    いずれにしてもカンクンをベースにした釣りなら、オフの日を作ったり、釣り場までの移動途中の時間を使って、真水の泉「セノーテ」や古代マヤ文明を今に伝える「チチェン・イツァ」「トゥルム」などの有名遺跡を訪れることも可能。そしてカンクンではビュッフェスタイルのメキシコ料理やマルガリータを堪能しリゾートらしい時間にも浸れる。

    カンクン周辺にあるセノーテと呼ばれる複数の泉。太陽が差し込む朝にスノーケリングやダイビングを楽しめる場所もある

    本格的な釣りツアーで挑むもよし、家族や友人との観光旅行と合わせて楽しむのもよい。まさに釣り人の言い訳がたつディスティネーションがユカタン半島のカンクンだ。

    この旅のインフォメーション

    行き先

    ユカタン半島・カンクン周辺
    ユカタン半島・カンクン周辺

    ユカタン半島へは、日本から直行便のあるメキシコシティーに入り、国内線に乗り換えてカンクンへ。ANAの直行便で成田からメキシコシティーまでのフライトはおよそ12時間15分。メキシコシティーからカンクンまでは約2時間10分。

       
    気候(カンクン) 平均最高/最低気温(℃):32.7/24.4(5月)、33/25.2(6月)、33.4/25.2(7月)、33.6/24.8(8月)、32.7/24.7(9月)、31/23.8(10月)
    降水量(mm):116.7(5月)、142.1(6月)、95.2(7月)、142.7(8月)、189.8(9月)、173.5(10月)
    1年を通じて晴天率が高く、釣りは一年中可能。その中でもおすすめは5~8月。9~10月のハリケーンシーズンは避けたほうが無難。
    通貨・公用語 通貨はペソ。ただしカンクンはアメリカからの旅行者が非常に多く米ドルも流通性が高い。公用語はスペイン語。道路は日本と反対の右側通行。
    ビザ 180日以内の観光旅行はビザは不要。ただしメキシコでは機内又は現地空港で入手できるツーリストカードが必要。

    釣り場情報

       
    対象魚 ターポン、ボーンフィッシュ、パーミットなど。
    シーズン 一年中。

    ライセンス カンクン周辺の釣りライセンスは5ドルとされるが、通常はフィッシングガイド代に含まれる。
    タックル 大型のターポンフィッシング用には専用のフライタックルが必要。#12以上のシングルハンド・フライロッド、300m以上のバッキングラインを巻いた大型フライリール、400~500グレインのシンクティップラインもしくはフルシンキングライン。リーダー部分は16~30ポンドのクラスティペットに80~100ポンドのショックティペットを組み合わせた全長9フィート。フライはターポン用のトルードなど#6/0クラス。そのほかの小型ターポンや各種ゲームフィッシュの釣りには以下のフライタックルもしくはスピニングタックルがおすすめ。
    フライ:9フィート#8~10ロッド。WF8Fのフライライン。9~12フィート0X+ティペットのリーダーシステム。フライは#4~8のシュリンプパターン(クレイジーチャーリー、ガッチャ等)、#1~6のクラブパターン(マッククラブ、フォームクラブ等)、その他各種のストリーマー(ファイバーストリーマー、バニー、デシーバー、クラウザーミノー等)。
    ルアー:6フィート前後ミディアムアクションのスピニングルアーロッド。ラインは10~16ポンド。ルアーはフェザージグ(3~8g)、スイムベイト(3~9cm)、その他各種のミノー、ポッパー、ペンシルベイト。
    ウエア 日差しが強いので日焼け止め、偏光グラス、ハット、速乾性のある長袖シャツ、長袖ズボン。ボート釣りはスポーツサンダルで大丈夫だが岸釣りの場合は専用のフラットシューズが安心。その際はネオプレーンソックスを履くと靴ずれを予防できる。
    • 釣り場情報は2018年6月現在のものです。

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