コンテンツへ

    【北海道 標津町・忠類川】20年目を迎えたリバーサーモンの先駆け

    有効利用調査

    カラフトマスは最大75cm 5kg、シロザケは80cm 7kg超。そんな巨体が道内でも有数の急流を縦横無尽に走り回れば、誰だって夢中になる。 1995年、忠類川は国内で初めて川でサケ釣りを楽しめるようになったことで一躍脚光を浴びた。水産資源保護法により河川内でのサケ釣りは禁じられているが「漁業の免許を受けた者(中略)農林水産大臣もしくは都道府県知事の許可を受けた者が、当該免許又は許可に基づいて採捕する場合は、この限りではない」という部分を柔軟に解釈し、釣り人は"調査"のために"採捕従事者"として許可を受ける形で有効利用調査は実現した。当初は調査という形式上、釣りあげた魚はすべて管理棟に持ち込んで計測しなければならなかったが、現在は資源保護のため調査エリア23kmの全域がリリース区間になっている(死亡した魚、弱ってしまった魚については、1人1日2尾まで持ち帰り可能)。

    忠類橋上流。蛇行を繰り返す自然度の高い流れは、そこでロッドを振っているだけでも幸せを感じられるほど
    忠類橋上流。蛇行を繰り返す自然度の高い流れは、そこでロッドを振っているだけでも幸せを感じられるほど
    Kenji Nishi Photo
    金山橋の上流にある金山の滝では、6月下旬~7月末まで、サクラマスのジャンプが見られる
    金山橋の上流にある金山の滝では、6月下旬~7月末まで、サクラマスのジャンプが見られる
    Kenji Nishi Photo
    斜里岳周辺の山々から始まる忠類川は、針葉樹の原生林を抜け、オホーツク海に流れ込む。チュウルイとはアイヌ語で「激しい流れ」を意味する
    斜里岳周辺の山々から始まる忠類川は、針葉樹の原生林を抜け、オホーツク海に流れ込む。チュウルイとはアイヌ語で「激しい流れ」を意味する
    Kenji Nishi Photo

    魚だらけの川の中、求められるテクニック

    例年、カラフトマスは8月中旬から川をさかのぼり始め、9月末までシーズンが続く。シロザケは9月初旬から混じり、11月上旬までソ上が見られる。シロザケとカラフトマスのソ上ピークが重なると、透明度の高い川の中は魚だらけという様相を呈する。そうなると簡単に釣れそうな気がするが、口を使わせるにはそれなりのテクニックが求められる。緩流帯に付いている魚はルアー&フライに反応しにくく、ポイントは瀬を中心に探るのがベター。流速のある瀬でしっかりと底をとり、魚の鼻先にルアー&フライを流すのがバイトを得る近道だ。また、タイミングも釣果を大きく左右する。ソ上してきたばかりのフレッシュな群れはルアー&フライに反応がよい。フレッシュな群れに出会える可能性が高いのは雨後の増水時。そんなタイミングをめがけて出掛けるのは難しいかもしれないが、釣獲調査は1人何回でも可能で当日キャンセルも問題ない。行けそうな日は申込みだけでも先にしておくとよいだろう。

    水の透明度はとても高く、魚を見つけるのは比較的容易。ソ上のピーク期になれば、「こんなにいるのか」と驚くかもしれない
    水の透明度はとても高く、魚を見つけるのは比較的容易。ソ上のピーク期になれば、「こんなにいるのか」と驚くかもしれない
    Kenji Nishi Photo
    セッパリマスやラクダマスとも呼ばれるカラフトマスのオスは、成熟してくると背中が盛り上がってくる。シーズン初期のメインターゲット
    セッパリマスやラクダマスとも呼ばれるカラフトマスのオスは、成熟してくると背中が盛り上がってくる。シーズン初期のメインターゲット
    Kenji Nishi Photo
    フレッシュなシロザケ
    フレッシュなシロザケは本当に強い。
    この一尾は上流に走った後、30mほど下ってアングラーを翻弄した
    Kenji Nishi Photo
    無料で利用できる「サケチャリ」
    無料で利用できる"サケチャリ"。上流に向かう際に便利だ。乗り捨てOK
    Kenji Nishi Photo
    石が赤く塗られている周辺は要チェック。これは実績のあるポイントを示している
    石が赤く塗られている周辺は要チェック。これは実績のあるポイントを示している
    Kenji Nishi Photo
    管理棟にはヒグマの出没に関する情報が掲示されている。必ず確認したい
    管理棟にはヒグマの出没に関する情報が掲示されている。必ず確認したい
    Kenji Nishi Photo
    下流にある管理棟。まずはここで受付をすませ、最近の釣果情報をゲットしよう
    下流にある管理棟。まずはここで受付をすませ、最近の釣果情報をゲットしよう
    Kenji Nishi Photo

    この釣り場へのアクセス

    忠類川

    根室中標津空港からレンタカーを利用する場合、忠類川までは約30分と至近。女満別空港と釧路空港からなら約2時間。

    釣り場情報

    〈忠類川/シロザケ・カラフトマス〉

       
    調査区域 忠類橋上流~金山橋下流
    調査期間 8/10~11/3(毎週木曜は調査休止日)
    利用料 1日利用券4,000円(高校生以下500円)、1日券ファミリー(親2名と高校生以下の子ども2名)5,000円、1日券カップル(男女ペアで利用可)6,000円、3回利用券9,000円、シーズン利用券15,000円(高校生以下2,000円)、午後利用券2,000円
    問合先 忠類川事務局(TEL:0153-82-2341)、
    標津町役場(TEL:0153-82-2131)、
    忠類川ホームページアドレス(http://www.salmon.jp/
    参加までの流れ 釣獲調査に参加するには事前申し込みが必要。『忠類川サケ・マス有効利用調査実行委員会』発行の参加申し込み用紙に必要事項を記入のうえ、郵送またはFAXで申し込む。受付後に郵送される「承認証」を標津町内の利用券販売所または現地管理棟で提示し利用券を購入する。
    ただし、シーズン利用券については口座振込のみ対応。なお、「承認証」はシーズン中いつでも有効。利用券を購入すれば、何度でも釣獲調査に参加できる
    交通 根室中標津空港から道道774号を標津方面へ。R244を忠類方面に進んで約7kmで忠類橋
    • 釣り場情報は2014年度のものです。

    ANAからのおすすめ

    早めの予約でおトクなプランをご紹介。旅に出かけよう!

    もっと世界へ、もっと羽田から。

    「てのひらANA」すべてのシーンでお客様のモバイルデバイスがお客様をサポート!

    戻る
    進む

    この記事に関連するおすすめ

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む
    ×

    「いいね!」で記事へリアクションできるようになりました。