然別湖の釣りポイント
大雪山国立公園唯一の自然湖である然別湖。
この湖には固有種であるミヤベイワナを中心に、かつて放流されたニジマスやサクラマスも野生化して生息する。貴重な自然が残された湖なので、解禁期間が設定され、1日に限定50組の釣り人しか入ることができない。シーズンは2つに分かれ、初夏が1stステージ、秋が2ndステージになる。それだけに人気が高く、美しい魚体を求めるリピーターが多い。
01:アイサ岬
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス |
人気度 | ★☆☆ |
アクセスのしやすさ | ★★★(ボート) |
岸際から急深のエリア。良型のミヤベイワナ、ニジマスの居着きポイントだ。1stステージではミヤベイワナ、2ndステージではニジマスが釣れる傾向がある。条件さえよければ岸ギリギリまで接岸する姿が見える。陸生昆虫の落下が多いのでドライフライの釣りが面白い。風が西寄りの時に追い風。岬の北側は禁漁区なので注意。
02:湯ノ花岬
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス |
人気度 | ★☆☆ |
アクセスのしやすさ | ★★★(ボート) |
岬の周辺は急深。岬の周辺および沖合の深場では良型ミヤベイワナの実績がある。ミヤベイワナはスローリトリーブが効果的だ。西寄りの風に追い風。観光船が定期的に通過するのでボートの操船に注意が必要。
03:思い出岬
対象魚 | アメマス、ニジマス |
人気度 | ★★☆ |
アクセスのしやすさ | ★★★(ボート) |
岬の突端に棚状の浅場があるが、その他は岸から急深。ニジマスが比較的に多いエリアだ。岸際のオーバーハング下でライズするようすが見られる。沖めの深場はミヤベイワナのポイント。西寄りの風の時に追い風になる。
04:旧北電保養所前
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス |
人気度 | ★☆☆ |
アクセスのしやすさ | ★★★(ボート) |
岸から急深のエリア。オーバーハングの木立から、エサとなる昆虫がよく落下する。アウトレットが近いためエサも流れ込みやすい。回遊する大型ニジマスの実績が高い。表層に大型のフライやルアーを浮かべるのが効果的だ。西風、南風の時に追い風になる。
05:虹色岬
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス |
人気度 | ★★☆ |
アクセスのしやすさ | ★★★(ボート) |
岸から2mほどがカケアガリで急深。大型ニジマスの実績が高いポイント。カケアガリ付近を沈めてリトリーブするのが効果的。1stステージ時には居着きのブラウンバックと呼ばれるミヤベイワナも多い。南寄りの風の時に追い風になる。
06:ウグイス湾奥
対象魚 | アメマス、ニジマス |
人気度 | ★★★ |
アクセスのしやすさ | ★★☆(ボート) ★★★(渡船) |
湾奥の岸はやや遠浅で立ち込みができるエリア。数メートル先のカケアガリ付近をミヤベイワナ、ニジマス、サクラマスが回遊する。魚種が多いのも特徴。1stステージの6月中旬~7月上旬にはモンカゲロウのハッチもありライズも見られる。リトリーブ、浮かべて待つ釣り、状況に合わせて対応する。西風、南風時に追い風になる。
07:カルガモ岬
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス |
人気度 | ★★☆ |
アクセスのしやすさ | ★★☆(ボート) |
なだらかな地形の岬。左岸は岸際から急深で右岸側は数メートルの浅瀬がある。どちらもカケアガリ付近から沖めで回遊するミヤベイワナ、ニジマス、サクラマスがねらえる。暖かい日には浅場まで魚が入り込んでライズする姿が見られる。モンカゲロウのハッチもある。7月に入ると大型のドライフライ、セミルアーなどで大型のニジマスの実績がある。南東方向の風の時に追い風。
08:シャクナゲ岬
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス |
人気度 | ★★☆ |
アクセスのしやすさ | ★★☆(ボート) |
岬の周りはカケアガリが数メートル沖にあり、然別湖の岬としてはややなだらかな地形になっている。そのためヒットポイントも岸から沖まで広範囲にある。カケアガリ付近を魚が通過する。6月中旬から7月上旬にかけてモンカゲロウのハッチがある。東寄りの風の時に右の音更湾に落下した昆虫などが岬を通過するのでチャンスが広がる。
09:音更湾南岸
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス |
人気度 | ★★☆ |
アクセスのしやすさ | ★☆☆(ボート) |
大きな湾の南側、比較的直線の湖岸が続くポイント。岸から数メートル先にカケアガリがある。木々の枝が湖面に張り出したオーバーハングが多い。サクラマスの回遊ポイントだ。魚食性の強いサクラマスには小魚系のストリーマーやルアーが有効。南寄りの風の時に追い風になる。
10:音更湾インレット
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス |
人気度 | ★★★ |
アクセスのしやすさ | ★☆☆(ボート) ★★☆(渡船) |
湾の南東の角、山側から流れる沢(伏流水)のインレット付近。水生昆虫のハッチは湖でも随一。6月中旬から7月初旬のモンカゲロウ、同時期にトビイロカゲロウ、カディスのハッチと続く。インレットから岸に沿って北岸へとやや遠浅が続く。シャローにはミヤベイワナ、ニジマス、サクラマスが回遊してライズも多くみられる。南東から東寄りの風の時に追い風になる。
11:音更湾北側ワンド
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス |
人気度 | ★★★ |
アクセスのしやすさ | ★☆☆(ボート) ★★☆(渡船) |
湾の角が砂地の遠浅で周辺が岩場の地形。良型サクラマス、大型ニジマスの実績が高い人気ポイント。6月中旬から7月上旬にはモンカゲロウ、トビイロカゲロウの水生昆虫のハッチがある。カケアガリ付近では大型のセミなどのドライフライやルアーも有効。北東方向からの風に追い風になるエリア。
12:イワナ岬
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス |
人気度 | ★☆☆ |
アクセスのしやすさ | ★☆☆(ボート) |
岬の突端から左岸はわずかに立ち込みができる浅瀬があるが、その先は急深。立ち込みは不可なのでボートから丹念にねらうと良型のミヤベイワナに出会える確率が上がる。北寄りの風の時に追い風となる。
13:唐沢湾
対象魚 | ミヤベイワナ、ニジマス、サクラマス |
人気度 | ★★☆ |
アクセスのしやすさ | ★★☆(渡船) |
渡船専用のエリアで、比較的に遠浅が続く。湾奥の砂地が最も遠浅で、フライによるキャスティングは容易。モンカゲロウ、カディスなどの水生昆虫のハッチも多く、岸近くまで魚が回遊する。ミヤベイワナ、ニジマス、やや沖めでサクラマスがヒットする。ワンド間のなだらかな岬の周辺はライズも多い。北風、東風の時に追い風となる。湖北側の禁漁エリア内で、唯一釣りができるポイント。
- このページの情報は2018年8月現在のものです。