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【高知県・仁淀川の釣り旅】ゆたかな川文化、土佐の和紙・土佐の地酒

「高知・仁淀川」釣り旅の記録

SCENE 01
坂本龍馬と志士たちの足跡
SCENE 02
ゆたかな川文化、土佐の和紙と地酒
SCENE 03
三段引きの若アユがサオを絞る
SCENE 04
究極の仁淀ブルー安居川の釣り
SCENE 05
カツオのたたきと海山の珍味
SCENE 06
そしてまた、仁淀川に立つ

“ゆたかな川文化、土佐の和紙と地酒”

仁淀川は、西日本の最高峰・標高1982mの石鎚山を源流として黒潮の土佐湾に注ぐ、全長124kmの大河である。
大河であるにもかかわらず、一級河川水質ランキングでは常に上位にあり、平成22年・24年・25年度の第1位。
その水は清く輝き、奇跡の清流“仁淀ブルー”と呼ばれている。

仁淀川
仁淀ブルーの清流に立ち込んでアユを釣る
仁淀ブルーの清流に立ち込んでアユを釣る。
釣り人なら、人生で一度はこんな至福、こんな心の贅沢を味わいたい。アユのほか、アマゴも釣れる
片岡沈下橋
仁淀川には沈下橋も残り、いまも生活道路として利用されている。本流には6本の沈下橋が架かり、災害から人々の暮らしを守る。写真は橋長147mの「片岡沈下橋」で、下流の瀬はアユ釣りの人気ポイントのひとつだ。
釣りの足として活躍してくれたのはHondaステップ ワゴン。大人4人乗車で、アユ釣り道具3人分のほか大きな荷物も余裕で積み込めた
「土佐和紙工芸村」で紙すきを体験
釣りの合い間に、「土佐和紙工芸村」で紙すきを体験。スタッフの丁寧な指導で、ハガキや色紙などを制作。実際の体験・制作時間は30分程度。色紙づくりは600円( 2枚)。乾くまで1~2時間かかるので、その間また釣りをして帰りに回収(TEL:088-892-0127)

この仁淀ブルーの水は昔から、“生活の水・命の水”として、流域の人々とともにあった。
川沿いの町・いの町は、仁淀川の清流を利用した「土佐和紙」で知られる。発祥は平安時代。江戸末期から明治にかけては和紙生産量日本一を誇った。現在は国の伝統工芸品の指定を受け、「土佐和紙工芸村」では伝統の“紙すき体験”ができる。

水はまた、土佐の酒造りにもいかされている。
「南国高知は高温多湿の気候で、必ずしも酒造りに恵まれた環境ではありません。それでも、酒造は県内に18軒もあります。仁淀川をはじめとした水質のよい水に恵まれていることが大いに関係していると思います」

こう語るのは、明治5年創業の酔鯨酒蔵工場長であり、理学博士の能勢晶さんだ。厳しい酒造り環境の中で生まれた土佐の酒は、料理とともに味わう酒として親しまれてきた。
「高知の酒は、料理の邪魔をしないすっきりした味わいに特徴があります。"酔鯨"の場合、純米酒は余計な主張をしない切れ味のあるあと味。純米吟醸は軽やかな旨みと鋭い酸味が魚介類の味をひき立てます。純米大吟醸でも、香りは穏やかにとどめ、甘さも控え目です」(能勢さん)

米や酵母、杜氏の技ももちろんだが、水の恵みをいかした酒造りといえるだろう。

土佐和紙
酔鯨 純米大吟醸 山田錦
土佐の酒は、土佐の食文化とともに発展。老舗の「酔鯨酒蔵」も無二究極の"食中酒"を探求し、酸味を根幹にした"旨口辛口"をめざす。
純米酒は精米歩合60%以下、純米吟醸は50%以下、そして純米大吟醸は40%以下と自社基準を定める。『酔鯨 純米大吟醸 山田錦』は最高峰の原料米・兵庫県産山田錦を使用し、精米歩合は30%。控え目ながらふくよかな余韻を残す香りと旨味は、まさに究極。酒造では平日限定で試飲販売もしている(TEL:088-841-4080)
  • このコンテンツは、2015年7月の情報をもとに作成しております。
ライター:世良 康
写真:浦 壮一郎
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