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    【沖縄・本部半島の釣り旅】那覇で知る琉球の栄華と庶民の味

    SCENE 01
    エメラルドの海を望む豊穣の半島
    SCENE 02
    南国の王様、アオリイカを陸からねらう
    SCENE 03
    神様の住むビーチとフクギ並木を歩く
    SCENE 04
    釣れるほどに楽しいトロピカルフィッシュ
    SCENE 05
    那覇で知る琉球の栄華と庶民の味

    “那覇で知る琉球の栄華と庶民の味”

    沖縄のアダムとイブ伝説が伝わる古宇利島、さらに釣り場も豊富な伊江島など、
    本部半島にはほかにも注目の観光地や釣りスポットが目白押し。
    伊江島については、ANA釣り倶楽部「秋のおすすめフィールド」でも詳しく紹介しているので、ぜひあわせてご覧いただきたい。
    とはいえ、せっかく沖縄を訪れたら、旅の玄関口である那覇もまた一度はじっくりと巡ってみたいものだ。

    首里城正殿
    1992年に復元された首里城正殿。琉球建築の粋を集めた彩色と構造による建物は内部も見学できる

    首里城は本部方面からの帰路で使用する高速道路の終着点・那覇ICからも近い。1879年に最後の国王・尚泰が明治政府に明け渡すまで約500年もの長きにわたって、海洋国家・琉球の政治・外交・文化の中心地として栄え続けた場所だ。
    その姿は、グローバル化が進む現在の世界にあって、むしろ古くなるのではなく、これからの沖縄の可能性を示しているかのよう。

    首里城は沖縄風水で「最上の土地」とされる敷地に建造されたといわれ、いわば最強のパワースポット。釣り旅の合間に訪れれば、きっとよいことがあるだろう。復元がすすむ建物の一部は、沖縄の歴史を学びながら内部を見学できるようになっている。

    園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
    城内にある礼拝所のひとつ「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」。
    門の向こう側に広がる森と手前で世界を分けていたという
    世界文化遺産に登録されたことを示す証書のレプリカ
    園比屋武御嶽石門が世界文化遺産に登録されたことを示す証書のレプリカ
    公設市場(那覇市第一牧志公設市場)
    沖縄の繁華街、国際通りから伸びるアーケード内にある「公設市場(那覇市第一牧志公設市場)」。魚も肉も加工品も沖縄の食材ならなんでもそろう。古くは戦後の闇市からスタートし、現在は創業50年~60年の家族経営の店がほとんど。沖縄の賑わいがこの一角に凝縮されている
    色も柄も日本のほかの地域ではほとんど見られない魚たちのオンパレード

    そして、沖縄の地魚も多く集まる泊(とまり)港の「泊いゆまち」は、那覇市民が夕飯のおかずを買い物にくる魚市場。色も柄も日本のほかの地域ではほとんど見られない魚たちのオンパレードは、眺めているだけでも楽しくなる。

    さらに、那覇で一番の繁華街である国際通りの一角にある「那覇市第一牧志公設市場」は、外国からの観光客も多く訪れる一大人気スポット。沖縄産の鮮魚・精肉・青果・海産物などが何でも手に入り、さらに地元の食を堪能できる食堂が充実している。場内で買った新鮮な魚をそのまま調理してもらい、美味しく食べることも可能だ。

    市場内の食堂にて
    市場内の食堂にて。左から時計周りに「ラフテー(豚の三枚肉の煮込み)」「中身汁(豚のモツ汁)」「イカ墨汁」「ゴーヤチャンプルー(ニガウリの炒め物)」「グルクンの空揚げ(沖縄で人気ナンバーワンの庶民の魚の空揚げ)」

    威勢のいい売り子の掛け声を聞きつつ、ついつい注文を増やしてしまう料理の数々を平らげれば、食欲の面でも沖縄を満喫できること請け合い。

    サーターアンダギー(小麦粉を練って作った揚げ菓子)を片手に、空港までの帰路、沖縄旅行のお土産捜しにぶらりと散歩するだけでも楽しい。

    青い海、厳かな自然、そしてエネルギッシュな人々。 美ら海への釣り旅は、心をすっきりと洗ってくれつつ、 気力と活力を訪れる人に与えてくれる。

    アクセス&釣り情報

    羽田空港から那覇空港まではANAの定期便で約2時間50分。那覇空港から本部半島まではレンタカーを利用する。
    沖縄自動車道を利用して那覇市内から本部町まで2時間ほど。

    釣り情報

    〈アオリイカ〉

    陸地からのエギングは11~2月頃がよいシーズンになる。
    タックルは一般的なエギングタックルでねらえる。ディープエギングは、アベレージで3~4kg、超大型で5kgに迫るモンスター級のアオリイカを船からねらう。
    釣り場は伊江島近海の水深30~120m前後で、ベストシーズンは12月~7月(特に3~6月)。釣り方は3.5~5寸の餌木に、15~40号のオモリを付けてねらう

    〈オキナワオオタチ〉

    水深200m前後で、平均140~160cm、時には180cmを超える巨大なタチウオ(オキナワオオタチ)をねらう。
    シーズンは通年だが、ベストシーズンは、10月~2月下旬。
    釣りはタチウオが浅い水深に浮いてくる夜間をねらうため、夕方から始める半夜釣り。タチウオ用のテンヤ(60号)のほか、ジギング(80~300g)やテンビンのエサ釣り仕掛け(オモリ200号前後)でねらう

    〈そのほかの近海五目釣り〉

    グルクン、ミーバイ、タマン、カツオなど、伊江島近海の水深20~100m前後で、季節ごとにねらえる近海の魚をねらう。
    釣り方はサビキ仕掛け・ドウヅキ仕掛け・テンビン仕掛けなどのほか、フカセ釣りや泳がせ釣りなど状況に応じてどんな釣りでも可能。

    釣りものを選ばなければ通年楽しめる
    釣り道具のレンタルも行なっており、手ぶらで出掛けても大丈夫。
    詳しくは本部町の船宿「七海丸(キャプテンズオキナワ)」まで
    (http://okinawa-captains.com/)

    • いずれの釣りも天候によって船が出せない場合があります。
    • このコンテンツは、2015年3月の情報をもとに作成しております。
    写真:津留崎 健

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