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【栃木県・大芦川】関東随一と称される清流の釣り場

ヤマメ釣り入門にも最適な流れ

栃木県の鹿沼市と日光市の境にある地蔵岳付近の山々を水源とする西沢と、鳴虫山周辺の山々を水源とする東沢の2つを合わせ、栃木県鹿沼市の西方を流れる大芦川。都内からでも車で2時間、川沿いに道があり、アクセスが非常によいという条件を備えながら、淵をのぞくと青いエメラルドグリーンに輝く流れは、関東屈指の清流と呼べる水質を誇る。また、この流れはかつて流域にダムが建設される危機があった中で、地元西大芦漁協の組合長(当時)をはじめとする、断固とした反対運動によって守られたという経緯がある。

風景写真:大芦川の上流部にて釣り
磨かれた岩に囲まれ美観をなす大芦川の上流部。テンカラでヤマメをねらう

そんな大芦川は春のヤマメ釣りでシーズンが始まる。一般的な釣り場は上流の東沢と西沢の合流から下流7~8㎞くらいまでの区間で、決して長い流程ではないが、3月下旬の解禁初期も周囲よりも水量のある深場をていねいにねらうと、冬越しのきれいなヤマメがねらえる。この区間には旧西大芦小学校や漁協事務所もあり、足もともよく釣りやすいので、渓流釣り入門にも最適な環境になっている。

魚の全身写真:釣り人の手の中の大芦川のヤマメ
うっすらと赤みを帯びた線が入る大芦川のヤマメ
風景写真:川
ヤマメ釣りは春のまだ早いうちから楽しめる

天然ヤマメも豊富な川だが、解禁からアユ釣りが開幕する前までの5月まではヤマメの成魚放流もあり、その量は県内でも随一。こうした取り組みも釣り場を支えている。

魚の写真:イワナ
ヤマメも多いが、上流部の少し流れの緩い場所をねらうとイワナも顔を出す

清流で育つ香り高いアユ

そして、同じ区間で6月下旬になると、今度は清流のアユ釣りが楽しめるようになる。大芦川は利根川水系渡良瀬川支流の思川のさらに支流にあたるため、天然ソ上は望めず、釣れるアユはすべて放流魚となるが、ヤマメと同様に7㎞ほどのエリアに多数の魚が放され、アユの放流密度は県内屈指となっており、そのため魚影はいたって濃い。釣り場のどこでサオをだしても釣果が期待できるが、なかでもおすすめは下流の神舟神社から上流の小川橋までの区間になる。

風景写真:大芦川の渓流でのアユの友釣り
渓流の趣の中で楽しめる大芦川のアユの友釣り。木々がせり出している場所も多いので、アユザオの中では短めのものが使いやすい

サオはアユザオとしては短めの8mクラスが使いやすい。いずれにしても危険な流れもなく、駐車スペースと入川口も多いので、ヤマメ同様にアユ釣りの入門にも好適な流れだ。

釣りの写真:タモの中にアユ
オトリのアユに体当たりしてきた野アユを掛ける友釣り。最後は2尾まとめてタモでキャッチ
魚の全身写真:釣り人の手の中の大芦川のアユ
清流に育つ大芦川のアユは、姿もよく、食味も全国規模の品評会で受賞歴を持つ折り紙付きだ

そして清流に育つ大芦川のアユは、その食味のよさに定評がある。サイズはやや小ぶりのものが多いが、大芦川のアユは背ビレが長く、ヒレの色も鮮やかな黄色で姿も美しいことで知られ、食べてはハラワタの苦味、甘みがあって、香りもよく、清流のアユ釣り河川が多い栃木県にあっても屈指。実際にアユの食味コンクールである「清流めぐり利き鮎会」でも、これまでに準ブランプリを獲得している。
なお、夏の大芦川は休日の川遊びでも人気。天気が悪く人出の少ない時や、川遊びの人たちが帰った夕マヅメをねらうと思わぬ大釣りをできることもあることは覚えておいて損はない。

この釣り場へのアクセス

大芦川

東京国際(羽田)空港からレンタカーを利用。東北道で鹿沼市方面へ

釣り場情報

〈大芦川/ヤマメ〉

解禁期間 3月下旬~9/19

遊漁料

1日1,700円
管轄漁協

西大芦漁協(https://www.facebook.com/nishioashi.fish

〈大芦川/アユ〉

解禁期間 6月下旬~10/31

遊漁料

1日2,400円(解禁日は2,700円)
管轄漁協

西大芦漁協(https://www.facebook.com/nishioashi.fish

  • 釣り場情報は2020年6月現在のものです。

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