ボートの乗り方
トラブルなく釣りやすいのは できるだけ幅広のボート
「ボート釣り」と聞くと釣り初心者にはハードルが高いように思われるかもしれないが、心配は無用。足場のいい桟橋から乗り込めるので、スニーカーやサンダルでOKだし、難しいことはない。
レンタルボートの受付は桟橋にあることもあれば、陸上の店舗で行なうこともある。「天狗岩」ではコロナウイルス感染防止に考慮してビニールの仕切りとアルコール消毒液が用意されている。
ワカサギ釣りで乗るボートは「レンタルボート」が主流なので自分のボートを持っていなくても全く問題ない。湖にあるレンタルボート店の桟橋に係留してあるボートを貸してもらえる仕組みだ。ボートは1日3000円前後でレンタルできる場所が多い。わからないことがあれば店主が教えてくれる点もレンタルボート釣りの長所だ。
ボートの予約は事前に電話でしておいたほうが安心。当日飛び入りでレンタルボート店に行っても船が空いていれば問題なく貸してもらえるが、土日などは埋まっていることもある。一部のボート店ではウェブによる予約も受け付けているが、一般的なのは電話だ。
釣行当日はレンタルボート店の受付で乗船名簿を書いて料金を支払ったあとで船に乗り込むスタイルが多い。
ボートは3~4mのものが多く、幅が広いほど湖上で安定する。大型船の引き波がきたり、乗っている人が船上でバランスを崩したりしても揺れにくいので、釣り入門者はできるだけ幅が広いボートをレンタルするといいだろう。
船の乗り方で注意すべき点を紹介しよう。まずライフジャケットは必ず着用すること。万が一落水した際に浮力となってくれるので溺れる心配が減る。そして乗り込みの際や船上で移動するときはできるだけ「中央に近い場所」を踏むことを意識しよう。端に重みが乗ると船が傾いてしまい安定しにくくなってしまう。釣りの最中は船べりに身体を寄せるため船がどちらかに傾くが、座っているので大丈夫だ。そのほか、ボートのタイプや湖によっては個別の注意点がある場合もあるのでレンタルボート店で初めてであることを伝えて話を聞こう。
ボートは手漕ぎするのが一般的(公園などの貸しボートと同じ)だが、湖によってはよく釣れるポイントまで引き船で連れて行ってくれる。どちらの場合も船外機などを用いなければ船舶免許は不要だ。手漕ぎボートで自分でポイントを選ぶ場合はレンタルボート店でオススメを聞くとよい。ワカサギ釣りが盛んな湖では有望な場所にロープやブイなどの目印があることが多い。ちなみに上級者になると魚群探知機で群れを探すこともある。
- このコンテンツは、2020年9月の情報をもとに作成しております。