コンテンツへ

    【石川県・能登半島】ボートで奥能登を満喫

    1時間のフライトでアクセス

    雄大な自然に囲まれた北陸は、訪れる人の心を癒す美しさを持つ。とりわけ石川県の能登半島北部は絶景スポットが多く、釣りに関しても国内でも指折りのポテンシャルを誇る。それでいて関東圏からのアクセスは抜群。のと里山空港の名前で親しまれる輪島市の能登空港までは、羽田空港からわずか1時間のフライトだ。空港にはレンタカーが用意されているので、奥能登のホテルや旅館を利用することで内容の濃い釣行プランが立てられる。能登空港を利用する観光客に宿泊料金を割り引く助成制度を設けている町も多い。

    能登半島は、外洋に面した荒磯が広がる能登外浦と、富山湾に面した静かな能登内浦に分けられる。今回スポットを当てるのは、一年を通して釣りが楽しめる能登内浦の七尾湾一帯。能登半島と能登島に囲まれているので湖のように穏やかな日が多く、郷愁を誘う里山の風景を愛でながら趣き深い釣りを堪能することができる。初夏は新緑と海のコントラストが美しく、晩秋は対岸にそびえる剣岳をはじめ雪で白く染まった北アルプスの山々に息をのむことだろう。

    奥能登の海の様子
    冷え込みの厳しい朝に見られる海の霧「気嵐」は実に幻想的だ。奥能登の海に浮かべば自然をダイレクトに感じることができる
    奥能登の海につ釣り糸を垂らす釣り人の様子
    奥能登は自然が豊かでロケーション抜群。陽気に恵まれた日はサオを出しているだけでも日頃たまったストレスが霧散する

    1泊2日で釣り三昧

     奥能登の自然を感じながら釣りに興じたい人におすすめしたいのが、自由度の高いチャーターボートの釣り。仲間内で小型の遊漁船を貸し切るスタイルなので、乗合船のように周囲の同船者に気兼ねすることなく好みの釣りを満喫できる。釣り道具に関しては遊漁船のレンタルを活用すれば、ほぼ手ぶらで出掛けることが可能だ。
    七尾湾で多くのファンに支持されているチャーターボートが、穴水港から出船する「アルベルト・フィッシングサービス」。最大5人まで乗船できる奥能登の老舗的な存在で、優しい人柄の米田船長が出迎えてくれる。たとえ釣りの経験に乏しいビギナーでも、丁寧にレクチャーしてくれるので安心だ。例年1月から3月いっぱいは冬季休業するのだが、今冬(2021年1月現在)は休まず出船しているとのこと。冬季は海が荒れる日が多いので出船機会が限られるものの、1月中旬の時点でタイラバと呼ばれるルアーを使ったマダイ釣りが楽しめるそうだ。また、エサ釣りでは刺身や煮つけにすると美味しいウマヅラハギもねらえる。越冬中のウマヅラハギはキモが大きく膨らんでいて食味は申し分ない。
    ちなみに穴水港は空港から車で20分ほどの距離なので、午前の便で到着したら昼には出船できる。そして奥能登の宿に泊まり、翌早朝から再びボートに乗り込んで七尾湾で釣りに興じ、夕方の便(2021年2月28日まで欠航予定)で羽田空港に戻る。そんな無理なく奥能登を満喫できるプランがおすすめ。

    米田船長
    奥能登の釣りに精通する米田船長。乗船した人に楽しんでもらうため一生懸命ガイドしてくれる
    船上にて釣り人がタイラバを釣り上げている様子
    いろいろな釣りが穴水沖で体験できる。タイラバやエギングをはじめメニューは盛りだくさん
    魚の全身写真:タイラバ
    タイラバは周年楽しめ、春と秋には80㎝を超える大型マダイも顔を出す

    国内指折りの秋アオリ

    七尾湾のターゲットは四季折々だが、中でも大いに盛り上がるのがアオリイカ。秋になると餌木というルアーで釣れるまでに成長した新子のアオリイカがわんさとわく。その数は国内一と評する有名アングラーも多い。9月15日の解禁日は毎年お祭りとなり、七尾湾に数え切れないほどの船が浮かんで新子のイカを釣るエギングを楽しむ。
    育ち盛りのアオリイカは食欲旺盛で、ためらいなく餌木に抱き着いてくる。序盤の9月中旬から10月にかけて穴水沖でボートを流そうものなら、連続ヒットで釣れすぎてしまうほどだ。餌木を沈めてボートで引っ張るだけなので特別に難しい技術は必要なく、まったくの初心者であってもボウズはないといえるほどなので、ボートエギングに興味がわいた人は一度体験してほしい。初秋は浅い場所を流していくので手返しもよく簡単で釣りやすい。次々とサオが曲がる至福の時間を過ごすことができるはずだ。

    釣り人がアオリイカを釣り上げている様子
    ボートを流して底近くまで沈めた餌木を引っ張ると、次々にアオリイカがヒットする。半日で50パイ以上釣れる日もある
    全身写真:アオリイカ
    アオリイカは驚くほど成長が早く、小型の数釣りに沸く9月から2ヶ月で800gクラスまで大きくなる
    全身写真:キジハタ
    穴水沖はキジハタの魚影も多く、エギングやタイラバのゲストとして頻繁に釣れる。ジギングで専門にねらうとおもしろい

    新鮮な釣果に舌鼓を打つ


    釣りたての新鮮なアオリイカや魚は、せっかくだからその日のうちに頂きたい。そんな人は釣った魚を調理してくれる旅館に泊ろう。奥能登に通うコアな釣り人が利用する「田ノ浦荘」は、穴水の港から車で40分ほど走った宇出津にある格安の料理民宿で、持ち込んだ釣果をサービスで調理してくれる。ちなみに旅館の前に広がる田ノ浦でも、いろいろな釣りが楽しめるからたまらない。
    最後に奥能登を訪れるなら「能登丼」は食べておきたい。能登丼は奥能登の飲食店が提供しているご当地グルメの丼で、奥能登のコシヒカリや能登牛、能登の海で獲れた旬の魚介類などをふんだんに使っている。穴水港に近い「福寿司」の能登丼は、魚にうるさい釣り人の間でも人気だ。これでもかと新鮮な刺し身が盛られた福寿司の能登丼をぜひ食べてほしい。最高の気分で帰路に就けるだろう。

    田ノ浦荘の玄関の様子
    夕方まで釣りを楽しんだあとは、旅館や民宿で釣った魚を調理してもらえれば最高の晩餐となる。予約時に確認しておくとスムーズ
    田ノ浦荘なら好みに応じて釣った魚やイカを調理してくれる。実に嬉しいサービス。ついつい酒がすすむ
    穴水に出掛けるたびに食べたくなる福寿司の能登丼。能登の港で朝に揚がったものばかり

    この釣り場へのアクセス

    能登半島穴水沖での釣り人の様子

    能登空港から県道303、1号線を経由して穴水町まで車で約20分

    釣り場情報

    〈能登半島 穴水沖〉 春/マダイ、タケノコメバル 夏/クロダイ、キジハタ、ブリ、アジ 秋/アオリイカ、マダイ、キジハタ 冬/マダイ、ウマヅラハギ

       
    問合先 チャーターボート/アルベルト・フィッシングサービス(TEL:090-1315-6763)
    宿泊/田の浦荘(TEL:0768-62-0332)
    能登丼/福寿司(TEL:0768-52-1032)
    • 釣り場情報は2021年1月現在のものです。

    ANAからのおすすめ

    早めの予約でおトクなプランをご紹介。旅に出かけよう!

    もっと世界へ、もっと羽田から。

    「てのひらANA」すべてのシーンでお客様のモバイルデバイスがお客様をサポート!

    戻る
    進む

    この記事に関連するおすすめ

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    •    
    •    

                                                             

    戻る
    進む
    ×

    「いいね!」で記事へリアクションできるようになりました。