レンタサイクル サンライズ糸山
海の見えるテラスで食べる洋菓子屋さんのパフェ。
さて、お腹も満たしたところで、2人は再び自転車に乗り、伯方島へ向かいます。伯方島といえば、塩づくりが盛んなことでも有名で、「伯方の塩」は全国のスーパーで売っているほどおなじみの銘柄。また、海運業と造船の島でもあります。つまり他の島々と同様、海とともに生きている島なのですね。そしてその海が、とても綺麗に見えるカフェを見つけました。
ここは「Patisserie T's Cafe玉屋」。お店の奥のテラスから、しまなみの海が広がります。この景観は、なかなか都会では得られません。
「先代は和菓子屋だったんですが、違うことをやってみたいと思って洋菓子店を始めました。ここはもともとうちが持っていた土地だったんですが、松山の女性設計士の方にお願いして、このカフェを建てました。窓を大きくしたり、床面を70cm上げたり、海を美しく見るための設計になってます」
と語るのは、オーナーパティシエ・国貞さん。
「パティシエっていうか…ただの洋菓子屋のオヤジですよ」
と照れる国貞さんですが、聞けばここは広島や東京からもわざわざ訪ねてくるほどの人気店なのだそうです。
ちなみにお店に入ってからずっと「パフェが食べたい…」と言い続けている渡邊さん。でも、さっきランチを食べたばかりですよね? パフェなんて食べられますか?
「食べられます(きっぱり)」(渡邊)
作道さんも、イチゴのタルトを注文しました。やっぱり自転車ってお腹空くんですね。
一口食べて、びっくり。美味しい!! このパフェ、このケーキ、どうしてこんなに美味しいんですか?
「別に、特段どうってことないですよ。腕ですかね?(笑)」
謙遜してるのか自慢してるのかわからない国貞さんでしたが、しつこく聞いてみると、少しずつこだわりを語ってくださいました。
「カフェのパフェではなくて洋菓子屋の作るパフェにしたかったんです。生クリームが美味しくないと後味がこんなによくならない。チョコレートも、バローナという、ジャンポールエヴァンも使っているメーカーから取り寄せた、とてもいいものを使っています中にカリカリしたパールクラックラントいうチョコレートが入っているので食感も楽しめるようになってます。フルーツもとてもこだわって選んでいます」
ひとつひとつの素材のクオリティと技術の高さが合わさって、こんなに美味しいスイーツができるんですね。
ちなみに
「初心者の方にはここまでのコース(サンライズ糸山〜大島〜伯方島)の往復くらいがちょうどいいかもしれません」(作道)
とのこと。
しかしスイーツ欲も満たしたパワフルな2人は、もう少し先の大三島へ向かいます。
- サンライズ糸山
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住所:〒794-0001 愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号
電話番号:0898-41-3196
- Patisserie T's Cafe玉屋
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住所:〒794-2301 愛媛県今治市伯方町有津甲2328
電話番号:0897-72-0343