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    掲載日:2022.01.07

    マイルの教室 4:ANAカード利用ならボーナスも。「フライトでマイルを貯める」

    いまさら聞けない基礎知識から耳寄りな最新情報まで、ANAのマイルを上手に貯めて、お得に使うノウハウをレクチャーする「マイルの教室」。今回は、乗れば乗るほど貯まるフライトマイルに注目。マイルの積算条件やルールなども分かりやすく解説します。

    距離に比例して増えるフライトマイル

    フライトや旅、普段の暮らしなどさまざまな場面で貯まるANAのマイル。なかでもフライトの搭乗は最もマイルを貯めやすいシーンです。フライトの搭乗で貯まるマイルは「フライトマイル」と言いますが、ANA国内線・国際線だけではなく、スターアライアンス加盟の航空会社やマイレージ提携の航空会社を利用しても付与されます。

    フライトマイルは、出発地と到着地の区間距離(区間基本マイル)と、利用運賃(国際線は予約クラス)ごとに割り当てられた積算率、そしてANAカードの種類に応じたボーナスマイルを掛け合わせて計算します。これらの積算条件を分かりやすく計算式に直すと、次のようになります。

    区間基本マイル×運賃種別(国際線は予約クラス)ごとの積算率=フライトマイル

    (1)区間基本マイルとは

    出発地と到着地の距離は、フライトマイルのベースとなる積算条件です。フライト区間が長ければ長いほど、より多くのフライトマイルが付与されます。代表的な路線の区間基本マイルを見てみましょう。

    【国内線の区間基本マイル】東京~札幌:510マイル、東京~名古屋:193マイル、東京~大阪:280マイル、東京~福岡:567マイル、東京~沖縄:984マイル。【国際線の区間基本マイル】東京~ロサンゼルス:5,458マイル、東京~ホノルル:3,831マイル、東京~ロンドン:6,214マイル、東京~北京:1,313マイル、東京~シドニー:4,863マイル

    (2)運賃種別(国際線は予約クラス)ごとの積算率とは

    ANAの国内線では、プレミアムクラスや普通席といった座席別や、当日予約も可能な普通運賃、早めの購入でお得になる割引運賃など、ご希望やご予定に応じて運賃を選ぶことができます。国際線も同様に、ファーストクラスからエコノミークラスまで、各予約クラスごとに普通運賃や割引運賃が設定されています。

    これら運賃種別や予約クラスには、フライトマイルの積算条件として、それぞれの料金に応じた積算率が割り当てられています。基本的には割引率が低いほど、積算率が高くなります。参考までに、国内線の代表的な運賃と国際線の予約クラスの積算率を比較してみました。

    【国内線の代表的な運賃種類と積算率】〈プレミアムクラス〉プレミアム運賃、プレミアムビジネスきっぷ:150%、ANAバリュープレミアム 3:125%、プレミアム個人包括旅行割引運賃:100%。〈普通クラス〉ANAフレックス:100%、ANAバリュー:100%、ANAバリュー 1:75%、ANAスーパーバリュー 28:75%、ANAスーパーバリューセール:50%。【国際線の代表的な予約クラス種類】〈ファーストクラス〉座席F、A:150%。〈ビジネスクラス〉座席J:150%、座席C、D、Z:125%、座席P:70%。〈プレミアムエコノミー〉座席G、E:100%、座席N:70%。〈エコノミークラス〉座席Y、B、M:100%、座席U、H、Q:70%、座席V、W、S、T:50%、座席L、K:30%

    スターアライアンス加盟の航空会社やANAとマイレージ提携している航空会社でも、フライトマイルの基本的な積算条件は同じです。ただし積算率は航空会社ごとに異なりますので、詳しくは下記「フライトマイルが貯まる提携航空会社一覧」ページでご確認ください。

    フライトマイルのカギを握る積算率

    たとえば、羽田空港から那覇空港まで片道のフライトを、ANA国内線普通席の「ANAフレックス」運賃で利用した場合、どれくらいフライトマイルが貯まるか、先ほどの計算式を使って算出してみましょう。

    区間基本マイル:984マイル×ANAフレックスの積算率:100%=フライトマイル:984マイル

    同じ区間でプレミアムクラスを利用した場合と28日前の予約が対象となる割引運賃の場合も見てみましょう。

    区間基本マイル:984マイル×プレミアム運賃の積算率:150%=フライトマイル:1,476マイル。区間基本マイル:984マイル×ANAスーパーバリュー28の積算率:75%=フライトマイル:738マイル

    このように同じ路線でも運賃の種類(国際線は予約クラス)によって、貯まるマイル数が異なるのがフライトマイルの特徴です。もちろん、運賃種別が同じでもフライトの距離が異なれば付与されるフライトマイルも変わります。

    羽田~大阪間の区間基本マイル:280マイル×ANAフレックスの積算率:100%=フライトマイル:280マイル。羽田~札幌間の区間基本マイル:510マイル×ANAフレックスの積算率:100%=フライトマイル:510マイル

    ANAカードがあればボーナスマイルも

    ANAカードを利用している方なら、通常のフライトマイルに加えて、ANA便ご搭乗ごとの割り増しボーナスマイルが付与されます。このボーナスマイルは、フライトマイルに、対象カードの種類に応じた積算率を掛け合わせて算出されます。

    フライトマイル(区間基本マイル×運賃種別(国際線は予約クラス)ごとの積算率)×ANAカードのボーナスマイル積算率=ボーナスマイル

    利用カードの積算率は、一般カードの10%を基準に、ステイタスがアップするほど高くなります。参考までに利用カード別の積算率をまとめてみました。

    【ANAカード種類別のボーナスマイル積算率】ANAカード一般(学生用含む):10%、ANAワイドカード含む:25%、ANAゴールドカード:25%、ANAカードプレミアム:50%、ANAスーパーフライヤーズカード 一般:35%、ANAスーパーフライヤーズカード ゴールド:40%、ANAスーパーフライヤーズカード プレミアム:50%

    たとえば、羽田空港から那覇空港まで片道のフライトをANA国内線普通席の「ANAフレックス」運賃で利用した場合、どれくらいのボーナスマイルを獲得できるか、ANAカード一般とANAゴールドカードで計算してみましょう。

    フライトマイル(区間基本マイル:984マイル×ANAフレックスの積算率:100%)×ANAカード一般のボーナスマイル積算率:10%=ボーナスマイル:98マイル→フライトマイル:984マイル+ボーナスマイル:98マイル=合計獲得マイル:1,082マイル。フライトマイル(区間基本マイル:984マイル×ANAフレックスの積算率:100%)×ANAゴールドカードのボーナスマイル積算率:10%=ボーナスマイル:246マイル→フライトマイル:984マイル+ボーナスマイル:246マイル=合計獲得マイル:1,230マイル

    ANAカードを利用すれば、1回のフライトでボーナスマイルとフライトマイルが合算されるので、先ほどの例では「ANAカード一般」で1,082マイル、「ANAゴールドカード」なら1,230マイルも貯まります。

    つまりANAカードを持っていれば、フライトマイルの積算率が低い割引運賃を利用しても、ボーナスマイルを獲得できるため、結果的に獲得するマイル数を高い水準にキープできるのです。

    今回のまとめ

    フライトマイルの積算条件はちょっと複雑ですが、「ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション」を使えば、ボーナスポイントも合わせて簡単に調べられます。フライトはマイルをたくさん貯められるチャンスです。航空券を購入する際は、空席状況や運賃、予約クラスだけではなく「どれくらいフライトマイルが貯まるか」もチェックしてみてはいかがでしょうか。

    • 記載の内容は2021年11月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    イラストレーター:Akiko Ishi

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