18:00 秋田の郷土料理を満喫
夕食は、食の宝庫・秋田の郷土料理がいただける居酒屋「いろり家」へ。コの字のカウンターの中心に囲炉裏があり、古民家風のしつらえに心が和みます。席に座ると、端の方から何やら視線を感じて目をやると…なんと、奥になまはげが座っているではないですか!
メニューを広げると、ここにも秋田の魅力がぎっしり。きりたんぽに始まり、ハタハタ、比内地鶏、しょっつる鍋、いぶりがっこ、とんぶり、きばさなど…ないものはないと言えるほど、秋田各地域の名物が揃っています。
秋田を訪れたら外せないのが、やっぱり「きりたんぽ鍋」。こちらの店では、通常の約3倍(200g)の炭火で焼いた巨大たんぽを、比内地鶏のガラやモミジから丁寧に出汁を取った醤油ベースのスープで味わいます。香ばしいきりたんぽと濃いうま味のスープの組み合わせが、この上ないおいしさ。モモ肉のほか、「きんかん」や「らんかん」と呼ばれる具材に入るのも「いろり家」のきりたんぽ鍋の特徴です。
比内地鶏は、ジュージューに熱したくわの上で焼く「くわ焼き」が人気。弾力があって噛むほどに旨みが溢れる、比内地鶏のモモ肉とムネ肉の2つの部位を味わえます。
スタッフのほとんどは秋田出身のお母さんたち。秋田弁で食べ方を教わりながら、秋田名物を楽しむ、ご当地の魅力をフルに体感できるひとときを過ごせます。
- いろり家
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住所:秋田県秋田市大町4-2-26
電話番号:018-864-3999
営業時間:17:00~24:00(L.O. 23:30)
いろり家
秋田の夏旅1日目は、角館を中心に観光とグルメをたっぷり満喫。秋田市のホテルでゆっくり休み、明日は秋田のB級グルメと夏の贅沢食材を味わう旅に出かけます。
11:00 マンガがテーマの美術館へ
ホテルを9:30にチェックアウトして、最初の目的地がある横手市へと出発。秋田市から車で約1時間30分、「横手市増田まんが美術館」へやってきました。こちらは日本で唯一の「マンガの原画収蔵」をテーマとする美術館です。
「マンガの蔵展示室」では、国内の著名な漫画家の貴重な原画を約40万枚以上収蔵・保存・公開。「アーカイブルーム」はガラス張りになっており、一連のアーカイブ作業を間近で見学できます。
ほかにも、心に響くマンガの名台詞の数々を展示した「名台詞ロード」や、約25,000冊のマンガが読み放題の「マンガライブラリー」など、館内にはマンガ好きにはたまらない空間が広がっています。ミュージアムショップでは、地元・増田町の出身の漫画家であり初代名誉館長矢口高雄氏の代表作である「釣りキチ三平」グッズが人気。マンガ好きの人へのお土産にも最適です。
- 横手市増田まんが美術館
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住所:秋田県横手市増田町増田字新町285
電話番号:0182-45-5569
営業時間:10:00〜18:00(最終入場17:30)/第3火休(祝日の場合は翌日)
入場料:無料(特別企画展有料)
横手市増田まんが美術館
12:00 「横手焼きそば」の聖地に到着
横手市といえば、真っ先に思い浮かぶのがB級グルメの「横手焼きそば」。本場の味を体験しに訪れたのは「藤春食堂」。横手市で2007年から年に一度開催されている『横手やきそば四天王決定戦』で、「藤春食堂」はなんと、2009年から2019年まで11年連続で四天王に選ばれている“横手焼きそば界のレジェンド”です。
昭和20年創業の老舗で、現在は三代目の藤井アツ子さんが暖簾を守っています。キラリと黄身が光る半熟の目玉焼きと、福神漬けが横手焼きそばの特徴。地元の製麺所特製のもちもちっとした茹で太麺と、その麺にしっかりと絡むように調合したほの甘い秘伝のソースが「藤春食堂」のおいしさの秘密です。
具材は豚ひき肉、キャベツと至極シンプル。なのに物足りなさは全くなく、ソースのさらっとしつこくない味わいと麺の食感が抜群で、どこか懐かしくほっとする味わいに胃袋と心まで満たしてくれます。
店主の藤井さんの明るく親しみやすいキャラクターや、実家に帰ってきたような飾り気のない店の雰囲気も丸ごと含めて、訪れる人を魅了する「藤春食堂」。ありそうでなかなか出会えない、「いつかの懐かしい焼きそば」に出会えます。
- 藤春食堂
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住所:秋田県横手市大屋新町字堂ノ前22-3
電話番号:0182-33-5687
営業時間:11:30〜14:00/不定休