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    掲載日:2021.10.15

    瀬戸内海とデニムのブルーに染まる 倉敷・児島の1泊2日旅

    今回ご紹介するのは、ANAカラーでもある「ブルー」を探す旅。瀬戸内海のブルー、ジーンズのブルーなど、たくさんの青が溢れている岡山県倉敷・児島へ1泊2日の「青旅」に出かけてみました。

    岡山桃太郎空港から、デニムの町・児島へ

    岡山桃太郎空港に到着。桃太郎とお供の動物たちがお出迎えしてくれる

    羽田空港から約1時間15分の空の旅。濃い青「トリトンブルー」と「モヒカンブルー」をまとった飛行機に乗り、到着したのが、岡山桃太郎空港です。桃太郎の銅像が立っているなど、名前の通り空港内には桃太郎一色です。今回は桃色ではなく、ブルーを探しにまずは岡山・児島を目指します。

    どこまでも青く広がる瀬戸内海の景色に挨拶

    瀬戸大橋と浮かぶ島々を一望できる

    空港から車で走ること50分、瀬戸内海の風を感じに、鷲羽山展望台にやってきました。鷲羽山は、瀬戸内海国立公園にある代表的な景観地です。雄大な瀬戸大橋と、対岸の四国まで一度に見渡すことができます。遠くの船の汽笛すら聞こえてきそうなほど、静かで穏やかな瀬戸内の海。ぼーっと眺めているだけで、心が軽くなるような気がするのは、なぜでしょうか。潮の香りと自然の空気に触れ、まずはリラックス。

    鷲羽山展望台

    • 住所:岡山県倉敷市下津井田之浦
      TEL:086-426-3411(倉敷市観光課)

    児島ジーンズストリートで私だけの藍を探す

    児島ジーンズストリートのフォトスポット。藍色の看板の前でポーズ
    看板前の休憩スペースでのんびり眠る子猫たち

    味野商店街にある児島ジーンズストリート。400mほどの商店街におよそ30ものジーンズショップが軒を連ねています。もともと、綿の栽培が盛んだった児島エリア。そのことから縫製技術が産業の基盤となり、「繊維の町」と呼ばれるようになりました。特に帆布は、児島の名産品として有名でファンも多く、今もなお人気が高いのです。

    ジーンズは時を巻き戻して戦後、アメリカより輸入されるようになりました。当時の日本では一般的に、デニムの厚い生地を縫うことが難しいとされていました。そこで、高い縫製技術を持っていた児島が、どこよりも早くデニム生地の生産に携わることになり、国産ジーンズの発祥地となったのです。

    ストリートを彩るように、各店から有志で集められたジーンズが吊るされている
    真っ白な鎧張りの壁面が目印。「桃太郎JEANS児島味野本店」

    児島ジーンズストリートの一角に、株式会社JAPAN BLUEが展開する国産ジーンズブランドショップ「桃太郎JEANS児島味野本店」が2021年4月に改装オープンしました。

    入り口には、デニムスーツを召した桃太郎の姿

    実はデニムと藍は、はじめから結びつきがあったわけではありません。アメリカからデニムが渡ってきた際、染料として使われていたのは、石炭由来のインディゴでした。日本でジーンズを作るとしたら、どんな個性を出せばいいだろうと考え生まれたのが、藍で染色した糸を使うというアイデアでした。

    藍色とひとえに言っても、22種類の色調が存在している
    岡山県の吹屋地区で生まれた赤の顔料「ベンガラ」を背景に、濃紺デニムが並ぶ

    日本のものづくりの精神をジーンズに落とし込んだ「桃太郎ジーンズ」は、国産ジーンズを代表するデニムブランドのひとつです。銅丹、出陣、ヴィンテージという3つのレーベルが存在し、店内には2,000本以上ものジーンズが並んでいます。

    デニム用に改造した西陣織の機織り機をを使用している。職人さんは現在一人だけなのだとか

    お店の奥ではなんと、職人さんが機織り機を使って手織りデニムを作っていました。1日80cmほど織るのが限界で、3〜4日かけて1本分の反物が出来上がるそう。実際に手織りで作ったデニムを触ったところ、織る時に空気をふくむことから柔らかく、人の温もりを感じるような今までにないデニムでした。お店では機織りしているところも見学することが可能です。

    デニムの奥深さを堪能した後に訪れたのが、ジーンズショップの隣に一緒にオープンした「CAFÉ JAPAN BLUE GARDEN」。ここの青いラムネードも目当てのひとつです。

    軒先で染め物にも使われる蓼藍(たであい)を育てている。徳島では薬草として食べられていたそう
    鮮やかな青色がSNSでも話題。「藍いラムネード」660円

    「暮らしの中に藍が取り入れられたら」と生まれた、この鮮やかな「藍いラムネード」。しゅわしゅわと弾ける倉敷産のラムネと瀬戸内レモンの組み合わせ、甘さの中に爽やかな酸味がほどよく効いたドリンクです。合成着色料は使用せず、「藍藻」と呼ばれる海藻類を使って青色にしているのだそう。

    店内には藍を使ったお茶や、デニム地の袋に入ったコーヒー豆なども販売しています。生活に取り入れやすい藍グッズをぜひ手に取ってみてください。

    壁にもデニム地が。徳島県産の国産藍と抹茶をブレンドした「藍抹茶ラテ」もおすすめの1杯

    桃太郎JEANS児島味野本店

    • 住所:岡山県倉敷市児島味野1-12-17
    • TEL:086-472-1301
    • 営業時間:10:00~19:00(土日祝~19:00)/年末年始休
    • ※営業時間は変更の可能性あり。最新情報はウェブサイトを要確認
    • ウェブサイト:桃太郎JEANS児島味野本店

    CAFÉ JAPAN BLUE GARDEN

    • 住所:岡山県倉敷市児島味野1-12-17
    • TEL:086-476-7980
    • 営業時間:11:00〜17:00/不定休
    • ※営業時間はinstagramを要確認
    • Instagram:CAFÉ JAPAN BLUE GARDEN instagram

    桃太郎JEANSから徒歩1分ほどの距離に、同じく株式会社JAPAN BLUEが展開する「JAPAN BLUE JEANS」があります。

    古民家をリノベーションしてできた店舗
    個性豊かなブランドアイテムが勢揃い

    もともとは海外に向けてスタートしたブランドでした。さまざまな国の綿を使い、生地の段階からジーンズ作りを研究しています。同時にりんごの芯からできたフェイクレザーを使うなど、環境にもやさしいエシカルなデニムの生産も行なっています。買い求めようと思い、履きやすさやフォルムなどが気になったものを色々と試し履きしていくと、どれかひとつに絞るのが難しいほど魅力的なジーンズがたくさんありました。

    日本家屋とジーンズのハーモニーを味わって

    中庭の奥には、今まで制作してきたジーンズのサンプルが置かれたお部屋も。縁側に座って記念写真を撮るのがおすすめです。

    JAPAN BLUE JEANS児島店

    • 住所:岡山県倉敷市児島味野1-14-10
    • TEL:086-486-2004
    • 営業時間:10:00~19:00/年末年始
    • ※営業時間は変更の可能性あり。最新情報はウェブサイトを要確認
    • ウェブサイト:JAPAN BLUE JEANS児島店

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