自動販売機でも購入可能。オリジナルの御城印が話題に 島根県・松江城
松江市のシンボルとして親しまれる松江城は、約400年にわたり桃山時代の様式を継承する天守閣が特徴です。現存する12天守の中でも唯一の正統天守として有名で、戦に備えた設備や工夫が各所に散りばめられています。望楼式の天守から見渡す360度の絶景も見逃せません。
松江城では歴代城主の家紋がデザインされた通常盤(写真中央)や、路上詩人によって1枚ずつ書き下ろされたメッセージ入りのオリジナル版(写真左)、今年の7月に新発売となった島根県観光キャラクター「しまねっこ」デザインのもの(写真右)など、さまざまな種類の御城印を城内の観光案内所で販売しています。また、松江城を含め松江市内に設置された3ヶ所の自動販売機では、御城印をはじめ御武印や古城印を購入することができます。何が出るかはお楽しみに。
松江城
- 住所:島根県松江市殿町1-5
- TEL:0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
- 天守入場時間:4〜9月 8:30〜18:30(受付は18:00まで)、10〜3月 8:30〜17:00(受付は16:30まで)
- 天守入場料:大人680円(税込)、小・中学生290円(税込)
- ウェブサイト:松江城
デザイン性あふれる個性的な御城印もぞくぞく登場
鳥取県・鳥取城跡の御城印は、鳥取市青谷町の伝統工芸品である「因州和紙」を使用しています。地元で活躍する書家・柴山抱海さんの文字と、同じく書家の有田抱光さんが描く鳥取城の印が、独特の風合いを醸し出しています。
主な販売場所:仁風閣(じんぷうかく)
- 住所:鳥取県鳥取市東町2-121
- TEL:0857-26-3595
- 開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 観覧料:一般150円(税込)、小・中高生 無料
- 休館日:月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始
- ウェブサイト:仁風閣(じんぷうかく)
広島県・小倉山城跡の御城印は、木版画で1枚ずつ丁寧に手刷りされたもの。紙は小倉山城を築いた吉川氏と縁が深いとされる「石州 勝地半紙」の手漉き和紙を使用しています。素朴な和紙とドラマチックな木版画の調和が味わい深く、あたたかみを感じる仕上がりとなっています。
主な販売場所:戦国の庭歴史館
- 住所:広島県山県郡北広島町海応寺255-1
- TEL:0826-83-1785
- 開館時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)
- 入場料:大人300円(税込)、高校生100円(税込)、中学生以下無料
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- ウェブサイト:戦国の庭歴史館
全国にはほかにも御城印をいただけるお城や城跡がたくさんあります。数多ある御城印の中から、ぜひお気に入りを見つけてください。
大切なコレクションは御城印専用の「御城印帳」で
集めた御城印を保管するのに便利なのが御城印帳。広げやすいジャバラ式のものが一般的で、透明のポケットに収納できるタイプや、のりで台紙に貼り付けるタイプなど種類も豊富。表紙には城の家紋が描かれていたり、近年ではかわいい柄のものも増えています。
御城印の売り上げは主にお城や城跡の維持費、復興支援に使われています。さらに「ANAのふるさと納税」を利用すれば、地域の活性化に貢献する取り組みとして御城印帳も返礼品として選択することができます。
地域を応援しながら、御城印集めを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お城の歴史やその土地の文化を反映する御城印は、旅の記念になるだけでなく、地域活性化の取り組みにもつながる新しい文化です。観光でお城を訪れる際にはぜひチェックしてみてください。
- 記載の内容は2021年8月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。