【大阪国際空港（伊丹空港）】ANA職員おすすめ、空港周辺の穴場観光スポット3選

「大阪空港」「伊丹空港」の愛称で知られる【大阪国際空港】は、関西国際空港、神戸空港とともに「関西三空港」のひとつに数えられています。そんな大阪国際空港で働くANAスタッフが、空港周辺の穴場スポットを紹介。飛行機に乗る前＆乗った後に、ぜひ足を運んでみてください。

飲み歩きも楽しめる伊丹「酒蔵通り」

JRと阪急、いずれの伊丹駅からも徒歩5分にある「白雪ブルワリーレストラン長寿蔵」

今回「大阪国際空港」近隣の観光スポットを案内するのは、小学生の頃から伊丹の地で「常に飛行機が飛んでいる環境で育ってきた」という、「大阪国際空港」で働くANAスタッフの野口和美（のぐち・かずみ）さん。
空を悠々と飛ぶ飛行機の姿と、多くの人が行き交う空港の雰囲気に憧れ、その想いからANAへの入社を決めたという伊丹っ子です。

そんな野口さんがおすすめする1つめのスポットは、大阪国際空港から路線バスを利用して約20分のJR伊丹駅から、阪急伊丹駅との間をつなぐ「酒蔵通り」です。

伊丹の地酒は、おだやかでやわらかな香りと、のど越しの良さ、さまざまな料理に合う懐の広さが自慢

「伊丹市は、古くから日本酒の醸造が盛んな『清酒発祥の地』。古くは72軒もの造り酒屋があったと言われています。乾杯を日本酒で行うことが条例化されるなど、伊丹市民の間には日本酒が浸透しています。
現在は『白雪』で有名な小西酒造と『老松』を醸す伊丹老松酒造の2つが残るだけになってしまいましたが、これらの酒蔵を中心とした『酒蔵通り』は、酒造りで栄えていた当時の風情を感じられる通りになっていて、ぶらり歩きにおすすめ。
日本酒に合うお料理を揃えるレストランや、地酒を買い求めることができるお店がたくさんあるので、ぜひ、お時間に余裕を持って出かけてみてください」（野口さん）

鎌倉～室町時代にかけて活躍した伊丹市の居城で、1577年にイエズス会宣教師ルイス・フロイスが訪れたという由緒ある「有岡城跡」や、国指定重要文化財の旧岡田家住宅、市立工芸センター、市立美術館、柿衛（かきもり）文庫等が並ぶ伊丹の歴史と文化を体感できる「みやのまえ文化の郷」（2022年4月にリニューアルオープン予定）、散策の小休止にもってこいの「郷町長屋」など、酒蔵通りには見どころ・立ち寄りどころが盛りだくさん。

飛行機までの時間つぶしはもちろん、グルメ＆デートにもおすすめ。
「大阪国際空港」を利用する際は、ぜひ、酒蔵通り観光をスケジュールに組み込んでみてください。