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    掲載日:2021.11.29

    【大阪国際空港(伊丹空港)】ANA職員おすすめ、空港周辺の穴場観光スポット3選

    空から見たくなる野鳥の宝庫「昆陽池公園」

    天気が良ければ、飛行機の窓から昆陽池に浮かぶ日本列島型の「野鳥の島」を眺めることができる

    「伊丹空港から飛行機で飛び立つ際は、ぜひ窓側座席A側の座席へ」と野口さん。

    なぜ窓側座席でもA側の座席なのでしょうか。
    その答えとなるのが「大阪国際空港」から車で20分ほどのところにある「昆陽池(こやいけ)公園」です。

    公園の中心部にある「昆陽池」は、奈良時代の僧・行基(ぎょうき/ぎょうぎ)の指導により開削されたと伝えられ、1200年以上の歴史を持つもの。
    昭和47~48年に公園化され、以来、伊丹市のオアシスとして市民から親しまれていますが、実はこの池に「野鳥の島」として造られたミニチュアの日本列島が浮かんでいて、上空から見ることでその魅力を最大限に楽しむことができるのです。

    「伊丹人なら誰もが知っている『昆陽池公園』ですが、他の地域の方に意外に知られていなくて残念に思っていたので、この機会にぜひ、皆様に知っていただきたいと思います。
    とにかく自然が豊富な公園で、伊丹市民の憩いの場になっています。公園内にある『伊丹市昆虫館』のドーム型の温室には、たくさんの蝶々が舞い、多くの昆虫が展示されており、お子様にも喜んでいただけるスポットです。大阪国際空港から飛行機に乗る前に、まずはご自身の目線の高さで公園を堪能していただき、その後上空から眺め、昆陽池に浮かぶ日本列島型の『野鳥の島』を楽しむ流れがおすすめです。離陸後すぐに見えますので見逃さないようにしてくださいね」(野口さん)

    昆陽池のほとりには、野鳥観察橋が設けられ、渡り鳥や野鳥を近くから観察することができる

    公園の広さは27.8ヘクタール。
    関西屈指の渡り鳥の飛来地でコブハクチョウやユリカモメ、カルガモ、ミコアイサといった野鳥を観察することができるほか、6~7月の夜にはヘイケボタルが飛び交うなど、都市部にしては珍しい豊富な自然が魅力。
    2010年には農林水産省から「ため池百選」のひとつに選ばれています。

    また、「伊丹市昆虫館」のそばには、伊丹市民栄誉賞を受賞している田中将大選手(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)が小学生時代に公園を訪れた際、自身の名前と学校名を取り付けた2本の木があり「マー君の木」として、野球が上手くなりたいと願う子供たちから注目を集めているのだとか。

    池のほとりから、そして空から。
    さまざまな楽しみ方で、昆陽池公園を楽しんでみてください。

    スポット情報(2)

    • 名称:昆陽池公園
    • 住所:兵庫県伊丹市昆陽池3丁目
    • 営業時間:9:00~17:00(ふるさと小径、駐車場)
    • ウェブサイト:昆陽池公園

    夏の青春はここから始まった。「高校野球発祥の地記念公園」

    往時を彷彿とさせる門柱と赤レンガの壁。夏になると多くの高校球児たちが記念撮影に訪れる

    青空の下、球児たちが汗と涙を散らす「全国高等学校野球選手権大会」。
    現在その舞台となっている甲子園ですが、前身となる「全国中等学校優勝野球大会」が初めて開催されたのは、豊中市にある「豊中グラウンド」でした。

    大正2年の建設当時は日本一の設備を誇った豊中グラウンド。
    ここで第1~2回大会が開かれましたが、観客が増え過ぎたことから第3回大会から西宮の鳴尾球場へ移され、第10回大会から現在の甲子園へ。
    そのため豊中グラウンドは10年ほどで取り壊され、住宅街へと変貌を遂げてしまったのです。

    しかし、第1回大会から73年の時を経た昭和63年に「高校野球メモリアルパーク」として整備され、平成29年に「高校野球発祥の地記念公園」としてリニューアル。
    豊中グラウンドの門柱を再現したメインエントランスを擁する公園として生まれ変わりました。

    100年以上の高校野球の歴史を刻む。第4回大会は「米騒動のため大会中止」との記載が

    「高校野球が好きな方にぜひとも訪れていただきたいのが、この『高校野球発祥の地記念公園』です。住宅街にあるとても小さな公園ですが、第1回大会からの歴代優勝校・準優勝校の名前が入ったプレートが掲げられています。
    高校野球が開催される時期になると多くの高校球児に飛行機をご利用いただいており、大阪国際空港のスタッフ一同、高校野球を心から応援させていただいています。皆様もぜひ、高校球児たちへの応援を兼ねて、この地を訪れてみてください」(野口さん)

    園内にはバットの原料となる「アオダモ」の木が植えられ、当時の豊中グラウンドの全景を描いたレリーフが用意されるなど、高校野球の世界感や歴史に触れられる空間に。
    空港から公園までは、車なら4分ほど。
    歩いても25分ほどで到着するので、搭乗までの待ち時間にぶらりと散策してみてはいかがでしょうか。

    スポット情報(3)

    • 名称:高校野球発祥の地記念公園
    • 住所:大阪府豊中市玉井町2・3丁目地内
    • TEL:06-6843-4121(豊中市役所 公園みどり推進課)
    • 営業時間:見学自由(住宅街なので夜間の見学の際は配慮を)
    • ウェブサイト:高校野球発祥の地記念公園

    おわりに

    「大阪国際空港」から5~20分のエリアにある、知る人ぞ知る観光スポットをお届けしました。
    フライトまでの時間つぶしに、デートに、さまざまな楽しみ方で、あなたの旅に彩りを添えてみてください。

    • 記載の内容は2021年11月現在のもので、変更となることがあります。
    • 写真はすべてイメージです。
    ライター:わぐり めぐみ

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