【2日目】羽黒山でリフレッシュ
2日目は、日本遺産である「出羽三山(でわさんざん)」の散策からスタート。羽黒山(はぐろさん)、月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)から成る「出羽三山」。この3つの山を巡ることは、死と再生 をたどる「生まれかわりの旅」といわれているそうです。羽黒山が「現在利益を授かる山」、月山が「死後の世界を表す過去世の山」、湯殿山が「死後の世界を表す過去世の山」といわれており、今回は羽黒山を散策してみることに。
爺スギは、国の天然記念物。根周り10.5m、幹囲8.25mに及ぶ羽黒山で最大最古の巨木です。近くで観ると、その迫力に圧倒されます。ちなみに、近くに「婆スギ」がありましたが、1902年に暴風で倒れてしまったとのことでした。
東北地方では最古の木造建築である五重塔は、国宝指定されています。平安期に平将門によって創建され、現在の塔は1372年(応永5年)に再建されたといわれています。屋根は日本古来の「杮葺(こけらぶき)」で、三間五層の「素木(しらき)作り」という手法で建てられているそうです。
五重塔をたっぷり堪能したあとは、羽黒山の山頂にある社殿へ。こちらの出羽三山神社では、羽黒山、月山、湯殿山の三神が合祀されています。山岳信仰の中心地として、国内外問わず多くの参拝者で賑わいます。
羽黒山三神合祭殿の茅葺屋根は日本最大で、国の重要文化財に指定されています。元はお寺だったという羽黒山三神合祭殿は、江戸時代に建てられたのだとか。
「壮大な木々に囲まれて、こんなに新鮮な空気を吸ったのはすごく久しぶりでした。歩いているだけでもなんとなく心が落ち着いて、リフレッシュできたような気がします。もともと自然散策や登山は好きなので、今度はもっとゆっくり時間をかけて頂上まで登ってみたいです」(緒方CA)
「石段の上り下りは少し大変でしたが、私も、なんだかゆったりした気分になれました。道中、白装束をまとって修行されている山伏(山中で修行をする修験道の指導者)の方をお見かけしたのですが、私も修行体験をしてみたいなぁと思いました」(山下CA)
出羽三山神社(羽黒山)
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
- TEL:0235-62-2355
- ウェブサイト:出羽三山神社(羽黒山)
【2日目】ブドウ畑を望むワイナリーでランチ
心も体もリフレッシュしたあとは、お待ちかねのランチタイム。昨年10月にオープンしたばかりにワイナリー「ピノ・コッリーナ」さんで、ランチコースをいただきます。スタイリッシュなこちらの建物は、蚕の繭の形をモチーフにしているそう。よく観ると屋根がまるくカーブしています。
松ヶ岡開墾場周辺にはもともと、蚕の餌である桑がたくさん植えられていました。オーナーがイタリアの世界遺産「ランゲの丘」を訪問した際、アルプスをバックに一面のブドウ畑の風景が月山をバックにした松ヶ岡と重なり、「松ヶ岡をブドウ畑にしたい」と思ったことがきっかけで、2017年に初めてワイン用のブドウを植えたそうです。現在は2つのエリア6ヶ所の畑で8種類、約8,000本のブドウが栽培されているのだとか。
ランチコース1,980円(税込)は、メインのお料理を2種類のうちから選ぶスタイル(追加代金で計5種類から選択可)。緒方CAは「庄内豚ポルペッティーアラボロネーゼとだだちゃ豆のコロッケ」を、山下CAは「庄内浜お魚のブイヤベース」をチョイスしました。
庄内豚ポルペッティーアラボロネーゼは、庄内豚のお肉の周りに、さらに庄内豚をさらに巻いてあります。ブイヤベースは、庄内浜で取れた魚介類が使われており、中に入っているホタテのムースも絶品。
「肉+肉という見た目ですが、お肉のしつこさはまったくなく、絶妙にジューシー。アラボロネーゼのソースも絶品でしたが、添えられていたアンデスメロンのジャムをつけてもおいしかったです。付け合せのナスの素揚げもいいアクセントで、大満足でした」(緒方CA)
「コクとうま味がたっぷりのブイヤベースでした。もっちり、みっちりとしたフォカッチャともよく合って、おかわりしたくなったほど。このフォカッチャは鶴岡シルクパウダーと米粉が入っているんですね」(山下CA)
ピノ・コッリーナ ファームガーデン&ワイナリー松ヶ岡
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2
- TEL:0235-26-7807
- 営業時間:10:00〜17:00(ランチ11:00〜14:30L.O.、カフェ14:30〜16:00L.O.、ディナーは予約制)/不定休
- ウェブサイト:ピノ・コッリーナ ファームガーデン&ワイナリー松ヶ岡