職人の技から生まれる石川名物・圓八の「あんころ餅」
伝統的な竹皮で包まれた「あんころ餅」は、石川県白山市に店を構える「圓八(えんぱち)」の看板菓子。
この「あんころ餅」には、こんな不思議ないわれがありました。
【1737年の初夏のこと。村山家の主が裏庭にあすなろの苗木を植え「我が願いが叶ったら、大きく茂ろ」と祈り、妻子を残して行方不明に。残された妻子は苦しみましたが、その年の秋に天狗となった夫が枕元に立ち、自分は鞍馬山で修行をしていることを告げ「あんころ餅」の作り方を伝えたのです】
それから280年余り。
圓八では創業当時の製法を守るとともに、あすなろの木を大切に守り、その傍らに立つ天狗堂に毎朝毎夕欠かさず参拝しているのだとか。
さて、そんな「あんころ餅(1包9粒入り)」420円(税込)をおすすめしてくれたのは、ANAあきんど金沢支店に勤務している中西晶子(なかにし・あきこ)さん。
石川県に転勤してきたとき、初めて食べて「これは美味しい」と感動した記憶があるのだそうです。
「手ごろな大きさ、手ごろなお値段で、こんなに美味しいお土産があるんだ!と、初めていただいたときにただただ驚きました。あんこがサッパリとした甘さで、笹の葉の香りがあんこに移って、それが良いアクセントになっているんです。1包みに9個入っているのですが、あっという間に食べ終えてしまいます。甘い物がお好きな方は、絶対に手に入れてください」と中西さん。
北海道産の小豆、石川県産のもち米「かぐらもち」、そして白山から流れる伏流水を使用し、時間をかけて丁寧に作り上げる「あんころ餅」は、素朴な見た目ながらも職人技が光る逸品。
口の中でほどけるような滑らかなこしあんが美味しいと評判で、1人で何包も購入するリピーターも多いのだとか。
中西さん曰く「とにかく人気で、小松空港の売店では並んだそばからすぐに売れてしまうほど。早い発着便を利用される際には、忘れずに売店でチェックしてください」とのこと。
圓八の「あんころ餅」は小松空港内2階売店で発売中。
消費期限は製造当日のみなのでご注意ください。
店舗情報(1)
- 名称:圓八
- 住所:石川県白山市成町107
- TEL:076-275-0018
- ウェブサイト:圓八
カニ身がみっしりでお酒のアテにぴったり・長沖の「かに甲羅揚」
今からかれこれ60年ほど前のこと。
当時の小松市の市長が小松市の日本海側にある関所“安宅の関”(あたかのせき)で店を構える料亭「長沖(ながおき)」を大変気に入り、毎日のように訪れていました。
手を変え品を変え市長をもてなしていた料理人たちですが、ついに新しく出せるものがなくなり苦肉の策で考案したのが、香箱ガニと呼ばれるメスのズワイガニの殻に加納ガニ(オスのズワイガニ)とベニズワイガニのカニ身を贅沢に詰めて揚げた「かに甲羅揚」だったのです。
この料理が評判を呼び、今では料亭「長沖」の看板メニューとなり、空港でも買い求められるようになりました。
「手軽に料亭の味が楽しめる、小松空港自慢のお土産です」と語るのは、小松空港で働くANAスタッフの北山一弘(きたやま・かずひろ)さん。
「長沖の『かに甲羅揚げ』1,400円(税込)は、11月7日から3月末までの、加納ガニの漁が解禁している時期だけ発売される、とてもレアなお土産です。かにの身に玉ねぎと卵を混ぜたものがみっしりと甲羅に詰められていて、ごはんにも、お酒にもとてもよく合います。贅沢な食べ方ですが、ほぐしてチャーハンにするととても美味。
おすすめ商品なので売り切れ必至です。見かけたらぜひ手にとってみてください」
「かに甲羅揚」を生み出した「長沖」が作る、日本海の海の幸をふんだんに盛り込んだ「和風しゅうまい」925円(税込)もおすすめの一品。
1箱でかに、エビ、ホタテの3つの味が楽しめます。
こちらは保存料を一切加えず、能登の塩など地元の素材だけで作られているのが特徴で「かに甲羅揚」とともに買い求めるお客様が後を絶たないのだとか。
「かに甲羅揚」も「和風しゅうまい」も、ともに小松空港1階の売店で発売中。
発売期間中(かに漁期)に小松空港まで行くことができない…という方は「小松空港オンラインショップ」で買い求めることができるので、ぜひご利用ください。
店舗情報(2)
- 名称:長沖
- 住所:石川県小松市安宅町タ-14
- TEL:0761-22-3838
- ウェブサイト:長沖