「勧進帳」の舞台・安宅の関でいただく旬の海鮮「長沖」
源頼朝に追われ弁慶とともに京都を出て平泉へ向かった源義経は、加賀の国・安宅(あたか)の関所で山伏に変装。
その変装がばれないよう弁慶が錫杖で義経を激しく叩き、そのやりとりをみた関所守が弁慶の痛切な思いに共感し、関所の通過を許した…
そんな物語で知られる「歌舞伎十八番」の1つ「勧進帳」。
その舞台となった「安宅の関」のすぐ近くに店を構える「長沖(ながおき)」は、石川県屈指の人気を誇る老舗料亭です。
創業から100年以上。
現在4代目を務める長沖一雄(ながおき・かずお)さんの「地場のものを、なるべく手を食わず、飾らず、風情のある料理を作る」という信念のもと、四季折々の美味しい食事が楽しめ、地元はもちろん、近畿地方や首都圏からわざわざ足を運ぶファンもいるそうです。
この「長沖」を推すのは、先ほど「中佐中店」をすすめてくれたANAスタッフの北山さん。
「安宅住吉神社の前にある料亭で、古き良き時代の日本の風情を残す、素晴らしい店。『かに甲羅揚』で有名なお店ですが、新鮮かつ厳選された魚介類をふんだんに盛り込んだ料理は、何を食べても美味。ぜひ、しっかりとお腹を空かせてから出かけてみてください。
お腹がいっぱいになったら、安宅の関跡や海岸をぶらり散策。夕日がとてもきれいなので、インスタ映えも狙えますよ」(北山さん)
いただけるお料理は基本コース料理で、予算はランチタイムなら4,000円程度、夜は5,000円~。
天皇陛下をはじめ数々の著名人が訪れた歴史深い安宅の料亭で、北陸の美味に触れる至高の時間を味わってみてください。
店舗情報(3)
- 名称:長沖
- 住所:石川県小松市安宅町タ-14
- TEL:0761-22-3838
- 営業時間:11:00~21:00(19:00~は要予約)/不定休
おわりに
技術と伝統に裏打ちされた、いずれ劣らぬ名店揃いの石川県の隠れグルメエリア・小松市。
北陸旅に出かける前の腹ごしらえに、北陸旅のしめくくりのディナーに、今回おすすめした3つのグルメスポットを活用してみてください。
- 記載の内容は2021年11月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
- 写真はすべてイメージです。