目の前にそびえる日本一の山
東名高速道路・御殿場インターチェンジからおよそ5分。アウトレットモールもすぐ近くにある東山湖は、元は江戸時代に作られた貯水池です。現在はニジマスなどのトラウト(鱒)の釣りが楽しめる管理釣り場になっていて、高水温になる7~9月は休業しますが、周囲にはサクラの木が植えられ、春は花見の人気スポットにもなり、釣りをしながら雄大な富士山を望めるロケーションはここならではのものとなっています。
元気のよいトラウトが数多く泳ぐ
東山湖で楽しめるのは「ルアーフィッシング」か「フライフィッシング」です(エサ釣りは禁止)。そのうちレンタルタックルですぐに始められて、入門者にもおすすめなのはルアーフィッシングになります。多数の魚が放流されているのでアタリも多く、管理釣り場を舞台にした釣り大会、フィッシングショップや釣り具メーカーによる釣りスクールの会場にもよく利用されています。
ビギナーの場合、事前に電話でお願いしておけば、スタッフに釣り方を一通り教えてもらう初心者スクールが受けられますので、ぜひ申し込んでみましょう。釣りにはチケットが必要で、主に「午前も午後も1日釣りができるもの」「午後のみのもの」「3時間券」がありますが、どのチケットを購入する場合でも、初心者スクール自体は無料でお願いできます。
ルアーはゆっくり一定の層を引く
ルアーフィッシングで釣る時の基本は「タダ巻き」です。名前のとおり、ルアーをキャストしたら「ただゆっくり巻く」操作で魚に食い付かせます。ルアーは管理釣り場用の1.6~1.8gのスプーンやクランクベイトが基本。ニジマスをはじめとするトラウトの仲間は、一定の層をまっすぐに横方向に移動するルアーに興味を示します。そのままルアーを追わせることができると、最後は食い付いてハリに掛かります。
なお、道具類を持参する場合は、サオは6フィート(約1.8m)クラスのトラウト用スピニングロッド、リールは1000~2000番のスピニングリール、ラインはナイロンの3ポンドラインといった組み合わせが標準になります。あとはラインの先に小型スナップ(接続金具)を結び、そこにルアーをセットします。
魚との駆け引きを楽しもう
魚はその日によって、あるいは1日のうちでも時間帯によって、よく釣れる深さ(タナ)が変わります。そこで、タダ巻きをする際も、キャストしたルアーが着水してからすぐに巻く、着水してから3秒後に巻く、着水してから5秒後に巻く、着水して底に着いてから巻く……というように、いくつかの深さを試してみて、魚がよく当たるタナを探しながら釣るようにします。そうすると1尾が釣れた時に、次も連続してヒットを得やすくなります。
元気な魚が掛かった時の手応えや、どこをどう釣るかの駆け引きは、休日のリフレッシュにもうってつけ。景色もよい東山湖で、ぜひトラウトフィッシングに挑戦してみてください。
釣り情報
東山湖フィッシングエリア
- 住所:静岡県御殿場市東山1077
- TEL:0550-82-2161
- ニジマスをはじめとするトラウトフィッシング用の管理釣り場。
- 7~9月の高水温期は休業。12~2月は午前6時開場、3~6月と10~11月は午前5時開場。
- 東名高速・御殿場ICから約5分。
- ウェブサイト:東山湖フィッシングエリア
- 記載の内容は2021年11月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
- 写真はすべてイメージです。