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    掲載日:2022.02.25

    【ANAオフィシャルカレンダーWelcome Aboard(ウェルカムアボード)2022連動企画】愛媛へ旅したい(2)

    かつて伊予の国と呼ばれた愛媛県。古くから文化や社会の環境が整い、それぞれの時代を代表するような文豪や著名人をたくさん輩出した愛媛は、今もなお歴史を感じる場所がたくさん残っています。今回はお城のある街・松山を中心に「歴史に触れる愛媛」の旅をご紹介します。

    常に見守る大いなるお城

    松山市内を一望する勝山の山頂に堂々とした姿を見せる松山城。江戸時代には日本全国170はあったとされるお城のうち、天守が現存する12城のひとつです。

    松山城の現在の天守は江戸時代末期頃に再建されたものです。近代でも何度となく火災の被害にあっていますが、天守は焼失を免れて現在まで残っています。また、焼失したほとんどの建造物も木造で復興され、常に地域から愛されてきました。愛媛出身の俳人・正岡子規が、愛郷の念から「松山や秋より高き天守閣」と読んだ句はあまりにも有名です。

    松山城天守閣から市内をのぞむ
    (画像提供:松山市公式観光ウェブサイト)

    また戦後、ロープウェイ・リフトが運行を開始し、「日本さくら名所100選」に選ばれるなど、観光に訪れる人が絶えない松山のランドマークにもなりました。天守にのぼり、松山平野を眼下にした圧巻の眺望は多くの人の記憶に残る絶景となるでしょう。400年前の風景を想像しながら、古の城主たちに思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

    松山城

    • 松山城総合事務所
      住所:愛媛県松山市大街道三丁目2-46
    • 電話:089-921-4873
    • ウェブサイト:松山城ウェブサイト

    松山城では春先、「松山春まつり(お城まつり)」が開催されます。松山城主ゆかりの隊列が鎧や着物などの本格的な衣装を身に付けて市内中心部を練り歩く「大名武者行列」をはじめ、松山城のふもとにある城山公園堀之内で行われるステージイベントなど、開催されるたび大いに盛り上がる松山の春を代表するお祭りです。2022年の開催予定は4月2日(土)〜4日(月)の3日間です(コロナウイルス感染拡大状況によって中止となる場合があるため、最新情報は松山市の公式ウェブサイトをご確認ください)

    松山春まつり(お城まつり)

    • 松山市役所 観光・国際交流課
    • 住所:愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館8階
    • 電話:089-948-6556
    • 公式ウェブサイト:松山市ホームページ
    圧倒的な建築美を見せる萬翠荘
    (画像提供:松山市公式観光ウェブサイト)

    江戸時代の後は、大正ロマンへタイムトリップしてみませんか。松山城から徒歩で行ける萬翠荘(ばんすいそう)は、大正11年に建築された旧伯爵邸です。大戦の戦禍を免れ、フランス・ルネッサンス様式を今に伝える貴重な建築物として、愛媛県指定有形文化財および国重要文化財に指定されています。
    歴史における栄華な時を知る萬翠荘で、先人たちの活動や歴史上の出来事に触れてみましょう。

    萬翠荘

    • 住所:愛媛県松山市一番町3-3-7
    • 電話:089-921-3711
    • 開館時間:9:00~18:00(変更の場合があるためウェブサイトをご確認ください)
    • 休館日:月曜日(開館の場合ありのため要確認)
    • ウェブサイト:萬翠荘

    今に生きる文化に触れる体験

    地域を代表する焼き物文化を体験
    (画像提供:砥部町役場商工観光課)

    多くの文豪や文化人とゆかりのある愛媛には、さまざまな伝統文化もたくさん続いています。松山市内からバスで40分ほど移動すると、砥部焼(とべやき)の手づくり体験にも参加できます。

    豊かな山で良質の陶土が採れたことから藩の庇護を受け、砥部焼は大きく発展しました。白磁に大胆に描かれたブルーの筆画が特徴的です。砥部町陶芸創作館では、絵付け、手びねり、ろくろの3つの体験コースから選び、気軽に伝統文化を体験できます。

    砥部町陶芸創作館

    • 住所:愛媛県伊予郡砥部町五本松82
    • 電話:089-962-6145
    • 営業時間:9:00~17:00(入館16:00まで)
    • 休業日:木曜日(祝日の場合は翌日)
    • ウェブサイト:砥部町陶芸創作館
    歴史を感じる道後温泉

    もちろん松山で欠かせないのは、道後温泉です。かの聖徳太子も疲れを取ったとされる良質のお湯は、湯治や美容に効果があるとして長く親しまれてきました。現在では別館をはじめとする外湯がいくつもある他、本館と隣接する形で約60店舗が並ぶ「道後ハイカラ通り」も人気スポットとなっています。朝9時から夜の10時まで、浴衣姿で歩くこともできるので非日常を味わうにも、お土産を選ぶにもぴったりです。

    道後温泉

    • 住所:愛媛県松山市道後湯之町4番30号(道後温泉事務所)
    • 電話:089-921-5141
    • ウェブサイト:道後温泉

    ローカルの目線で楽しむご当地グルメ

    松山で鍋焼きうどんといえばここ「アサヒ」
    (画像提供:愛媛県観光物産協会)

    せっかくなので郷土料理も満喫しましょう。「鍋焼きうどん」は寒い冬だけでなく夏でも定番人気という松山のソウルフードです。トロッとするまで煮込んだうどんと甘めの出汁は老若男女に愛され続けてきました。

    アルミの鍋で提供するスタイルで元祖・鍋焼きうどんの店とも言われる「アサヒ」は、松山市内に戻り市役所から徒歩8分ほど。昭和22年創業の味はマストチェックです。

    鍋焼きうどん アサヒ

    • 住所:愛媛県松山市湊町3-10-11
    • 電話:089-921-6470
    • 定休日:水曜・第二、第四火曜日(変更になる場合もあるためお問い合わせください)
    あらゆるみかんの味を楽しめる
    (画像提供:道後商店街振興組合)

    愛媛が誇る柑橘もしっかり楽しみましょう。道後ハイカラ通りには県内産のみかんを使ったさまざまなグルメが味わえるお店が並んでいます。なかでも「愛媛果実倶楽部 みかんの木」では、みかんジェラートをはじめ、みかんのソフトクリームや品種別に味わえるみかんジュースなど、みかんの加工製品を満喫できるお店です。温泉後にみかんスイーツを味わえば、身も心も愛媛ローカルな気分になれそうです。

    松山市近郊だけでも挙げきれないほど見どころが多い愛媛。いつかの過去の時代、同じ場所に立った人が何を見て、そしてどんな未来を描いていたのか。私たちは彼らが描いた未来を生きているのでしょうか。歴史に触れる旅は自分自身の生き方のためにも大きな意味がありそうです。ANAオフィシャルカレンダーWelcome Aboard(ウェルカムアボード)2022の特設ウェブサイトには、愛媛のさまざまな情報が掲載されていますので、ぜひあわせてご覧ください。

    • 記載の内容は2022年2月現在のもので、変更となることがあります。
    • メインビジュアル:松山城(画像提供:松山市公式観光ウェブサイト)
    ライター:Madoka(Two Doors)

    ANAオフィシャルカレンダーWelcome Aboard(ウェルカムアボード)2022連動企画

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