ファミリーにピッタリのコテージも用意
今回ご紹介する「ホテルグリーンピア南阿蘇」で、まず驚いたのが敷地の広さ。メタセコイアの美しい並木道に設けられた入口のゲートからホテルまで1kmはあるでしょうか。しかも、森を切り開いた敷地内にはキャンプサイトや、アスレチックタイプの大型遊具が贅沢に並べられた「ちびっ子広場」まで作られていて、敷地を歩くだけでもハイキング気分が味わえます。さらに、ホテル本館の隣には本格的な体育館も併設されているのだから驚きです。
客室は全室から阿蘇五岳の絶景を一望できる本館のほかに、8棟のコテージが用意されています。今回は、子供連れでものびのび過ごせて、「ちびっこ広場」にも近いコテージをセレクトしました。クラシカルな雰囲気漂うフロントでチェックインを済ませたら、早速コテージでワークタイム。コテージ内では、フリーWi-Fiのほかセキュリティ対策が施された専用Wi-Fiも利用可能。通信速度も速く、ストレスなくワークに集中できます。広いテラスもあるので、天気が良ければ外で仕事をするのも素敵です。
今回宿泊したのは最大3名利用の「ペガサス」というタイプ。室内にはお風呂とトイレが付いています。夕食をホテルのレストランでいただくプランのほか、テラスでバーベキューができるプランも用意されています。3名以上や二世帯で利用するなら、2ベッドルームタイプの「シリウス」と「ジュピター」がおすすめ。いずれもリビング・ダイニングが広く、キッチンも付いています。また、ワークに使える広めのテーブルがあるのも嬉しいポイントです。
遊具を揃えた広場や体育館など施設が充実
室内での仕事に疲れたら、気分転換を兼ねてホテル本館のロビーに続く外のテラスへ移動。パソコンの画面から目線を上げれば、そこは阿蘇の大パノラマ。阿蘇カルデラを囲む外輪山の中腹、標高650mの位置に立つこのホテルだからこそのワークスポットです。
その間、子供たちは外の「ちびっこ広場」で遊ぶのもよし、広い敷地を散策するのもよし、体育館で卓球やバドミントンをして遊んだり、幅広い選択肢からアクティビティをチョイスできます。それらすべてをホテルの敷地内で行えるところも、家族と楽しむワーケーションでは大きな魅力ですね。
南阿蘇村は、栃木、垂玉、地獄、大阿蘇火の山、白水の5つの温泉からなる温泉郷。エリア内にはいくつかの温泉宿がありますが、「ホテルグリーンピア南阿蘇」もそのひとつです。泉質は神経痛や冷え性、疲労回復などの効能があるといわれるナトリウム炭酸水素塩泉。少しとろっとした肌触りが特徴です。お風呂は、少しぬるめの内湯と熱いお湯が楽しめる石積み風呂、そして絶景に臨む露天風呂の3タイプのほか、サウナルームも用意されています。
自家牧場で肥育したあか牛のメニューが自慢
ゆっくり温泉に浸かって旅と仕事の疲れを癒したら、お楽しみの夕食タイム。今回は、熊本生まれの稀少和牛であるくまもとあか牛のすき焼きをメインに、ビュッフェスタイルで副菜をいただけるプランをチョイス。こちらのホテルで供されるあか牛は、自家牧場で肥育しているそうです。余分な脂身が少なく、それでいてほんのり甘みが感じられるお肉でした。もっとダイレクトに自家牧場産のあか牛の味を楽しみたいなら、ステーキのプランもおすすめです。
朝食は豊富なメニューが並ぶビュッフェスタイル。和のおかずには高菜をはじめ、地元の郷土料理も並びます。またパンの種類や洋風のおかずもバラエティに富んでいて、自分好みの食材をチョイスできます。なかでもおすすめは、自家牧場直送のヨーグルト。コクのある濃厚タイプの本格派です。このヨーグルトはホテルのフロントでも販売しており、自宅用やお土産としてとても人気があるそうです。
「ホテルグリーンピア南阿蘇」のある南阿蘇までは、阿蘇くまもと空港から車でおよそ30分。2021年3月に新阿蘇大橋が開通したほか、周辺の幹線道路もすべて復旧されたためアクセスしやすくなりました。2016年の熊本地震本震では甚大な被害を受けたエリアですが、一歩ずつ、そして力強く完全復興への道のりを進んでいます。
世界でも有数の規模を誇る阿蘇カルデラの絶景の数々や上質な温泉、地元のグルメなど、旅の楽しみがいっぱいの南阿蘇。復興の応援も兼ね、ワークをしながら南阿蘇の魅力を味わうベースキャンプとして「ホテルグリーンピア南阿蘇」を利用してみてはいかがでしょうか。
ホテルグリーンピア南阿蘇
- 住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石441−9
- TEL:0967−67−2131
- ウェブサイト:ホテルグリーンピア南阿蘇
- 記載の内容は2022年1月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。