ユニークなコワーキングスペースを発見!
福岡、北九州に次ぎ九州では3番目に人口の多い熊本市。名城・熊本城のお膝元として歴史を刻む市の中心地には、西日本最大とも言われるアーケードを備えた繁華街や有名百貨店、大型施設が揃っており、ショッピングやグルメを楽しむ人たちで活気に溢れています。
ワーケーションにおすすめのホテルとしてご紹介した「レフ熊本byベッセルホテルズ」は賑やかなアーケード街にあり、熊本城はじめ繁華街も徒歩圏内。市電(路面電車)を使えば、JR熊本駅や水前寺公園など中心街から少し離れた場所へも簡単にアクセスできます。まさに大都市・熊本を暮らすように味わうにはピッタリのロケーションです。
レフ熊本byベッセルホテルズ
- 住所:熊本県熊本市中央区新市街7番2号
- TEL:096-328-7777
- ウェブサイト:レフ熊本byベッセルホテルズ
それでは早速、仕事道具を持って街ブラに繰り出します。
まず向かったのは、熊本市内で2ヶ所のコワーキングスペースを展開する「未来会議室」。市内にはドロップインで利用できるコワーキングスペースがいくつかありますが、こちらはなにやら一風変わったワークスペースがあるということで、市内の繁華街のなかでも最も賑やかな下通(しもどおり)にある下通店に立ち寄ってみました。
「未来会議室」の下通店は、1階にパチンコ店が入るビルの5階にあります。広いフロアには会議室用のブースがいくつか設けられていますが、それ以外のオープンスペースならどこでも使えるシステムです。カウンターや大小さまざまなサイズのテーブルなど、席の数や種類が豊富なのもドロップインでは嬉しいですね。また、ハンモックで休憩できるリフレッシュスペースや利用者が持ち寄った書籍や漫画を読めるシェアライブラリー、高さ2m以上あるイスとテーブルがあるのもユニークです。
利用方法はとてもシンプル。事前に「未来会議室」のウェブサイトで会員登録(無料)し、利用当日にオンラインでドロップインの申し込みをすると予約番号が発行されます。利用料金は1時間330円(税込)。1時間を越える場合は、30分ごとに220円(税込)が加算されます。仕事が捗るか否かは別として、「未来会議室」のように特徴あるコワーキングスペースを各地で見つけて利用してみるのも、都市型ワーケーションの楽しみかもしれませんね。
未来会議室 下通店
- 住所:熊本県熊本市中央区下通1丁目12−27CORE21下通ビル5F
- TEL:096-356-0120
- ウェブサイト:未来会議室 下通店
地元の酒屋が主催する熊本の銘酒体験プラン
「未来会議室」の楽しい空間でワークした後は、ANA国内ツアーで見つけた熊本の銘酒体験プランに参加しました。体験プランの紹介には「地元熊本のお酒が数多く揃っている川上酒店。利酒師の資格を持つ旦那様が、バーや家でのお酒の楽しみ方など、幅広いお酒の知識を披露してくれます」とあり、興味津々です。
市の中心街から市電のA系統に乗って、会場となる川上酒店近くの呉服町駅で下車。地元の方と一緒に市電に乗って移動するだけでも、旅気分がぐんと上がります。呉服町は、古町地区と呼ばれる城下の町人町だったエリアで、所々に古い建物が残っています。川上酒店は、そんな古町地区の風情漂う古い建物で営業しています。
お酒を知って物語を楽しむ時間を提供することをテーマに、熊本の日本酒やワイン、ウイスキーなど楽しみながらお酒を学べるセミナーを積極的に開催している川上酒店。今回参加した熊本の銘酒体験は、ご主人がセレクトした熊本の日本酒と焼酎を試飲するプランでした。
「熊本のように数百年も前から、日本酒と焼酎、両方作っている県は日本ではあまり例を見ません。また熊本ではワインも作っていますし、ジンやラムもあります。最近ではウイスキーの工場もできました。まさにお酒天国です」という前口上からスタートした試飲体験。テーブルに並べられたお酒と焼酎それぞれの特徴はもちろん、作り手のこだわりや醸造、蒸留の方法、使用する酵母、産地、歴史、そして料理や飲み方など、話題は縦横無尽に展開します。
一通り試飲すれば、自分好みの一品にたどり着ける道筋が見えてくるように構成されているのも魅力です。ただし、試飲が進むにつれて酔いも回ってきますので、味わった感想など忘れないようにメモのご用意を。お気に入りの銘柄はお店で購入できるので、お土産にするのもいいですね。
川上酒店
- 住所:熊本県熊本市中央区万町2丁目3
- TEL:096-326-1568
- ウェブサイト:川上酒店
一泊では味わい尽くせない熊本グルメも魅力
試飲会の後は再び繁華街へ戻って、地元の食事を食べながら体験会の自主補講といきましょう。川上酒店のご主人が教えてくれたとおり、九州の甘めのお醤油でいただく馬刺しには、端麗なタイプではなく味わいの濃い地元のお酒が合いますね。天草をはじめ近海で採れる海の幸も外せないご当地グルメのひとつ。米焼酎らしいふくよかな香りを楽しみながら、こちらも地元風に甘めのお醤油で。名物のからし蓮根や酢味噌でいただく一文字のぐるぐるもお酒の肴にぴったりで、ついつい補講の時間が長引きます。
シメはもちろん熊本ラーメンで。繁華街はラーメン激戦区とあって、香ばしい焦がしニンニクが香る豚骨スープの定番のほかにも、塩ラーメンや濃厚な煮干し系など選択肢は豊富。地元のお酒やグルメもしっかり楽しむなら、とても一泊では足りそうにありません。都市型ワーケーションの滞在地として熊本市を選ぶなら、ちょい住み気分で連泊してみてはいかがでしょうか。
- 記載の内容は2022年1月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。