<ダックホーン ヴィンヤーズ>メルロー ナパ・ヴァレー【2018】
カルフォルニアは、アメリカのワイン生産量の90%を占める一大生産地。ナパ・ヴァレーはそのうちのたった4%という生産量でありながら、そのクオリティの高さで「カリフォルニアワインといえばナパ」と言われるほどに世界的な評価を受けています。
彼らがこよなく愛し、こだわりぬいて育てあげたメルローを中心に、長年の研究と努力の結晶で編み出された多品種との絶妙なブレンド具合が、豊かな果実味のなかに複雑な味のニュアンスを醸し出します。
【STORY】世界のエグゼクティブを唸らせてきたメルロー
世界でもまれな多様性ゆたかな土壌、豊富な日照量と冷涼な気候のナパ・ヴァレーで育ったぶどうは、ダックホーン・ヴィンヤーズが設立以来培ってきた丁寧な技術により、ホワイトハウスを訪れる客人をもてなすワインとして、長年にわたり世界のエグゼクティブを唸らせてきました。
1976年にダックホーン夫妻により設立されたこのワイナリーが、とりわけこだわりをもって育ててきたのがメルローというぶどうの品種。同ワイナリーの設立以前、フランスのボルドー地方で味わったメルローワインに惚れ込んだ二人は、当時の北米ではブレンド用の品種でしかなかったメルローを主力銘柄に据え、その育成に深い愛情と信念をもって取り組んできたのです。
そのたゆまぬ努力のすえ、同ワイナリーは米国のワイン有名雑誌Wine & Spiritsが世界中を対象に選出する「Top100ワイナリーズ」に過去7度も選出。アメリカを代表するカリフォルニアワインのトップブランドであるナパ・ヴァレーにおいて、メルローでは他の追随を許さない地位を獲得するに至りました。その伝統とクオリティは、現在4代目の若き女性醸造責任者ルネ・アリーさんに引き継がれ、いまも世界中のメルローファンを魅了し続けています。
【Fromソムリエ】
皆様、お待たせいたしました。それではいよいよ、ANAのテイスティングルームへご案内いたしましょう。ガイド役を務めるのは、ANAショッピング「A-style」ワインアドバイザーの佐藤ソムリエです。
「重厚感のある辛口のこのメルローは、熟したカシスやブルーベリーの香り、凝縮された果実味と、フレッシュな酸味、きめ細やかなタンニンの渋味が特徴です。牛ヒレのグリルや鴨のロースト、ウナギの蒲焼など、濃い味のお料理との相性がよく、エレガントでシックな雰囲気のディナーにピッタリな1本です。デキャンタージュして大きめのグラスで楽しむのが王道の飲み方ですが、ワイン通ならあえてデキャンタージュせず、グラスをくゆらせながら味の変化をゆったりと楽しむのも粋だと思います。」(佐藤)
- ソムリエ・プロフィール
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- A-style ワインアドバイザー 佐藤雄介ソムリエ
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都内の星付きフレンチ、ラグジュアリーホテルで経験を積み、2017年にANAインターコンチネンタルホテル東京のシェフソムリエ就任。(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ・エクセレンス
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