日本最北に位置する北海道。厳しい条件が重なることで神秘的な光景が広がることも。奇跡の世界を覗いてみよう。
冬の北海道が作り出す自然現象
ダイヤモンドダスト
ダイヤモンドダストは太陽の光で輝く細かい氷で、寒冷地で無風かつ湿度が高いと
見られることがあるのだそう。
陽の光を受けた空気中の水蒸気が、細かい氷となって浮遊して
金色や虹色に輝く美しい現象。一度は見てみたい光景だ。
フロストフラワー
湖が氷で覆われる時期に現れるフロストフラワー。
湖面から蒸発した水蒸気が凍り、小さい氷のカケラに水蒸気が次々に凍りついて
結晶となって花のような形になったもの。まさに自然が作り出した霜の花。
気温は-15度ほどで、無風、さらに積雪なしという厳しい条件下で
発生する神秘の光景。阿寒湖や屈斜路湖で見られる。
霧氷
摩周湖や弟子屈湖などで見られる、空気中の水蒸気や霧が木に付着して凍る現象、霧氷。
白く凍った霧氷は、とても美しい青空とのコントラストを見せてくれる。
気温が高くなると霧氷は溶けて落ちてしまうため、
天気がいい早朝が狙い目だそう。神秘の霧氷、一見の価値あり。
ジュエリーアイス
海へと流れ出した十勝川を覆いつくす氷が、河口の大津海岸に打ち上げられる
氷の塊がジュエリーアイス。太陽の光を受けると眩く輝く奇跡の現象。
単純な氷の塊ではなく、まるでクリスタルのような
透明な氷がジュエリーアイスの特徴。
1月中旬~2月下旬までが見頃とされている。
- 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。