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    掲載日:2022.03.31

    長崎県の池島で触れる炭鉱の歴史

    平成13年まで稼働していた池島炭鉱。坑内見学を通じて見える、日本産業の歴史に触れる。

    日本の高度経済成長を支えた炭鉱の島

    長崎県・池島。かつて炭鉱の町として栄えた歴史がある

    長崎県池島。かつて炭鉱の町として発展したこの島は、
    現在炭鉱の歴史が垣間見れる町として、観光客に人気のスポットだ。
    島内には火力発電所跡や貯炭場など、現役を終えた産業機械が佇んでいる。

    トロッコで坑内見学ができる池島炭鉱ツアー

    いかに炭鉱の島として役割を担っていたかがわかるのが、池島炭鉱ツアー。
    炭鉱弁当を食べ終えたらヘルメットにヘッドライトを装着して、
    トロッコに乗り込む。当時の炭鉱マンもそんな日々を過ごしていたのだろうか。

    当時の作業の様子なども資料から垣間見える

    坑内では、かつて池島炭鉱で働いていたという越田さんが案内してくれた。
    使われた機械や道具が置かれているほか、
    当時の作業の様子なども写真を見せながら説明してくれる。

    実際に使用されていた機械での作業体験もできる

    池島は昭和34年〜平成13年の43年間、日本の石炭産業を支えていた。
    比較的最近まで稼働していただけあって、機械化が進んだ石炭採掘だったという。
    実際に使用したドラムカッターや、ドリル作業の体験も可能だ。

    かつて炭鉱マンの住宅だった建物がそのまま残されている

    大きな事故はほとんどなかったというが、当時の炭鉱マンの手取りは高かった。
    渡り廊下付きの8階建アパートを見るとそれも頷ける。
    最盛期の昭和45年には人口が7700人にまで膨れ上がったそうだ。

    壁をはうツタが閉山からの年月を物語る

    メンテナンスのしやすさから水道管を地上に出していたという。
    ツタが絡まった炭鉱アパートは、閉山からの年月を感じさせる。

    長崎の沖合に静かに浮かぶ池島

    日本の高度成長期は、まさにエネルギー革命の時代。
    やがて鉄道輸送や重工業に欠かせなかった石炭の需要は低くなり、
    九州最後の炭鉱は平成13年に閉山した。

    池島炭鉱体験施設

    • 住所:長崎県長崎市池島町154
    • 電話番号:0959-26-0888
    • 営業時間:11:00〜15:30
    • 定休日:毎週水曜日、第2・第4木曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
    • ウェブサイト:池島炭鉱体験施設
    • 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    取材協力:三井松島リソーシス株式会社

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