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    掲載日:2022.03.31

    福岡の柳川をどんこ舟で川下り

    福岡の柳川には、かつての柳川城の堀割が今も町の中に残っている。この堀割りをどんこ舟で下れば、水郷の町、柳川の歴史に触れることができるだろう。

    川下りで水郷の町を知る

    柳川下りに出発。船頭が巧みに船を操る

    船に乗り込めば、早速出発。船頭の巧みな竹棒さばきによって川下りが始まる。
    柳川と呼ばれる町だけあって、水路脇の柳はいずれも立派で、柔らかい風にたなびく姿が心地よい。

    狭く低い水門をくぐり、どんこ舟は内堀へと進む

    どんこ船はやがて水門をくぐって内堀へと曲がっていく。
    こんな狭くて低い所を通れるのか疑問に思うかもしれないが、
    卓越した船頭の竹竿さばきは伊達じゃない。船はかすりもせずに水門をくぐり抜けた。

    城を守ると同時に、生活用水、農業用水としても利用された掘割

    かつて城下町として栄えた柳川。この堀割は城を守る役割と
    生活用水、農業用水として利用されてきたという。
    水汲み用に設置された階段など、その形跡は今も残されている。

    心楽しい水上売店とのやりとりも柳川下りの醍醐味のひとつ

    川下りも後半に差し掛かると、水上売店が現れる。まさに舟上のドライブスルー。
    船の流れに合わせて売り子が声をかけてくる。
    人気の揚げ餅など、しばし小腹を満たすのもまた風情。

    柳川は北原白秋ゆかりの地。掘割の脇に歌碑が残る

    詩人北原白秋が生まれた地とあって、お堀の脇には白秋が残した歌の数々の石碑が。
    船頭はそんな歴史の語らいに加え、歌ってくれた。名曲「この道」や「待ちぼうけ」だ。

    400年の歴史を今に伝える掘割と川下り

    水を掻く音や鳥のさえずりに加え、船頭の軽快な話術。
    遥か400年も昔に作られた堀割は、現代では町の歴史を伝える川下りとして役割を担っている。

    水郷柳川観光

    • 住所:福岡県柳川市三橋町下百町1-6
    • 電話番号:0944-73-4343
    • 営業時間:9:00〜17:00(最終受付15:30)
    • 定休日:年中無休
    • ウェブサイト:水郷柳川観光
    • 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    撮影協力:水郷柳川観光 株式会社

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