未だ多くの謎に満ちた弥生時代。圧巻のスケールで、現代からタイムスリップしてみよう。
邪馬台国の歴史とロマン
弥生時代の日本最大の環壕集落跡として知られる「吉野ヶ里歴史公園」。
当時の高床倉庫などが復元され、
まさに弥生時代へタイムスリップした気分を楽しめる場所だ。
巡回バスが走るほど広大な園内には、庶民の居住空間のほか、王の家、煮炊き屋、
さらには物見やぐらなど見どころばかり。
弥生時代の暮らしが垣間見られる武具や土器、繊維なども展示されていて
この時代から物に対する意匠性が施されていたことにも驚かされる。
王がまつりごとを行う「主祭殿」の内部も必見。
その年の農作物の収穫について議論された様子が再現されている。
およそ2100年前の歴代の王などの墓が並ぶ北墳丘墓。
棺とされていた甕棺から、青銅の剣などがここ吉野ヶ里で出土されている。
吉野ヶ里歴史公園を訪れたなら、ぜひ当時の文化体験をしたいところ。
細かい作業の勾玉作りなど、ならではの体験が楽しめる。
- 体験プログラムについては、吉野ヶ里歴史公園のウェブサイトやお電話にてご確認ください。
授業や教科書で学んだ時代が、見事に復元された吉野ヶ里歴史公園。
現代につながるルーツが見られる一方、まだまだ多くの謎に包まれた時代。
歴史のロマンを感じる旅になるに違いない。
吉野ヶ里歴史公園
- 住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
- 電話番号:0952-55-9333
- 営業時間:9時~17時(6~8月の第3月曜日及びその翌日)
- ウェブサイト:吉野ヶ里歴史公園
- 記載の内容は2022年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
撮影協力:吉野ヶ里歴史公園