世界に認められた豊かな生態系
2021年7月26日、奄美大島、徳之島、沖縄島北部とともに、八重山諸島の中で唯一、世界自然遺産に登録された沖縄県の西表島。島の90%は亜熱帯のジャングルで、大小40以上の河川が流れ、川と海が接続する汽水域には、熱帯・亜熱帯地域で生命のゆりかごとなっている、広大なマングローブ林が広がります。
国の天然記念物のイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、セマルハコガメ、キシノウエトカゲなどの珍しい動物や、サガリバナなどのユニークな植物も見られ、その生態系の豊かさは小笠原諸島などと並んで「東洋のガラパゴス」と称されるほど。トレッキングやカヌーなど自然を活かしたアクティビティも盛んですが、なかでも釣りはこの島が持つ自然の多様さと生き物の豊かさを一度に体感することができます。
初めての釣りも大物釣りも楽しめる
西表島の釣りは一年中楽しめます。そのうえで、沖縄の本島とも違う気候、離島の環境を保護するために設けられている規制、マングローブフィッシングなどの独自のスタイルといった要素を考えると、現地のフィッシングガイドの利用がやはり欠かせません。何より、ガイドサービスなら「釣り体験コース」のような、島で初めて魚釣りをやってみたいという人にも適切なプランが用意されています。なかには釣れた魚を島内の居酒屋などに持ち込んで、美味しく料理してもらうところまでサポートしてくれるところもあり、釣り道具やエサの用意もお任せで、気軽に釣りを楽しめます。
また、釣り経験者にとっても、西表島の魚の多さ、釣れる魚の大きさは、沖縄の本島と比べても魅力的で、毎年のように旅行プランを練って、繰り返し訪れる人が少なくありません。近年、特に人気が高いのは「ジギング」「GTフィッシング」「リーフフィッシング」「マングローブフィッシング」などのルアーフィッシングですが、小魚を釣ってエサにする「泳がせ釣り」なども驚くようなサイズがねらえ、いずれにしても、現地の最新情報に精通するガイドをお願いすることで、大物や珍しい魚と出会えるチャンスが広がります。