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    掲載日:2022.05.20

    陸と海がつながる濃密な自然を満喫。世界自然遺産・西表島のガイドフィッシング

    2021年に八重山諸島唯一の世界自然遺産に登録された西表島。現地ではカヌーやトレッキングなどさまざまなアクティビティが楽しめますが、誰もが多彩な魚に出会える釣りも非常に魅力があります。

    世界に認められた豊かな生態系

    西表島は川も多い。河口域はマングローブ林に覆われカヌーや釣りが楽しめる

    2021年7月26日、奄美大島、徳之島、沖縄島北部とともに、八重山諸島の中で唯一、世界自然遺産に登録された沖縄県の西表島。島の90%は亜熱帯のジャングルで、大小40以上の河川が流れ、川と海が接続する汽水域には、熱帯・亜熱帯地域で生命のゆりかごとなっている、広大なマングローブ林が広がります。

    タコの足のように根が伸びるマングローブ(写真は干潮時の状態)。ヒルギ科の木々が代表的です
    島内にはキシノウエトカゲやイリオモテヤマネコなどの珍しい生き物も生息する

    国の天然記念物のイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、セマルハコガメ、キシノウエトカゲなどの珍しい動物や、サガリバナなどのユニークな植物も見られ、その生態系の豊かさは小笠原諸島などと並んで「東洋のガラパゴス」と称されるほど。トレッキングやカヌーなど自然を活かしたアクティビティも盛んですが、なかでも釣りはこの島が持つ自然の多様さと生き物の豊かさを一度に体感することができます。

    トレッキングで見られるマリユドゥの滝。「丸いよどみ(淀み)」が名前の由来
    穏やかな水面を滑るように進むカヌー。川を遡って滝を見にいくツアーもある
    沖縄エリアで幸せの花とされるサガリバナは、毎年6月末~7月末頃開花する

    初めての釣りも大物釣りも楽しめる

    魚の数も種類も豊富な西表島。気軽にトライできる五目釣りでも十分楽しさを味わえます
    画像提供:MOI

    西表島の釣りは一年中楽しめます。そのうえで、沖縄の本島とも違う気候、離島の環境を保護するために設けられている規制、マングローブフィッシングなどの独自のスタイルといった要素を考えると、現地のフィッシングガイドの利用がやはり欠かせません。何より、ガイドサービスなら「釣り体験コース」のような、島で初めて魚釣りをやってみたいという人にも適切なプランが用意されています。なかには釣れた魚を島内の居酒屋などに持ち込んで、美味しく料理してもらうところまでサポートしてくれるところもあり、釣り道具やエサの用意もお任せで、気軽に釣りを楽しめます。

    色鮮やかなバラハタ。大型は注意が必要な場合もあるが小型は食用にも人気
    ルアーアングラー憧れのターゲットGT
    画像提供:ONE OCEAN

    また、釣り経験者にとっても、西表島の魚の多さ、釣れる魚の大きさは、沖縄の本島と比べても魅力的で、毎年のように旅行プランを練って、繰り返し訪れる人が少なくありません。近年、特に人気が高いのは「ジギング」「GTフィッシング」「リーフフィッシング」「マングローブフィッシング」などのルアーフィッシングですが、小魚を釣ってエサにする「泳がせ釣り」なども驚くようなサイズがねらえ、いずれにしても、現地の最新情報に精通するガイドをお願いすることで、大物や珍しい魚と出会えるチャンスが広がります。

    グルクンの泳がせ釣りで釣れた19.2kgのアカジン(写真はコクハンアラ)
    画像提供:うみ日和
    ジギングで釣れた13.8kgのアーラミーバイ(ヤイトハタ)
    画像提供:うみ日和

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