機内に忘れてしまいやすいものとは?
楽しみにしていた旅行、久しぶりの帰省、大切な出張など、これからの時期、飛行機で移動する機会が増えてきそうですね。旅を存分に楽しむためにも気を付けたいのが、機内での忘れ物です。
私は、飛行機に乗るときに本を持ち込んで、よく読書をしています。でも、フライト中は食事や映画鑑賞、睡眠など、他にもやりたいことがいっぱいあって、読みかけの本を座席前のポケットに入れることもしばしば。そうこうしているうちに目的地に到着すると、旅への期待と興奮で、足早に飛行機を降りてしまいそうになります。そして、慌てて振り返るのです、「座席前のポケットに本を入れていた!」と。
皆さんも似たような経験はありませんか?
ANA国内線の機内でよく確認される忘れ物は、「本」「衣類」とのこと。
機内で着るために持ち込んだ上着も、座席の上の物入れや座席前ポケットに入れたまま飛行機を降りてしまう、ということがありそうですね。
その他に、頻度はそれほど多くないものの、忘れた場合に非常に困るのが「携帯電話」や「貴重品」。最近は、自身で持ってきたワイヤレス・イヤホンを使う人が増えていることもあって、「イヤホン」を機内に落とすケースも多くなっているようです。
ポケット、物入れ、座席のすき間の確認を
忘れ物が確認される場所は、ほとんどが座席周り。特に、次の3ヶ所が要チェックポイントです。
- (1)座席前のポケット
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本やスマートフォン、パソコン、貴重品など、身の周りのものを入れるのに便利なので、利用している人も多いことでしょう。それだけに、飛行機を降りる前にチェックしたい場所でもあります。
- (2)座席の上の物入れ
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機内に持ち込む手荷物をはじめ、ジャケットやコートなどを入れることもあります。旅先で買ったお土産を手提げ袋などに詰めて、ここに入れる人も多いのではないでしょうか。奥のほうは見えづらいため、見落とすことも考えられます。入れたものをすべて取り出したかどうか確かめましょう。
- (3)座席と座席のすき間
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スマートフォンやイヤホン、アクセサリーなど、薄いものや小さいものが挟まってしまうことがあります。降りる前に確認すると安心です。
上記の3ヶ所以外に、プレミアムクラスなどではヒジをのせるアームレスト周辺も見落としやすいので、ご注意を。
もし忘れ物をしてしまったら?
ANA国内線の機内で忘れ物をした場合、ANA ウェブサイトの「お問い合わせフォーム(メール)」、または電話で問い合わせることができます。その後、「忘れ物が見つかった」との回答を受けたら、空港まで出向いて引き取るか、配送してもらうかのどちらかの方法により、手元に戻ってくることになります。
機内の忘れ物等は丁寧に確認しているそうですが、手元に戻るまでに時間がかかる場合もあるようです。というのも、羽田空港から稚内空港まで搭乗した際の忘れ物が稚内空港で保管されていた場合、羽田空港に問い合わせても1日1往復の運航しかないため、返却が翌日以降となる、などといったケースがあるからです。
飛行機を降りた後に旅を心地よく楽しめるように、また、安心して日常に戻れるように、飛行機を降りる前には「座席前のポケット」「座席の上の物入れ」「座席と座席のすき間」の3ヶ所をチェックして、忘れ物をしないようにしましょう。
- 記載の内容は2022年4月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
- 写真は一例となります。ご搭乗の機材によって「座席前のポケット」、「座席の上の物入れ」、「座席と座席のすき間」の仕様が異なる場合があります。