ハワイ入国に必要な書類・空港の雰囲気は?
これまで国外からの渡航者に対し義務付けていた2回以上の新型コロナウイルスワクチン接種証明書の提示が、2023年5月11日から不要になりました。2023年6月現在、ハワイ渡航の際に必要な書類はパスポート、ESTA(電子渡航認証システム)のみでOK。
遅くとも出発日の2週間前には登録しておきましょう。帰国の際は、機内で配布される税関申告書をオンラインで行うことができる「Visit Japan Web」の登録をしておくと帰国がスムーズです。ウェブで登録できない場合は、これまで通り機内で配布される紙の税関申告書に記入をすればOK。
2023年6月現在、成田空港出発ゲート内のショップはほぼすべての店舗が営業中。2022年までは一部のお店を除き休業しており閑散としていましたが、活気を取り戻しています。
ハワイの物価はどうなっている?
円安という状況もあり、コロナ前に比べてレストランやカフェのメニュー、商品、ホテル料金はすべて上がっています。ワイキキのカフェなどで提供されているアサイボウルはだいたい$15〜20。パンケーキは約$23〜30が一般的です。また、レストランなどで支払うチップについても、以前は15〜18%が一般的でしたが、18〜25%というのが相場のようです。
物価高を乗り切るコツは?
せっかくのハワイ旅行。お金のことばかり考えたくはありませんが、やはり財布の紐を閉めるところは閉めて、賢く旅行を楽しみたいもの。滞在中、上手に節約するコツとして、複数人での旅行であれば、あえて1人1オーダーするのではなくシェアスタイルで食べるという方法があります。ハワイのレストランなどで提供される料理は基本的に日本より量が多い場合がほとんど。シェアして食べれば料金も節約することができます。また、レストランで頼み過ぎてしまった場合は、ほとんどの店でテイクアウトが可能。コンドミニアムなどに滞在していれば、電子レンジで温めて食べてもいいでしょう。
ほかにも、チップなどがかからないフードコートのプレートランチをシェアするという手もあります。ハワイ旅行に慣れている人であれば、コンドミニアムに滞在して自炊するという方法も。日本では見かけないような食材が並ぶハワイのスーパーでの買い物は、旅の楽しみのひとつになるでしょう。
オアフ島各地で開催している、ファーマーズ・マーケットに足を運んでみるのもおすすめ。農家をはじめ、アーティストなど生産者と直で顔を合わせて買い物ができる青空市で、その場で食べられるフードが充実しています。生産者が直で販売しているため、ワイキキなどの街なかで購入するよりも安い場合が多いのです。はちみつやコーヒー豆なども、スーパーで買うよりもお得に手に入ることがありますよ。
ハワイの最新グルメ事情
続いてはハワイのグルメの最新トレンドについてご紹介します。多様な食文化が入り混じるハワイでは、常に新しい食のブームが生まれており、現在そのひとつが「ドーナツ」です。特に、動物性不使用のビーガン・ドーナツのお店が増えており、罪悪感なく食べられることでも人気を呼んでいます。写真はカウアイ島で生まれた人気ドーナツショップ、ホーリー・グレイル・ドーナツ。乳製品、大豆、卵を使用せず、サツマイモの一種であるタロイモを蒸してペースト状にしたハワイアンの伝統料理、ポイを生地に練り込ませたもちもち食感が人気です。
ハワイのおすすめドーナツショップ
ホーリー・グレイル・ドーナツ
- カウアイ島生まれの大人気ヘルシードーナツの専門店。
- 住所:1001 Queen St. #101
- ウェブサイト:ホーリー・グレイル・ドーナツ(英語)
リトル・ヴェッセル・ドーナツ・カンパニー
- 週末限定オープンながら行列ができる人気店。ココナッツオイルで揚げる100%ビーガンドーナツを販売。
- 住所:3458 Waialae Ave.
- Instagram:リトル・ヴェッセル・ドーナツ・カンパニー
もうひとつのトレンドが全米でもブームとなっている「スマッシュバーガー」。これは、パティを鉄板にギュッと押し付けて(スマッシュ)焼くスタイルで提供するハンバーガーのこと。一気に押し付けて焼くことで、表面はカリッとしつつも中に肉汁やうまみを閉じ込めることができるのだそう。ハワイのハンバーガーといえば大ボリュームでジャンクなイメージもあるとは思いますが、最近ではこのような新たなスタイルで提供する店やハワイ産の食材やこだわる「グルメバーガー」が増えてきています。
ハワイのおもなスマッシュバーガー店
ザ・デーリー
- スタイリッシュな店内でスマッシュバーガーを提供する。
- 住所:1110 Nuuanu Ave.
- ウェブサイト:ザ・デーリー(英語)
チャビーズ・バーガー
- フードトラックに火が付き2022年にカイムキにオープン。1950年代のスタイルで提供するバーガーが自慢。
- 住所:1145C 12th Ave.
- ウェブサイト:チャビーズ・バーガー(英語)
次の滞在はリニューアル&ブティックホテルをチェック!
2021年〜2023年にかけて、ワイキキにはさまざまな新しいホテルが開業しました。なかには、古くからの老舗ホテルがロックダウンを機に改装を果たし美しく生まれ変わったホテルも。最近のトレンドは、独創的かつスタイリッシュな内装が特徴的なデザイナーズホテル。比較的客室数は少ないながらも、おしゃれなデザインのホテルが多く、女性やリピーターに人気です。
上記の写真は2023年5月にグランドオープンしたばかりのウェイファインダー・ワイキキのロビー。1階にはポケの人気店、レッドフィッシュ・ポケバーbyフードランドが入ります。
こちらは2022年11月に改装オープンとなったツイン フィン ワイキキ。ワイキキ・ビーチに面する最高の立地ながら、ダイヤモンドヘッドが見渡せる客室もあります。サーフィンやビーチ遊びを楽しみたい人に人気のホテルです。
ここ数年各ホテルでは、ハワイの環境保全のための活動としてエコなウォーターボトルをアメニティのひとつとして設置するところが増えています。ホテル内に設置された給水所で給水することができ、ウォーターボトルはお土産 として持ち帰りできるのもうれしいポイントです。
ワイキキのおもなニューオープン&改装済みホテル(2021年〜2023年)
- アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート(2022年4月リニューアル)
- ワイキキビーチ・マリオット・リゾート&スパ(2021年8月リニューアル)
- ツイン フィン ワイキキ(2022年11月ニューオープン)
- ウェイファインダー・ワイキキ(2023年5月ニューオープン)
2023年6月現在、ハワイを訪れる日本人観光客はまだまだコロナ前にはほど遠いのが現状。以前と変わった点ももちろんありますが、初めての方もリピーターも関係なく包み込んでくれるのがハワイの魅力でもあります。この記事を参考に、今年はぜひハワイへ出かけてみてはいかがでしょうか。
- 記載の内容は2023年6月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。