神話の島と鳴門の渦潮
瀬戸内海に浮かぶ島の中で最も大きい淡路島。古くは神話にも登場し、海をかき混ぜることで国を生み出したという、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二柱の神が、夫婦になったあと最初に作ったとも伝えられる島です。歴史ある島は、大阪、神戸などの都市圏からのアクセスもよく、今は自然豊かなレジャーアイランドとしても大きな魅力があります。
淡路島を訪れるならレンタカーが便利です。ANAトラベラーズレンタカーなら、前日12:00まで予約でき、100円につき1マイルが貯まります。北の本州側からは明石海峡大橋、南の四国側からは大鳴門橋を渡ると淡路島ですが、大鳴門橋の徳島側にある「大鳴門橋遊歩道 渦の道」は立ち寄り所としても人気。海上45mに浮かぶ遊歩道からは、有名な鳴門の渦潮をのぞき込むことができ、「海をかき混ぜた」という国生み神話とこの島の繋がりがよくわかります(渦潮が見られるタイミングは季節や時間によりますので、詳しくは施設のウェブサイトで確認してください)。
夏におすすめの一大レジャースポット
そして、大鳴門橋からも近い福良湾には、これからの夏休みの旅先にもぴったりな、様々なアウトドアレジャーを一ヵ所で楽しめる場所があります。「淡路じゃのひれアウトドアリゾート」は、釣り体験、食の体験、イルカとのふれあい体験、海上散歩(SUP)体験などが楽しめる体験型複合アウトドア施設。それぞれにビギナーでも安心な体験コースが用意されていて、コテージ泊やオートキャンプもできます。
高級魚のマダイ釣りを気軽に体験
釣り体験ができる「淡路じゃのひれフィッシングパーク」は、山と海に囲まれた波静かな湾内に浮かぶ巨大な海上釣り堀で、初心者や家族連れに人気な「ファミリーコース」では、ふらっと手ぶらで立ち寄っても気軽に釣りが楽しめます。イケスに常時放流されているのは、食べても美味しい高級魚のマダイ。1人3尾まで釣りをして、釣った魚はすべて持ち帰ることができます。釣りに必要な道具やエサも、もちろん現地ですべて調達OK。受付時にスタッフが使い方を教えてくれるので、初めての人でもマダイのダイナミックな引きを体験できます。
釣った魚は併設のレストランで調理してもらって食べることや、バーベキュー場で焼いて食べることもでき、淡路島のきれいな海を眺めながら、自分の釣った魚を友人や家族と一緒に楽しめば、楽しさがさらに増します。また、持ち帰りたい分の魚は、食べやすい切り身にしてもらうこともできるので、夏休みの子供たちの「食育」体験にもぴったりです。
穏やかな海に浮かぶSUP
また、海の気持ちよさを味わうなら、大きなサーフボードの上に乗って、ゆらゆらと波の上に浮かぶSUP(サップ)も面白い体験です。当地は防波堤のある内海で波や風の影響を受けにくく、専属のガイドもしっかり付いて、子供から大人まで無理せずチャレンジできます。SUPは立ったまま漕いだり、座って湾内を探索したり、寝転んでのんびりくつろいだり、楽しみ方も自由。足もとに魚が見えることも珍しくなく、海上ではガイドが記念写真を撮って、その日のうちにデータでプレゼントもしてくれるので、思い出作りにもぴったりです。
そんな淡路島は、アウトドアレジャーだけでも、1日や2日では遊びきれないほどですが、グルメも充実しています。古来「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、島でとれる豊かな海産物を都の朝廷に献上してきましたが、現在はマダイ、ハモ、タチウオ、シラスなどの四季折々の魚に加えて、名産のたまねぎ、淡路牛など他のブランド食も注目されています。ドライブを兼ね、島内のレストランを巡ってみるのもおすすめ。地元食材を味わえる島内のお店は、ANAグルメマイルでも検索できるので、ぜひチェックしてみてください。
淡路じゃのひれアウトドアリゾート
- 住所:兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660
- アクセス:神戸空港から車で約1時間半、大阪(伊丹)空港から車で約2時間、徳島空港から車で約40分。
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問い合わせ:電話による問い合わせはそれぞれの体験施設へ
ドルフィンパーク TEL:0799-50-3353(9:00~17:00)
フィッシングパーク TEL:0799-52-4477(8:00~16:00)
SUP TEL:0799-20-7770(9:00~17:00) - ウェブサイト:淡路じゃのひれアウトドアリゾート
<淡路島の他の釣り情報>
淡路島の釣りの魅力はこちらでも紹介しています。
- 記載の内容は2022年6月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
文・写真:つり人社