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    掲載日:2022.07.28

    【ANAオフィシャルカレンダーWelcome Aboard(ウェルカムアボード)2022 連動企画】高知へ旅したい(2)

    森林と水に恵まれた高知県。北に四国山地、南に太平洋を臨み、温暖多湿な気候によって亜熱帯植物が自生したり、他の土地より早い稲作など、独特の風土が根付く場所です。五感を刺激し、自然と一体化するような旅の時間をご紹介します。

    目も心も、仁淀ブルーに染まる時間

    太平洋に流れ出るまでの流域人口は11万人とも言われる壮大な仁淀川

    高知龍馬空港から車で1時間強。仁淀川(によどがわ)は、愛媛県から高知県の中央を通る一級河川です。国土交通省による水質調査が証明する水質の良さと、透明度の高さから澄みきった美しい青さを誇ります。

    川の美しさは流域沿いの各所で眺めることができますが、中でもたびたび話題に上がるのは、仁淀川上流にあたる高知県いの町の「にこ淵」。まっすぐに落ちる滝と、色を濃くしながら豊かに広がる青い水は、「仁淀ブルー」の呼び名が生まれた場所とも言われています。

    奥まった場所で、えも言われぬ美しさを魅せるにこ淵

    自然が生み出す色彩に心が躍りますが、実はここは、昔から神聖な場所とされてきました。山奥であることに加え、幹線道路から50メートルほど下がった場所でもあり、その神秘さから水神様の化身である大蛇の伝説が言い伝えられているほどです。くれぐれも、水に入ったり飲んだり、ゴミを捨てたりしないように注意しましょう。道路からの道はきれいに舗装されていますが、足元には十分に気をつけてください。

    仁淀川でカヌーなどを楽しむ人が橋の下を通過することもある名越屋沈下橋

    にこ淵周辺を満喫したら、車で30分ほど移動した最下流域の「名越屋沈下橋」を訪れてみるのもおすすめです。沈下橋とは、洪水時には水中に沈下することを想定して作られた低い橋のこと。欄干によって洪水時に流木を留めたりしないよう、初めから水の抵抗を受けにくいように設計されたデザインは、自然とともに暮らす先人たちの知恵や覚悟をそこはかとなく感じることができます。全長191m、今も地域住民たちが利用する生活道です。

    地域に溶け込む手仕事を体験

    伝統文化を体験できるいの町の道の駅「土佐和紙工芸村QRAUD(くらうど)」

    名越屋沈下橋から車で数分移動した先、いの町の道の駅「土佐和紙工芸村QRAUD(くらうど)」では、1000年以上の歴史があるとされる伝統文化、土佐和紙づくりを体験できます。

    素敵な旅の思い出に、自分の手ですいた土佐和紙を

    手すきで和紙を作り、ハガキや色紙、季節によってはうちわを作ることも。世界に1つだけ、かけがえのない旅の思い出になるはずです。

    見逃せない、地域の人から愛されるローカルグルメ

    道の駅「紙博直販所」。みずみずしい地産の食材が並ぶ
    画像提供:一般社団法人仁淀ブルー観光協議会

    五感でしっかりと地域を体験した後は、地産の味でパワーアップを。できれば地元の人が愛するものを味わってみたいですね。
    仁淀川沿いに車で10分ほど下ると、地元の農産物や加工食品が所狭しと並んだ道の駅「紙博直販所」があります。
    ここで愛されているのは、砂糖煮にした生姜を生地に練りこんだ「しょうがまんじゅう」。歯ごたえと香りの良さが絶妙で、常連客にも人気の逸品です。

    高知産の野菜をふんだんに使った「畑山ガーデン」のピザは観光客からも大好評

    そこから日高村方面に車で約5分、国道33号線沿いの「畑山ガーデン」は、2005年創業のレストランです。地域の魅力を深く理解し、野菜ソムリエとしても活動する店主が厳選した地元産の野菜を、ふんだんに使ったピザが人気のお店。厚手でふっくらした生地とジューシーにグリルされた野菜のおいしさで、お腹も心もいっぱいに。

    青い空に溶け込むような仁淀ブルーを軸にして、色彩豊かな高知でのびのびと解放される旅はいかがですか。家族や大切な人と、もしくはじっくり自分と向き合う一人旅にもおすすめです。

    • メインビジュアル:高知県・仁淀川
    • 記載の内容は2022年6月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    ライター:Madoka(Two Doors)

    ANAオフィシャルカレンダーWelcome Aboard(ウェルカムアボード)2022連動企画

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