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    掲載日:2022.08.23

    新潟をたっぷり味わう地産地消の美食旅

    山、海、清流、そして里山にも恵まれている新潟は、実は美食の宝庫でもあるのです。米どころとしての顔しか知らないとしたらもったいない。新潟の大地を踏みしめつつ、燦燦と降り注ぐ日差しやしんしんと降り積もる雪に育まれた美味を楽しむ、地産地消のグルメ旅へとご案内いたします。

    萬代橋は新潟のシンボル

    食材が生まれた土地の風や緑、潮の香り、手塩にかけて育てた地域の人たちの想いも感じながら味わう幸せは、旅の醍醐味。新潟は、そんな地産地消グルメをたっぷりと楽しめる地域の一つです。
    雪国としてのイメージが強い地域ですが、東西に長い新潟は日本海に面して約635kmもの海外線が伸び、夏場は海水浴客でも賑わうところ。まずは海沿いに、美食をめぐってみましょう。

    萬代橋。日本一の大河、信濃川に架かるだけあって306.9mの長さを誇る

    新潟空港からレンタカーなら約20分、新潟駅からまずは萬代橋へ。車で5分弱、徒歩でも15分ほどで到着します。
    風格ある石造りの連続アーチが美しいこの橋は、新潟のシンボル的存在。国の重要文化財にも指定されている、貴重な建造物です。街の中心地にこれほどの大きな橋があることに圧倒されつつ、川沿いに建ち並ぶ近代的なビルや、橋の上をひっきりなしに行き交う車の車列を見れば、信濃川の恵みによって発展してきた街の歴史が伝わってきます。
    街の交通の要となっているだけあって、萬代橋付近には観光スポットも目白押しです。展望台からの夜景が圧巻の超高層ビル「朱鷺メッセ」や、海際の水族館「マリンピア新潟」、江戸時代からの面影を残す情緒たっぷりな街並みの「古町」など、散策しながら巡るのも楽しいものです。旧くから川と海、双方による流通で栄えた新潟市の、古さと新しさが同居する不思議な魅力を感じられます。

    新潟の味が集まる「みなとのマルシェ ピアBandai」

    多くの人で賑わう「みなとのマルシェ ピアBandai」の「万代島鮮魚センター」
    画像提供:万代にぎわい創造株式会社

    萬代橋付近には、グルメスポットもあちらこちらに。中でもグルメと食材の一大拠点として知られているのが「みなとのマルシェ ピアBandai」です。信濃川の河口部に位置し、米や酒、野菜や鮮魚など、新潟の特産品を扱う店舗や、海鮮丼、バーベキューなどを楽しめるグルメスポットが集まり、新潟の味を求める人で賑わっています。開店前から行列必至の人気店として知られる「佐渡 廻転寿司 弁慶 ピア万代店」もここにあります。

    みなとのマルシェ ピアBandai

    • 住所:新潟県新潟市中央区万代島2
    • TEL:025-249-2560(万代にぎわい創造株式会社)
    • 営業時間/定休日:店舗により異なります
    • ウェブサイト:みなとのマルシェ ピアBandai

    ワインとグルメの地産地消マリアージュ

    日本海の大パノラマをのぞめる角田岬灯台。夕陽の絶景ポイントとしても知られる

    新潟市内を後にして西へ。海沿いにルートを定めて進んでみましょう。海岸線を行くなら断然、車での移動がおすすめ。点在する個性的な海岸や、荒波が生み出した景観を楽しみつつ、雄大な日本海に沿って走るドライブは爽快そのものなのです。海水浴客で賑わう夏のシーズンですら、どこか牧歌的な雰囲気ある海岸線を走っていると、時間がゆっくりと流れているような心地よさを感じます。
    レンタカーを予約するなら、ANAのマイルを貯めることもできる「ANAトラベラーズ レンタカー」を利用するのも一手です。

    目指すは角田浜。新潟市内からは約50分で到着します。ロマンチックな白い姿でたたずむ「角田岬灯台」がシンボルの「角田浜海水浴場」は、長く続くビーチが特徴的。賑わいの夏だけでなく、秋や春の穏やかな海もまた素敵です。本州で佐渡島に最も近い場所にあるので、晴れた日には佐渡島を見渡せることも。夕陽の絶景ポイントとしても知られるだけあって、ここから眺める日本海に沈みゆく夕陽の美しさは感動的です。

    地産のワインと食のマリアージュが楽しめる「カーブドッチワイナリー」
    画像提供:カーブドッチワイナリー

    角田浜エリアには、ワインを手がける「カーブドッチワイナリー」があるので、こちらにも立ち寄ってみましょう。
    雪国新潟には珍しく積雪がほとんどなく、かつ、湿度が高いという特性を活かして栽培されているぶどうから醸造されたワインは、フルーティーでありながらすっきりとした後味。併設のレストランでは、朝どれ野菜をはじめ地産の食材をたっぷりと使ったメニューをいただくことができます。日本酒と刺身も素晴らしいけれど、ワインとフレンチの地産地消ペアリングもまた素敵です。

    予想外の広大さで広がるワイナリーのぶどう畑は感動的な光景
    画像提供:カーブドッチワイナリー

    花々が咲き誇るガーデンや、ぶどう畑の眺めは、ここが日本であることを忘れてしまうような風景。広大な敷地内にはベーカリー、スパ、ホテルなどもあるので、宿泊してたっぷりと楽しむこともできます。

    カーブドッチワイナリー

    • 住所:新潟市西蒲区角田浜1661
    • TEL:0256-77-2288
    • 営業時間:施設により異なります
    • 定休日:年中無休
    • ウェブサイト:カーブドッチワイナリー

    「魚のアメ横」で新鮮魚介を堪能

    越後七浦シーサイドでは、荒波が創り出した絶景ドライブを堪能できる

    角田浜は、絶景ドライブコースとして知られる海岸道路「越後七浦シーサイド」の起点地にもなっている場所。日本海の荒波が生み出した奇岩が織り成す個性的な景観の中、ドライブを楽しむことができます。ビーチラインとはまた違った神秘的な海の情景に、自然の不思議と恵みを思わずにはいられません。
    5kmほど続く越後七浦シーサイドを通って、次に目指すは寺泊です。角田浜からは1時間ほど。日本海に面して、海産物市場が軒を連ねる「魚の市場通り」があるのです。

    寺泊魚の市場通りの通称「魚のアメ横」。新鮮な魚をリーズナブルに購入できる人気スポット

    通称「魚のアメ横」と呼ばれるここは、各店の威勢よいかけ声と、寺泊港や出雲崎港に揚がる鮮魚を求める人の熱気で、つねに活気があふれています。所狭しと並ぶのは、名物の紅ズワイガニや地魚、貝類など。選ぶのに苦労するほどの種類の豊富さと、地元ならではのリーズナブルな価格も嬉しいところです。海鮮をお土産にするなら、ここで買うのがおすすめです。

    「魚のアメ横」では海鮮丼や浜焼きの食べ歩きも楽しい

    イカやホタテ、ノドグロなど、新鮮な魚介の浜焼きを食べ歩きするのも「魚のアメ横」ならではの楽しみ方。中には、選んだ魚介類をその場でさばき、海鮮丼などでいただける店もあるので、たっぷりと新鮮な海の幸を堪能しましょう。

    寺泊 魚の市場通り

    • 住所:新潟県三島郡寺泊町下荒町(市場通り)
    • TEL:0258-75-3363(寺泊観光協会)
    • 営業時間:8:00〜17:30(季節により変動します)
    • 定休日:店舗によって異なります

    自然に恵まれた新潟には、岩室温泉や燕温泉など、効能豊かな湯どころも。美食を味わいつつ、良質なお湯も楽しめる宿を探すなら、マイルが貯まる、使える「ANAトラベラーズ ホテル」を活用してみてはいかがでしょう。高級旅館からファミリー向けのホテルまで、旅のスタイルに合った宿がきっとみつかります。
    ゆっくりと休んだ後は、再び地産地消の味を巡る旅へ出かけましょう。

    次のページでは、新潟の大地を巡る美食旅へとご案内いたします。

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