お伊勢さんとご当地グルメを巡る三重の冬旅

伊勢海老、松阪牛、的矢かきなど、三重には極上のご当地グルメが充実しますが、なかでも今が旬の「あのりふぐ」は冬の味覚の大本命。志摩の国漁業組合の安乗（あのり）漁港を中心に水揚げされることから称されており、伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される700g以上の天然トラフグだけが、「あのりふぐ」に認定されます。伊勢海老、的矢かきと並ぶ伊勢志摩の冬の味覚として、三重ブランドに認定された注目の食材なのです。

せっかくならば、話題のふぐを刺身で鍋でとあれこれ堪能したいもの。味も品質も妥協したくない美食家におすすめなのが、あのりふぐ料理の専門店「まるせい」です。同店は、あのりふぐの活魚問屋の直営店で、産地だからできる新鮮な味とボリュームが評判の名店です。

こちらでぜひオーダーしたい「あのりふぐのフルコース」は、てっさ、てっぴ、唐揚げ、焼きふぐ、焼き白子（白子が入ってくるまでは、伊勢海老に代替）、てっちり、雑炊、デザートが付いた、あのりふぐを余すことなく味わえる至高のコース内容に。引き締まった身の歯応えある食感や、淡白ながら噛むほどに味わい深い旨みは、さすがは天然モノのフグ。養殖とは一線を画すおいしさに、思わず唸るはずです。

フグといえば、「福」を呼ぶ縁起のいい食べ物としても知られる食材。新年のご褒美ディナーに、ぜひ「まるせい」へ足を運んではいかがでしょうか？

観光とグルメをたっぷり楽しんだあとは、温泉で湯浴みを満喫する癒しのひとときを。寛ぎの時間を心地よくもてなしてくれるのが、鳥羽湾を見下ろす温泉宿「潮路亭」です。

日本の伝統建築を思わせる厳かな佇まいや、全客室に「伊勢型紙」を飾った三重の文化を感じるしつらえ、神様が鎮まる豊かな土地の恵みを集めた料理など、お香が漂う凛とした館内では伊勢神宮の旅情をそのままに過ごすことができます。

「常若の湯」と名付けられた浴場には、療養泉とパールオーロラ風呂の2つの湯を用意。ナトリウムと塩化物を豊富に含んだ温泉「療養泉」は、疲労回復、冷え性、関節症、筋肉痛などへの効能が期待できるとか。

パールオーロラ風呂は、ミキモトグループの「ミキモトコスメティクス」が潮路亭のために開発。湯に真珠成分を配合し、真珠とアコヤ貝からしか抽出できないパールコンキオリン、パールコラーゲンの保湿効果が、しっとりとした潤いのある“真珠肌”へと導きます。真珠の産地・鳥羽らしさ溢れるお風呂で湯浴みをしながら美も磨けます。

客室には伊勢木綿の寛ぎ着が用意され、庭園を望む開放的な露天風呂やデッキテラスを完備した特別室も。それぞれの客室には、伊勢神宮の周辺地名に由来した名称がつけられています。三重の魅力をそこここに散りばめた空間で、のんびりと旅の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。

年末年始のホリデーシーズンは、神様が鎮座する三重・伊勢志摩へ福を招く冬旅を計画してみては？自宅でも三重自慢の味覚を楽しめる、ANAふるさと納税もぜひご利用ください。