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    掲載日:2023.02.10

    現役CAと訪ねる、神話が息づく町「宮崎県高千穂町」

    豊かな山間部の自然の中で生まれる特産品

    世界農業遺産に選出された高千穂郷・椎葉山地域

    あまてらす鉄道や国見ケ丘展望台から見える田園風景の中にも、棚田や茶畑を見ることができ、これらは高千穂を象徴する景色の一つと言えるでしょう。高千穂地方は山間地に位置し、農作業には厳しい環境ですが、険しい山間地でありながら自然の恵みを生かした農業システムが重要であるとされ評価され、「高千穂郷・椎葉山地域」は世界農業遺産(2015年)に認定されました。寒暖差のある環境で育った高千穂米やお茶、ミネラルが豊富な山の草を食べて育った高千穂牛など、おいしい食べ物がたくさんあります。

    高千穂牛は、赤みとサシのバランスが絶妙と評判です

    高千穂の旬の食材を一度に味わいたいなら、GOKOKU gold tea salonの「釜炒り茶御膳」がおすすめ。GOKOKU gold tea salonは高千穂の「釜炒り茶」を世界へ発信していこうというコンセプトで運営しているサロンで、人気メニューの「釜炒り茶御膳」は高千穂米、釜炒り茶、地元野菜が堪能できる人気のプレートです。

    高千穂の食材を堪能できるGOKOKU gold tea salonの釜炒り茶御膳

    ここで提供されている釜炒り茶は甲斐製茶園のもの。甲斐製茶園では、標高約350mの茶畑で朝霧と澄んだ冷気に育まれた生葉を、釜炒りという手間のかかる伝統製法で加工しています。甲斐製茶園のお茶は第69回全国茶品評会 農林水産大臣賞を受賞している銘茶。すっきりした味わいの中に玉露のような甘みを感じるのは釜炒り茶ならではだとか。口の中に茶園の風景が広がったような清々しい味わいでした。

    GOKOKU gold tea salon

    • 住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1145-1
    • TEL:070-3777-8916
    • 営業時間:11時~16時(土曜定休)
    • ウェブサイト:GOKOKU gold tea salon

    高千穂牛が気軽に味わえると、観光客だけでなく地元の方にも愛されているのがともえまる食堂 高千穂です。一番人気の「彩り高千穂牛炭火焼き炙り丼」をいただきました。軽く火を通しただけのお肉は柔らく、軽く噛むだけで口のなかで溶けていきます。赤みとサシのバランスが絶妙で、脂っぽくないために、いくらでも食べることができそうなお肉でした。

    レアで焼いた高千穂牛をたっぷり乗せて。甘辛いタレと相性が抜群でご飯が進みます

    ともえまる食堂 高千穂

    • 住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1265-13
    • TEL:0982-83-1166
    • 営業時間:[月~金]11:00~14:00、[土・日・祝]11:00〜15:00
    • ウェブサイト:ともえまる食堂 高千穂

    高千穂の町を一通り巡った後は、この土地ならではのお土産を求めて「高千穂がまだせ市場」を訪れました(「がまだせ」は高千穂の方言で「頑張る」という意味)。新鮮野菜、加工品などが並ぶ高千穂生まれの物産市場「鬼八の蔵」をはじめ、高千穂牛を加工販売する「JA高千穂地区ミートセンター」などが集まっている市場です。

    高千穂がまだせ市場には地元の食材がいっぱい。どれを買うか悩みます

    「高千穂米」、「釜炒り茶」、「高千穂牛」などの、高千穂を代表する特産品をはじめ、お土産にぴったりの加工品やお菓子など、ここには高千穂のお持ち帰りできる魅力が詰まっています。お店の方におすすめを聞いたところ、「おひさまチーズまんじゅう」が人気だとか。サクサクした生地に濃厚なクリームチーズが包み込まれています。ほどよい酸味のチーズが効いていて、お茶やコーヒーだけではなく、ワインにも合いそうです。

    濃厚なクリームチーズがクセになる「おひさまチーズまんじゅう」

    また訪れたくなる。高千穂の魅力

    高千穂の思い出になるように。お守りを探す古西さん

    「私、お守りやお土産物に目がないんですよ」と天岩戸神社の社務所でお土産を探す古西さん。「家には仕事やプライベートで行った、日本や世界各地のお守りやお土産物がたくさん。見ていると、ふとその土地のことを思い出すんです」と笑います。そう言って、古西さんは小さなお守りを手にしました。お守りを見るたび、高千穂の旅を思い返すのでしょう。

    高千穂の景色、文化、食を堪能した旅でしたが、古西さんの琴線に触れたのは神話と町との距離感だと言います。神社や神楽、風景はどれもがつながり合い、神話を現代の世に残しています。

    「高千穂がなぜ、日本神話の重要な舞台の一つになったのか。今回体験したことを通して少し理解できた気がします。ダイナミックで美しい景色や、神様に対するひたむきな信仰はどれも経験したことのない感動的な体験でした。また違う季節に来てみたいですね」と再訪を誓います。

    神話と文化が息づく町・高千穂。みなさんも、訪れてみてはいかがでしょう。

    高千穂以外にも神話を感じることのできるスポットや、魅力的な『よりみちスポット』を「キキタビ(記紀旅)」ホームページで紹介しています。是非、ご覧ください。

    ウェブサイト:キキタビ(記紀旅)

    • 記載の内容は2022年12月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    ライター:Hideki Inoue
    フォトグラファー:Mina Soma

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