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写真:Simone Cottrell

掲載日:2023.04.07

シドニーとパース、オーストラリアの2大都市へ

オーストラリアの代表的な観光地であるシドニーとパース。東西の両端に位置する2つの都市は、共にベイエリアにある人気の観光都市です。都会的なシドニーと、自然に溢れたパースは楽しみ方もそれぞれ。現地在住の2人におすすめのスポットとその魅力を聞きました。

都市を拠点にオーストラリアの魅力に触れる旅

コアラ、カンガルー、エアーズロック、グレードバリアリーフetc.、オーストラリアといえば豊かな自然を体験できるスポットが有名ですが、他にもグルメやアート、雄大な景観の中でのアクティビティなど、この国ならではのさまざまな楽しみが数多くあります。絶景を目指したピンポイントの旅も良いですが、より多角的にオーストラリアの魅力を体験したいという方には、都市を拠点にした旅がおすすめです。
今回はオーストラリアを代表する2都市をピックアップ。現地在住の2人に、おすすめの場所とそこでの過ごし方をうかがいました。

街並み、風景、グルメ、アート。目で楽しむシドニー

シドニー湾の象徴、ハーバーブリッジ。外側のアーチを歩いて登るアクティビティも人気

国際的な観光都市シドニー。オーストラリア最大の都市でありながら、入植時代から残る建築物を大切にリノベーションするなど、歴史や文化が色濃く残る存在感溢れる街です。
忘れられない滞在になる価値ある体験を、シドニー在住20年のグラフィックデザイナーでコーディネーターの舩越瑞恵さんに聞きました。

ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館でアートのエネルギーを感じる

開放的な設計が見てとれる外観。あらゆる方向から自由に出入りでき、内観と景色が同時に楽しめる
写真:Iwan Baan

近年ますます注目されるオーストラリアのアートシーンに颯爽と姿を現した、ガラス張りで有機的なデザインの美術館。広大な土地に建てられ、傾斜を生かし風景に溶け込んだかのような建築は、日本のSANAAが設計しています。
「美術館の屋内では空間の美を、屋外では空を感じることができ、中と外から余す所なく滞在を楽しめます。アボリジニに伝わる芸術を数多く取りいれたキュレーションになっており、その文化に心から浸ることができ、いるだけでアートのエネルギーを感じることができます。ミュージアムショップも充実していて、書籍や画集はもちろん、アーティストによるエコバッグやTシャツなど、おすすめしたいものがたくさんあります」
シドニーには他にも、オーストラリア初の総督邸の歴史的遺跡に建つ「シドニー博物館」、また流刑地時代の建物を改築した博物館「ハイドパーク・バラックス」など訪れるべきミュージアムが数多くあります。またほとんどの施設が入場無料であり、誰でもアートやオーストラリアの歴史が身近に感じられる環境となっています。

力強いアボリジニのアート。文字を持たないアボリジニ文化では情報そのもの。点描を使った表現が特徴的だ
写真:Art Gallery of New South Wales、Zan Wimberley

Art Gallery of NSW

ロイヤル・ボタニック・ガーデンで最高の散歩を

シティが見渡せる絶好のロケーション。オペラハウスまでは徒歩も可能だ
写真:Simone Cottrell

開園は1816年。世界各国から収集された植物からオーストラリアの固有種まで、多種多様な植物が約30ヘクタールの庭園に美しく配されています。
「シドニーの気候に合わせた植生が考えられていて、日差しが強い日でも木陰を歩くことができるので快適です。注目すべきは州総督が執務に利用していたガバメントハウス。英国調とアボリジニのデザインが見事に融合された内装は必見です。40〜45分の無料のツアーがあり、英語ですが、中を見るだけでも価値があるのでぜひ」

ガバメントハウスツアーでは執務室以外の部屋も見学できる
写真提供:Royal Botanic Gardens Sydney

シドニー湾を往来するフェリーの発着地「サーキュラー・キー・ワーフ」からこの植物園を経て州立美術館に行くというコースもおすすめだそうです。都心からのアクセスが抜群、そしてここも入場無料であることが大きなポイントです。真夏も比較的過ごしやすいシドニーで、ものすごく暑いのは年に数日、どの季節でも最高の散歩になるでしょう。

竣工は1816年。細かな手入れを重ね、常に新たな体験を来場者に提供している
写真:Simone Cottrell

The Royal BOTANIC GARDEN Sydney

ザ・オーストラリアグルメはシドニータワーの回転レストランで

少しずつたくさんの種類を食べるならビュッフェスタイルで。牡蠣は通年メニューに登場する
写真:Warren Rivas

内陸と海沿いで獲れる素材がとにかく新鮮で味も良く、移民の街ならではの多国籍グルメが大評判のシドニー。その中でさらに絶景もプラスできるのがシドニータワー内の「SkyFeast」(ビュッフェスタイル)、「infinity」(アラカルト)、そして「BAR83」(バー)です。
「訪れる時間や同行する家族や友人など、シチュエーションに合わせてこれらのレストランを選んでみてください。ぜひ試していただきたいのがシドニーといえば!の組み合わせ、オイスター+白ワイン。そしてステーキ+赤ワイン。特にシドニー・ロック・オイスターはとびきりクリーミーで濃厚です。レストランは360°回転するので、夕暮れ時に行けば素晴らしい光景が望めますよ」
キングストリートワーフやバランガルーも、新しくて比較的リーズナブルなレストランが集まる注目のエリア。ゆっくり散策しながら、ピンときたお店に飛び込んでみるのもいい思い出になるかもしれません。

アラカルトでオーダーする「infinity」では、クオリティの高い一皿に出会うことができる
写真:Robert Walsh

SkyFeast at Sydney Tower/Infinity at Sydney Tower

タロンガ動物園からシドニー湾を望む、唯一無二のグランピング

ホテルが続く中で1日でも開放感のあるテントで過ごすことができれば、旅のアクセントになるだろう

オーストラリア最大級で、コアラやカモノハシ、タスマニアデビルなどの貴重な固有種が棲息するタロンガ動物園。その動物園でグランピングができる……ことだけでも興味津々なのに、他では叶えられない最高の思い出になるような滞在ができます。
「ここはキリンの背後にシドニーの街並みが見えるなど、最高のフォトスポットでもあり、おそらく世界で最も美しくユニークなグランピング体験ができるところなのではないでしょうか」
閉園後と早朝の動物園を満喫できる宿泊客だけのツアーでは、日中とは違う動物たちの様子を垣間見ることができます。また、滞在者専用のバーからは動物園とシティが180°望めます。
テントで迎える朝は、動物たちの鳴き声や鳥のさえずりで目が覚めるそうです。動物好きな旅行者にとって、都市近郊で経験できるのが嬉しいですね。

園内各所で動物たちのショーが見られ、Sky Safariケーブルカーでは上空から動物園を眺めることもできる
写真:Paul Fahy

Taronga Zoo Sydney/ROAR AND SNORE at Taronga Zoo Sydney

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