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    掲載日:2023.05.25

    【小樽】運河の街で楽しむ、夏の涼やか小樽旅

    夏旅を計画しているなら、北の商都として発展を遂げてきた「小樽」をぜひ、選択肢に。小樽は真夏でも最高気温は平均26℃程度と涼しく、快適に旅することができます。美しい運河やレトロな街並み、北国ならではの自然やグルメなど魅力盛りだくさんの小樽に出掛けてみませんか?

    港町・小樽は北海道の定番観光スポット

    小樽市内が一望できる、小樽「天狗山」の展望台

    松前藩の交易場であったという古い歴史を持ち、明治時代に入ってから「北の商都」として発展を遂げてきた北海道中部の港湾都市・小樽。
    毎年700万人を超える観光客が訪れる道内屈指の観光都市で、札幌から車で約1時間、鉄道であれば函館本線で約30分、千歳空港からでも70分ほどでアクセスできます。

    北海道の玄関口として開けた小樽は、明治後期から昭和初期にかけて作られた倉庫や商社など歴史的建造物など見どころも盛りだくさん。
    市内には120店舗もの寿司屋が軒を並べるなど、日本屈指の「寿司の街」でもあります。
    そんな小樽の魅力の一端に触れられる、ぜひとも旅してほしいスポットをご紹介しましょう。

    フォトジェニックな「青」を目指して

    自然がもたらした神秘の空間「青の洞窟」

    積丹半島から小樽に至る海岸や、ニセコアンヌプリなど山岳景観を含む「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」の中にある「青の洞窟」は、小樽を訪れた際、ぜひ足を運んでほしいパワースポット。
    洞窟内は、自然が削り出した荒々しい岩場と、鮮やかなブルーのコントラストが素晴らしいと評判で、海水の浸食により出来上がった洞窟の中に太陽光が降り注ぎ、まるで海の中からコバルトブルーに輝くような、美しく神秘的な景色を堪能することができます。

    青の洞窟へのツアーは全行程約80分、1日5~6便が運航する

    「青の洞窟」へのクルージングを企画している会社は小樽市内にいくつかありますが、今回、編集部がおすすめするのは「龍宮クルーズ」です。
    北海道運輸局の「青の洞窟コース」認可第1号のクルーズ会社で、豊富な経験から安全に配慮したクルージングを約束してくれます。

    洞窟へのアクセスは、船酔いしにくいといわれる最新式のパワーボートで。
    進行方向に向かって座ることができるクッション付きのシートが快適で、今回「龍宮クルーズ」をおすすめする最大の理由となっています。

    奇岩が並ぶ海岸沿いは迫力満点。季節によりイルカに遭遇することも

    大自然が眼前に広がる大迫力のクルーズに出発すると、ウミネコやオジロワシなどさまざまな海鳥が出迎えてくれます。

    なお、クルーズは朝9時から1時間半~2時間間隔で出航。夏は特に人気が高く混雑が予想されるので、事前に予約をしてから出掛けましょう。

    龍宮クルーズ

    • 住所:北海道小樽市港町4-5
    • 電話:0134-32-3911
    • 料金:大人6,000円、中学生~22歳5,500円、3歳~小学生4,000円(全て税込み)
    • ウェブサイト:龍宮クルーズ

    ノスタルジックな風景が残る「小樽運河」

    ゆるやかに湾曲している流れが特徴的な「小樽運河」

    北海道の海の玄関口となり、人やものが集まった小樽。
    その発展がピークに達した1900年代初期、倉庫まで荷物をスムーズに運ぶために小樽運河が作られました。
    昭和になり運河の役目が終わった際、埋め立てて活用する話が挙がりましたが、この景色を惜しんだ住民たちの反対もあり、幅を半分に縮小。
    河畔に散策路などを整備した、現在の姿となりました。

    美しくライトアップされる夜の小樽運河は必見

    運河は全長1,140m。散策路には63基のガス灯が並び、夜になるとやわらかな燈が灯ります。
    運河沿いに残る石造りの倉庫群も同時にライトアップされ、幻想的な風景を見せてくれるので、昼と夜、2回足を運ぶのがおすすめです。

    この素晴らしい景色を船上から眺めることができる「小樽運河クルーズ」が運航しているので、時間に余裕があればお試しを。
    日没後に出航するナイトクルーズも用意されているので、こちらもぜひ体験してみてください。

    小樽運河

    • 住所:小樽市港町5
    • ウェブサイト:小樽運河

    小樽のシンボル「天狗山」で夜景を堪能

    天気が良ければ、展望台から美しい夜景を眺めることができる

    小樽の名物スポットとして忘れてはならないのが、小樽のシンボルとして親しまれている「天狗山」です。
    山の上から見る小樽の夜景は格別で、函館山、札幌藻岩山とともに「北海道三大夜景」の1つに数えられ、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも掲載されています。

    山頂には5つの展望台のほか、森林浴を楽しめる散策路、シマリス公園、小樽スキー資料館、天狗の館など天狗山ならではの施設がそろっているので、見て、学んで、知的好奇心を満たしていきましょう。

    ロープウェイの運行は、例年4月中旬から11月初旬まで

    「天狗山」の山頂へは、全長735m、高低差271mの「小樽天狗山ロープウェイ」でアクセスを。
    ゴンドラは30人乗りのコンパクトなものですが、繁忙期には6分間隔で運行してくれるので待ち時間が少なくスムーズです。
    山頂までわずか4分、本当にあっという間に到着してしまうので、眼下に広がる小樽の街並みや自然の景色を、忘れずにご堪能ください。

    天狗山

    • 住所:北海道小樽市最上2-16-15(小樽天狗山ロープウェイ)
    • ウェブサイト:天狗山

    本場ドイツの雰囲気が楽しいビアパブで乾杯

    ビール醸造所とビアパブを併設した「小樽ビール 小樽倉庫No.1」

    小樽運河沿いにある石造りの倉庫を改築し、1995年に地ビールの醸造をスタートさせた「小樽ビール」。
    500年以上に渡って受け継がれてきたドイツの伝統的な製法にこだわり、水、麦芽、ホップ、そして酵母の4つの原材料だけを使って作られるのが特徴で、現在は小樽市内に2ヶ所ある醸造所で丁寧なビール作りを続けています。

    この「小樽ビール」の出来立てビールをおいしい料理とともにいただけるのが、「小樽ビール 小樽倉庫No.1」。
    本場ドイツの雰囲気が満喫できるビアパブが工場に併設され、醸造所の見学も行うことができます。

    定番ビールは「ピルスナー」「ドンケル」「ヴァイス」の3種。いずれもSサイズ517円~(税込)

    アロマホップの香りが特徴の「ピルスナー」、褐色で深いフレーバーが特徴の「ドンケル」、そして小麦モルトと大麦モルトを使って仕上げたフルーティーな「ヴァイス」が「小樽ビール」の定番。
    泡立ちの良さと麦芽本来の風味が味わえ、「飲みすぎ注意!」な逸品揃いです。

    皮を剥いていただく「ヴァイスブルスト」858円(税込)

    「ザワークラウト」や「スパイシーフライドチキン」、「自家製田舎風テリーヌ」などビールの味を引き立ててくれる料理がそろっていますが、イチオシはドイツの伝統的なソーセージである「ヴァイスブルスト」です。

    沸騰直前のお湯で温めたヴァイスブルストの皮を剥き、粒マスタードをからめていただくもので、ビールとの相性は抜群。
    ナイフとフォークできれいに皮を剥くにはちょっとしたコツがありますが、本場の味をぜひお試しあれ。

    小樽ビール 小樽倉庫No.1

    創業85年。小樽の名店で極上寿司を堪能

    板前おまかせのコースは、8,800円~(税込)。写真は16,500円(税込)

    日本有数の「寿司の街」として知られる小樽。
    市内には120を超える寿司屋があり、寿司職人たちが腕を競い合っています。
    その中から今回厳選してご紹介するのは、大小15軒ほどの寿司店が並ぶ「寿司屋通り」で創業85年を迎える老舗「おたる政寿司 本店」です。

    広く居心地の良いカウンター席。職人との会話も、旅の醍醐味の1つ

    北海道生まれの創業者・中村正之助が浅草で修行を積み、「日本一の寿司屋になる」ことを夢見て昭和13年の7月に小樽で寿司店を開業。
    その丁寧な仕事とこだわりの味が口コミで広がり、小樽を代表する寿司店として名前を知られるようになりました。

    店の一番人気「匠」6,050円(税込)。※ネタは旬や仕入れにより変動

    ボタンエビやウニなど、北海道産の食材にこだわっているのも「おたる政寿司 本店」の特徴で、北海道の旬がお皿にふんだんに盛り込まれます。

    職人の技と粋が光る握り寿司のほか、「北海道産黒毛和牛ステーキ」や「政寿司特製ザンギ」、「松前漬け」など北海道ならではの一品料理も用意されているので、北海道のおいしさをまるごと堪能していきましょう。

    おたる政寿司 本店

    • 住所:北海道小樽市花園1-1-1
    • 電話:0134-23-0011 ※事前予約がおすすめ
    • ウェブサイト:おたる政寿司 本店

    本物志向のホテルで、くつろぎ時間を堪能

    小樽の街歩きに最適なロケーションに立つ「オーセントホテル小樽」

    「旅人が安心して心地良く泊まれ、市民も楽しめる、サービスからデザインまで本物志向のホテル」をコンセプトにした「オーセントホテル小樽」は、小樽の歴史的な雰囲気を考慮しクラシックな中に現代的な感覚を込めた、気品あるデザインが魅力のホテルです。

    鮮やかなブルーが小樽の海を想像させる「スタンダードツイン」

    客室は専用ラウンジが利用できる「オーセントスイート」から、背もたれ付きシャワー椅子などを備えた「バリアフリールーム」など全10タイプ。
    小さなお子様がいるグループにおすすめの「和室」は「和洋室」もあわせて3タイプが用意されています。

    客室のベッドはすべて、世界屈指の寝心地を誇るシモンズ社製のものを設置。
    プラズマクラスター加湿空気清浄機を設置するなど、快適な滞在をサポートしてくれます。

    「和食 入舟」の人気メニュー「四季会席」6,000円~(税込)

    グルメが充実しているのもここ「オーセントホテル小樽」の特筆ポイント。
    中でも「和食 入舟」は、小樽ならではの味覚にこだわった会席料理が楽しめるほか、カウンター席では目の前で揚げられる旬の天ぷらを味わうことができ、特別な日に訪れる店として地元の方からも人気を集めています。

    窓の外に小樽の街並みが広がる「カサブランカ」

    洋食派の方は、ホテル最上階のレストラン「カサブランカ」がおすすめ。
    北海道産の新鮮な魚介類や野菜をふんだんに使った本格的なフレンチのコースから、カジュアルにいただくことができるアラカルトまでがそろう、うれしいレストランです。

    「入舟」「カサブランカ」ともに、ディナータイムは前日までの予約制になっているのでご注意を。
    あらかじめホテルのウェブサイトでメニューを確認し、予約を行うようにしてください。

    焼き立てのパンがずらりと並ぶ

    朝食は、刺身やイクラなど海産物がたっぷりと盛られた「海鮮丼」、蘭越産「ななつぼし」の炊き立てごはんがおいしい「和朝食膳」、焼き立てのパンとともにさまざまな料理がいただける「モーニングブッフェ」の3つから選択を。

    いずれも北海道産食材にこだわったおいしい食材を厳選しています。
    「どれもおいしそうで選べない!」という方は、ぜひとも連泊し、すべての朝食を制覇してみてください。

    オーセントホテル小樽

    レトロな街並みと美味を求めて夏の小樽へ

    ご紹介しきれませんでしたが、1915年の米穀商の建物を使用した日本最大規模のオルゴール専門店「小樽オルゴール堂」や、野生に近い環境でアザラシやトドの暮らしを見ることができる「おたる水族館」、国内外の優れた美術品や工芸品を展示する「小樽芸術村」など、小樽には見どころが盛りだくさん。
    観光のための時間をたっぷり用意して、小樽に出掛けることをおすすめします。

    • 記載の内容は2023年4月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
    • 写真はすべてイメージです。
    ライター:わぐり めぐみ

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