コンテンツへ

トップ画像:コモ・シャンバラ・エステート(バリ島)

  • NEW

掲載日:2025.03.27

伝統のヒーリングメソッドに夢心地!アジアンリゾートで体験したい極上スパ

東南アジアや南アジアの旅はグルメにショッピング、散策など楽しみが豊富ですが、忘れてはならないのがスパトリートメントです。リーズナブルな街スパからラグジュアリーなホテルスパまで多彩な選択肢があるのも魅力。各国のスパ&マッサージ事情と、おすすめのリゾートスパをご紹介します。

神々の住まう島、バリ島で至福のマッサージ

深い森のなかで受ける至福のトリートメント(コモ・シャンバラ・エステート)

インドネシア中南部、ジャワ島の東に位置するバリ島は、世界中から観光客が訪れる人気のリゾートエリア。美しいビーチはもちろん、内陸部には田園が広がり、どこか郷愁を誘うライステラスは観光名所になっています。またほかのインドネシアの地域と異なり、ヒンドゥー教の文化が色濃く残るのも特長。「タナロット寺院」や「ウルワツ寺院」など絶景のなかにたたずむ寺院も見どころです。

バリの魅力は観光だけではありません。スパやヨガなどのリトリートの地としても人気があり、街なかの気軽なマッサージ店から、リゾート内の本格スパまで多彩な選択肢があります。最も有名なのはバリニーズマッサージ。古くから王族に愛されてきた伝統的なマッサージで、現在では民間療法のひとつとして広く知られています。基本はマッサージオイルを用い、リンパの流れに沿って圧をかけながら手を滑らせていくハンドマッサージ。デトックスや美肌効果があるといわれています。バリには美しいリゾートホテルが数多くあるので、そこに滞在してホテルスパを満喫するのもおすすめです。

おすすめホテルスパ:コモ・シャンバラ・エステート

ウブドの森に囲まれた隠れ家のようなリゾートホテル

コモ・シャンバラ・エステートは、ウブドの深い森のなかにたたずむホリスティックリゾート。アユン川を望む斜面に、レジデンスと独立したヴィラが点在し、静かな滞在を楽しむことができます。

このリゾートの神髄とも言えるのが、世界中のスパファンを魅了する「コモ・シャンバラ・スパ」。専門のスタッフのカウンセリングにはじまり、アーユルヴェーダトリートメント、栄養バランスのよいスパキュイジーヌ、そして心の内面へのアプローチと、心、身体、マインドの調和を図るウェルネスプログラムは、一度は体験する価値があります。

セラピストによる問診で一人ひとりに最適なプログラムが組まれる

もちろん、マッサージ単体での利用もできます。おすすめはコモ・シャンバラ・マッサージ。自社ブランドのマッサージオイルを使用し、大きなストロークで全身をほぐすことで深いリラクゼーションに導きます。

ヨガパビリオンではヨガや瞑想のプログラムを実施

コモ・シャンバラ・スパ(COMO Shambhala Spa)

  • 料金:コモ・シャンバラ・マッサージ(60分)1,800,000ルピアほか
  • 営業時間:9:00~21:00
  • アクセス:デンパサール空港から車で90分
  • ウェブサイト:コモ・シャンバラ・エステート
  • 2025年6月までウェルネスセンターのオジャスが改装につき休館。休館中も客室内やパビリオンでマッサージやトリートメントは利用可。

おすすめホテルスパ:シックスセンシズ ウルワツ、バリ

断崖の上に並ぶ客室は、見晴らしのよさが自慢

バリ島の南海岸に立つラグジュアリーリゾート。モダンなインテリアでまとめられたヴィラやスイートは最低でも108㎡と広々とした造り。インドネシア、中国、インドなどアジア各国の食文化を体験できるレストランは、伝統を踏襲しつつも洗練された味わいでグルメの間でも評判です。このリゾートにある「シックスセンシズ スパ」も、リラクゼーションとウェルネスを追求した質の高い体験を提供しています。

自然の素材を取り入れた良質なスパプロダクトにもファンが多い

自然のなかで受ける心地よいトリートメントや、地元の伝統的な技術を取り入れたマッサージ、リジュヴェネーション(若返り)を目的としたセラピーなど、多彩なメニューが楽しめるのも特長。マッサージやヨガなどがセットになったパッケージ(3日間9,700,000ルピア~)なども用意しています。

シックスセンシズ スパ(SIX SENSES SPA)

  • 料金:シックスセンシズ・シグニチャー・マッサージ(60分)1,600,000ルピア~
  • 営業時間:9:00~21:00
  • アクセス:デンパサール空港から車で45分
  • ウェブサイト:シックスセンシズ スパ(英語)

ホスピタリティの神髄に触れる、タイ

心地よい音色と振動によって脳をリラックスさせるシンギングボウル(チバソム、ホアヒン)

バリ島と並んで、アジアのリゾートスパをけん引しているのがタイ。タイでは古来より健康維持のためにマッサージを受ける文化があり、タイ古式マッサージの総本山といわれるワット・ポーなど伝統的な施術を学べる学校もあるほど。街なかにはリーズナブルなマッサージ店が並ぶほか、施設の整った一軒家スパも点在しています。ショッピングモール内にもスパ施設が入っており、買い物の途中に立ち寄れるとあって観光客に人気です。

また首都バンコクのほか、プーケットやサムイ、ホアヒンなどのリゾートエリアで欠かせないのがホテル内のスパ施設。甘美な香りに包まれた空間で、熟練セラピストによるハイレベルなトリートメントを受けられます。

天然素材から作ったクリームやスクラブなどを使用するメニューも(チバソム、ホアヒン)

タイで体験したいのがタイ古式マッサージ。指圧とストレッチを合わせたような伝統の施術により、全身のバランスを整えリラックスした状態に導きます。

またハーバルボールもタイの伝統的なマッサージ。さまざまなハーブをガーゼに詰め蒸してツボにあてます。ハーブの薬効成分がじんわりと体に浸透。血行がよくなり、筋肉の緊張もほぐれます。

おすすめホテルスパ:チバソム、ホアヒン

ビーチに面して立つパビリオンは、タイの伝統的な建築様式を取り入れたデザイン

タイの首都バンコクから車で約3時間のホアヒンは、タイ王室の避暑地としても知られる街。落ち着いた雰囲気が漂うリゾート地に立つのが、世界的にも評価が高いウェルネスリゾートのチバソム、ホアヒンです。

海沿いに立つ高級リゾートのコンセプトは心と身体、精神の調和。ゲストは最初にコンサルテーションを受け、デトックスやリラクゼーション、ウェイトマネージメントといった目的に合わせたリトリートプランを組んでもらいます。滞在中はそのプランに沿って行動することになります。

呼吸を整えて心身のリラックスや安定を目指すブレシング・エクササイズ

ヨガやフィットネスなどさまざまなプログラムやスパトリートメントも用意され、日常から離れてひたすら心身の健康に向き合う時間。オーガニック食材を使ったウェルネス・キュイジーヌも、ゲストのプランに合わせたものが提供されます。

ウェルネスアドバイザーと相談し、豊富なリトリートメニューから自分にあったものを選択

滞在は3泊からで、コンサルテーションやこだわりの食事、アクティビティ、スパトリートメントなどが含まれるオールインクルーシブスタイル。セレブにも愛される究極のリトリート体験が、人生観を変えることになるかもしれません。

チバソム、ホアヒン(Chiva-Som Hua Hin)

  • 最低3泊。1日1回のトリートメントが含まれる。

おすすめホテルスパ:バンヤンツリー・バンコク

ルーフトップバーの「ヴァーティゴ」は、バンコクのナイトライフの象徴

2024年7月に京都にオープンし話題になったバンヤンツリーですが、最初に登場したのはタイのプーケット。スパリゾートの代名詞として、今では世界中にリゾートホテルを展開する高級ブランドとして知られています。

広々としたトリートメントルーム。カップルで施術を受けることもできる

バンコクのバンヤンツリーは、ビジネス街のシーロムに立つ61階の高層ホテル。360°ビューのルーフトップバー「ヴァーティゴ」や、モダンなタイ料理を味わえる「サフロン」など施設が充実しており、「バンヤンツリー・スパ」も宿泊客以外の利用も多い人気施設のひとつ。専門のアカデミーでトレーニングを積んだセラピストがそろい、ハイレベルな施術が受けられると評判です。

マッサージとハーバルボール、フラワーバスなどを組み合わせたパッケージも用意

シックなインテリアでまとめられたトリートメントルームは、日替わりのアロマが漂う癒しの空間。自社ブランドのアロマオイルを使ったトリートメントをはじめ、タイ古式マッサージやハーバルボールなどさまざまなメニューが用意されています。

バンヤンツリー・スパ(Banyan Tree Spa)

  • 料金:フルボディ・マッサージ3,400バーツ(60分)~、ロイヤル・バンヤン8,500バーツ150分)~ほか ※
  • 営業時間:10:00~20:00
  • アクセス:スワンナプーム国際空港から車で30分
  • ウェブサイト:バンヤンツリー・スパ(英語)
  • 週末・祝日料金あり

文化が混じりあうシンガポールで多彩なスパ体験

ホテル内のスパでは上質なひとときを満喫できる

中国、インド、マレーと、多様な民族が住むシンガポール。言葉も伝統行事も食文化も、さまざまな民族の習慣が混じり合っています。そんな多民族国家、シンガポールの街でよく見かけるマッサージといえば、中国の伝統的な施術で経絡に沿って圧力を加える指圧マッサージ。シンガポールでは中国系の方々に広まっており、体のエネルギーの流れを整え、痛みや疲れを和らげてくれます。またオイルを使用したマッサージもメジャー。筋肉のコリやハリを解きほぐしていくオイルマッサージは強い指圧が苦手な方にもおすすめです。

老若男女問わず人気なのが足つぼマッサージ。短時間で手軽に受けられるのも魅力です。街のマッサージ店は繁華街に点在し、空いていれば予約なしでもOK。ショッピングセンターのなかにあるマッサージ店なら気軽に入れます。特別な体験がしたいなら、迷わずホテルのスパへ。

おすすめホテルスパ:カペラ・シンガポール

熱帯雨林のなかにあるコロニアル様式と現代様式が調和した建築

シンガポールのセントーサ島にある高級リゾートホテル。中心部から車で10分という便利な立地ながら、ここは別世界。緑に覆われた海沿いの広大な敷地に、1880年代に建てられたコロニアル様式のバンガローが復元されており、シンガポールの自然と伝統にふれることができます。ホテル内にある「アウリガ・スパ」は数々の受賞歴があり、シンガポールのトップスパのひとつとして評判。アウリガとはぎょしゃ座を意味し、カペラはその一等星。ここのホテルの滞在は、スパの考えるウェルビーイングのひとつということなのかもしれません。

静ひつなスパエリア。前後にたっぷり時間をとって訪れたい

スパを代表するメニューのひとつがシグニチャー・ムーン・リチュアル。新月や満月など月のサイクルに基づいた独自のプログラムで、心身のバランスを整えます。そのほかにも、呼吸法を組み合わせたマッサージや、ゴングやシンバルなどのサウンドを用いたメディテーション・バスなどさまざまなメニューが用意されています。

アウリガ・スパ(Auriga Spa)

  • 料金:アウリガ・シグニチャー・ムーン・リチュアル(180分)610シンガポールドルほか
  • 営業時間:10:00~20:00
  • アクセス:チャンギ空港から車で30分
  • ウェブサイト:アウリガ・スパ

手頃な価格で充実のスパがそろう癒しの国、ベトナム

ホテルでも比較的手頃な価格で至福のひとときが満喫できるのが魅力

日本から直行便で約6時間で到着するベトナムのホーチミンは、手頃な価格でリラックスできるスパが多数ある、まさにスパ天国。市内には手ごろな価格で質の高いサービスを提供するスパが数多くあり、アロマテラピーやタイ式のボディマッサージ、フェイシャルケア、フットマッサージなど選択肢も豊富です。最近では、伝統文化や自然素材を取り入れたトリートメントをウリにするスパも増えており、薬草を使用したマッサージや、アロマテラピーなどの精油を用いたメニューは女性に人気があります。

少し優雅にスパを満喫したいなら、ホテルのスパがおすすめ。一流ホテルのスパを比較的リーズナブルに受けられるのもベトナムの魅力です。

おすすめホテルスパ:レヴェリー・サイゴン

絢爛豪華なロビーエリア。調度品の一つひとつが精巧だ

ホーチミンの中心部に位置するラグジュアリーホテル。ヨーロピアン調の豪華な内装にアジアのエッセンスを融合させた独特のデザインが特長で、ロビーや客室は細部にまでこだわったラグジュアリーな空間が自慢。他とは一線を画す卓越したサービスでも知られています。

ホテル内にはフィットネスセンターとスパエリアを合わせて1,200㎡の広さを誇る「ザ・スパ」があり、特にスパの技術はホーチミントップレベルと評判。

広々としたスパエリアもゴージャスな雰囲気

12室のトリートメントルームがあり、東南アジアのトラディショナルなスパメソッドと西洋のアロマテラピーを取り入れたメニューを提供しています。ビジターに人気なのは、送迎付きのパッケージプラン「オリジン・オブ・ラブ」。豪華なリムジンの送迎に、キャンドルライトとバラで彩られたスパスイートでの滞在、キャビアと冷えたシャンパン、トリートメントが付いた贅沢なパッケージは、カップルに好評です。

ザ・スパ・アット・ザ・レベリー・サイゴン(The Spa at The Reverie Saigon)

多様な癒しの文化が交差するマレーシア

専門スタッフがメニュー選びの相談にのってくれることも(パンコール・ラウト・リゾート)

多民族が共存し、独自の文化を育んでいるマレーシアでは、スパやマッサージ店にもさまざまな国の影響が見られます。首都クアラルンプールや、世界遺産の古都マラッカ、ペナン島のジョージタウンなどには、リーズナブルな街スパがいっぱい。中国系の住民が多いこともあり、中国に伝わる手技療法の推拿(すいな)や足つぼマッサージなどをウリにした店が多いほか、タイ古式マッサージやハーバルボールなども定番です。

クアラルンプールの大型ショッピングモールには、清潔感のあるスパが入っており、土地勘がない観光客でも利用しやすく安心でしょう。

またクアラルンプールの高級ホテル、ランカウイ島やペナン島などのリゾートホテルには、施設の整ったラグジュアリーなスパがあり、洗練された空間で癒しの世界に没入できます。

おすすめホテルスパ:パンコール・ラウト・リゾート

スパゲスト専用のプールを備えたスパ・ヴィレッジ。海を眺めながらくつろげる

マレーシアの首都クアラルンプールから250kmほど北へ行った、西海岸の沖に浮かぶパンコール・ラウト島。熱帯雨林に覆われた小さな島に立つのがパンコール・ラウト・リゾートです。鬱そうと茂る森に囲まれた隠れ家のようなヴィラから、爽やかなビーチヴィラ、穏やかな入り江に並ぶ水上ヴィラまで、島の自然を舞台にした客室がそろっています。

マッサージのほかにもスキンケアやスクラブ、ラップなどのメニューがそろう

リゾートホテルの中心にあるのは、アジア最大級のスパ施設「スパ・ヴィレッジ」。8つのパビリオンで、マレー、中国、インドをはじめとしたさまざまな癒しの哲学を融合させたトリートメントを受けられます。

パッケージメニューには、バスハウスでのマレースタイルの入浴体験が含まれる

専門スタッフのカウンセリングに始まり、高床式のガゼボで過ごすリラックスタイムや、水をテーマにしたバスハウスでの入浴体験など、癒しの世界へ誘う仕掛けがいっぱい。アーユルヴェーダやマレーなど6つのテーマごとに癒しのプログラムを堪能できる、3時間パッケージも用意されています。

スパ・ヴィレッジ(Spa Village)

  • 料金:スイナ・アンママッサージ(50分)325リンギット~、マレー・デイ(180分)790リンギット~ほか
  • 営業時間:11:00~19:00
  • アクセス:クアラルンプール国際空港から車で3時間+ボートで15分
  • ウェブサイト:スパ・ヴィレッジ(英語)

伝統のマッサージも充実!フィリピン

ホテル内のスパは、豪華なインテリアを配したラグジュアリーな空間(ヌワ・ホテル)

経済成長が著しいフィリピンでは、マニラやセブ島の都市部にリーズナブルなマッサージチェーンが多くの店を出しています。気軽に受けられる足つぼマッサージから、タイ古式マッサージやホットストーンマッサージなどメニューも豊富。またショッピングモール内には、清潔感のあるスパも入っています。

ラグジュアリーなスパをご希望なら、ホテル内の施設を利用しましょう。マニラの高級ホテルやセブ島のリゾートホテルでは、インテリアにこだわった居心地のいい空間でトリートメントを受けられます。

フィリピンのスパで体験したいのが、ヒロットという伝統的なトリートメント。5世紀頃から心身のバランスを整える民間療法として発達してきた施術で、現代では抗酸化作用や保湿効果のあるココナッツオイルを使ったマッサージになっています。

おすすめホテルスパ:ヌワ・ホテル

施設内には多くのレストランが入っており食の選択肢は豊富

マニラのベイエリアにある「シティ・オブ・ドリームズ・マニラ」は、3つのホテルやエンタテインメント施設、ショッピングモールなどが集まる統合型リゾート。その一角に立つヌワ・ホテルは、館内にアート作品を配したスタイリッシュなホテルとして人気を集めています。

スパゲストが利用できるバイタリティプール。スチームやサウナも完備

このホテルの魅力を語るのに欠かせないのが「ヌワ・スパ」。「フォーブス・トラベルガイド」で、8年連続で5つ星を獲得している注目のスパです。

2室のスパスイートを含む5つのトリートメントルームを備え、バイタリティプールやスチームルームなど癒しの施設もそろっています。

カップルでの利用が可能なスパスイート。リラックススペースも広々

トリートメントメニューは、アーユルヴェーダや霊気をはじめアジアの伝統療法を取り入れ、季節や体質、気の流れ、感情なども考慮しています。アロマオイルやスクラブは厳選されたものを使用し、フランスの高級スキンケアブランド「ビオロジック ルシェルシュ」の製品を使ったメニューも人気です。

ヌワ・スパ(Nüwa Spa)

  • 料金:ヒロット(60分)3,800ペソ~、ヌワ・スイート・ジャーニー(120分)8,999ペソ~ほか
  • 営業時間:24時間
  • アクセス:ニノイ・アキノ国際空港から車で15分
  • ウェブサイト:ヌワ・スパ

インドで世界最古の伝統医学、アーユルヴェーダを体験

個人に合わせたアロマオイルを用いてマッサージを行う

ギリシャ医学、中国医学と並ぶ、世界3大伝統医学のひとつであるアーユルヴェーダ。5,000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学といわれ、心身の調和を図り、健康的な生活を送ることで病気を予防するという考えを大切にしています。

アーユルヴェーダでは、個人の性質を「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の3つに分類し、それぞれの性質に応じて、推奨される食べ物やトリートメント法が決まります。アーユルヴェーダというと、額の中央にオイルを垂らすシロダーラが有名ですが、それも数ある施術のなかのひとつ。本格的なアーユルヴェーダの施設では、数日間滞在するパッケージプランが用意されており、ドクターの問診に始まり、数日間滞在して食事療法やヨガ、瞑想、そしてシロダーラやアビヤンガと呼ばれるオイルマッサージなどを行い、心身を健康な状態に導きます。そのような施設では、最低でも3日間の滞在がおすすめされ、なかには2週間以上滞在して徹底的な体質改善を目指す方も珍しくありません。もちろん、マッサージだけを単体で受けることもできるので、希望に応じて選ぶといいでしょう。

おすすめホテルスパ:ザ・インペリアル・ニューデリー

クラシカルな客室はシンプルで居心地のいい空間

1911年開業の英国植民地時代の建築スタイルとインドの伝統的なデザインが融合した、壮麗でクラシックな内装が印象的なホテル。館内は大理石の天井やシャンデリアなど豪華な空間にインドの伝統や文化が絶妙に織り交ぜられ、洗練されたエキゾチックな雰囲気。一流の料理人が作るレストランの料理も評価が高く、格式あるホテルとして愛されています。

宮殿のような空間で一流の施術を受ける極上のヒーリングタイム

ホテル内にある「ザ・インペリアル・スパ」はアーユルヴェーダを取り入れた施術が高く評価されています。アーユルヴェーダの医師、シーマ博士による問診でドーシャを診断し、それに基づいたライフスタイルの改善提案も受けられます。もちろん、シロダーラやアビヤンガ、2人の施術者が同時にマッサージを行うフォーハンドマッサージなどの施術も用意。たっぷりとアーユルヴェーダの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

ザ・インペリアル・スパ(THE IMPERIAL SPA)

  • 料金:ドクターの問診(30分)4,000ルピー、ライフスタイル改善提案(75分)9,000ルピー、シロダーラ(75分)9,000ルピー、アビヤンガ(75分)8,500ルピー、フォーハンドマッサージ(60分)13,000ルピー
  • アクセス:インディラ・ガンディー国際空港から車で40分
  • ウェブサイト:ザ・インペリアル・スパ

東南アジアや南アジアは、民間療法や健康維持のためにマッサージを活用していたエリアが多く、独自の発展を遂げたマッサージを受けられるのが魅力。リーズナブルなマッサージや気軽に体験できる街スパ、また優雅なホテルスパなど選択肢は豊富なので、いろいろと体験して旅の疲れを癒してください。

  • 記載の内容は2025年2月現在の情報です。変更となる場合があるのでご注意ください。
ライター:アトール
×

「いいね!」で記事へリアクションできるようになりました。

いいね!を設定

ANAからのおすすめ

早めの予約でおトクなプランをご紹介。旅に出かけよう!

もっと世界へ、もっと羽田から。

「てのひらANA」すべてのシーンでお客様のモバイルデバイスがお客様をサポート!

戻る
進む