2023/10/20更新
ボーイング767のコックピットはグラスコックピットへの過渡期に設計され、アナログな丸計器とディスプレイの計器が混在しています。
主に速度計、高度計、昇降計、予備速度計、予備高度計などが丸計器で、姿勢指示器、水平位置指示器、エンジン計器についてはディスプレイに表示されています。
ディスプレイと言っても、液晶ではなくブラウン管のため、最新の飛行機のコックピットとは全く雰囲気が異なります。また、コックピットの照明やスイッチ類内部のライトはLEDではなく電球が入っており発熱しているので、指でスイッチを押すと「熱い!」ということもあります。
機体によってはMCPと呼ばれるオートパイロットのモード等を設定するパネルの速度、進路、昇降率、高度の表示が、デジタルではなく機械式のものも残っています。