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五箇山合掌造り集落

1995年、ユネスコの世界文化遺産に登録された「五箇山の合掌造り集落」。相倉合掌造り集落には23棟、菅沼合掌造り集落には9棟の合掌造り家屋が現存し、これらは約100~200年前のものが多く、古いものでは400年前に建造されたと言われています。伝統的な合掌造り家屋とその歴史を秘めた山里の文化がいまも受け継がれています。

  • ©(公社)とやま観光推進機構

「こきりこ」は、越中五箇山・上梨の山里を中心に伝承された古代民謡です。毎年、春・秋の上梨白山宮の祭礼には、舞殿で踊りが奉納されます。五穀豊穣を祈り祝う純朴なこの民謡民舞には、直垂(ひたたれ)、括り(くくり)ばかま、アヤイ笠を身にまとった男性がキレよく豪快にササラを打ち鳴らしながら舞う「ささら踊り」、鬘(かつら)ひもを額に結び、紙シデをつけたこきりこを持ち、女性がしなやかに舞う「シデ踊り」などがあります。例年、9月25日、26日には上梨白山宮境内にて、こきりこ祭りが開催されます。

かつて秘境と呼ばれた五箇山には、民謡などの文化遺産とともに独自の食文化が継承され今も息づいています。その一つが、古来より伝わった独自の製法でつくられる「五箇山とうふ」です。水気が少なく、縄でしばっても形が崩れない堅さが特徴です。身が詰まった堅豆腐は、大豆本来の旨み、豆腐本来の姿を伝えています。その他にも、とちの実を入れてついたお餅「とちもち」や、冬越しの保存食「赤かぶ漬け」といった保存食、全国的にも珍しい「いわなのにぎり寿し」など、独自の食文化を楽しめます。

豊かな自然に囲まれた合掌造り集落では、雪深い冬景色、長い冬が終わり命芽吹く新緑、ふもとより少し早い秋の訪れを告げる鮮やかな紅葉など、山里の四季の風景の移ろいを360度の大パノラマで楽しむことができます。日中はもちろん、季節ごとに行われるライトアップは幻想的な空間に心奪われ、非日常を堪能できます。夕闇に浮かび上がる日本の原風景を、ぜひ見にお越し下さい!

観光地詳細

名称 五箇山合掌造り集落
Webサイト http://gokayama-info.jp/
所在地 富山県南砺市上梨754
アクセス JR新高岡駅から世界遺産バスで相倉まで約1時間
お問い合わせ先 TEL:0763-66-2468(五箇山総合案内所)

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