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萩・5つの資産

およそ50年という短期間で「19世紀末の世界史の奇跡」といわれる近代化・工業化を達成した日本。萩市は産業化初期の日本の面影を色濃く残しています。 萩城下町では当時の社会背景に、萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡では試行錯誤しながら自力で近代化・工業化に挑んだ証に、松下村塾では先駆的な工学教育論を唱えた吉田松陰の思想や生い立ち、名言などに触れることが出来ます。

明治維新の先覚者 吉田松陰が主宰した私塾。松陰は海防の観点から工学教育の重要性をいち早く提唱し、自力で産業近代化の実現を図ろうと説きました。黒船来航で欧米の軍事力を目の当たりにした松陰は、自分の目で海外の実情を確かめたいと考え、国禁を犯してまで黒船に乗り込んで海外密航を計画しました。 松陰の教えを受け継いだ塾生らの多くが、のちの日本の近代化・工業化の過程で重要な役割を担いました。

海防強化の一環として、西洋式の鉄製大砲鋳造を目指した萩藩が、安政3年(1856)に試作的に築いた反射炉の遺跡です。 当時は鉄製大砲を建造するには、衝撃に弱い硬い鉄を粘り気のある軟らかい鉄に溶解する必要があり、その装置として反射炉を用いていました。高さ10.5mの煙突にあたる部分が残り、反射炉の遺構が現存するのは、静岡県伊豆の国市の韮山反射炉と鹿児島市の旧集成館、萩市の3ヶ所のみです。

観光地詳細

名称 萩・5つの資産
Webサイト http://www.oidemase.or.jp/model-course/course01別ウィンドウで開きます。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。
住所 山口県萩市
営業時間 施設により異なります。問い合わせください。
お問い合わせ先 TEL:0838-25-1750(萩市観光協会)
アクセス JR萩駅まで
山口宇部空港から車で75分
萩石見空港から車で75分
「中国自動車道」美祢東JCT(ジャンクション)経由、「小郡萩道路」(無料)絵堂IC(インターチェンジ)から車で約20分
料金 施設により異なります。問い合わせください。