参加して盛り上がれる日本の夏の祭り9選

エネルギー爆発!歌って踊って、夏祭りに参加して暑い日本の夏を乗り切ろう。

暑い夏は、日本の祭りのエネルギーが爆発する季節。7月から9月にかけて日本各地でたくさんの夏祭りが開催されます。日本では、昔から7月から8月の「お盆」と呼ばれる時期に祖先の霊が戻ってくると言われ、その霊をもてなすために様々な行事が行われていました。山車や神輿で町内を練り歩いたり、踊ったり、それらの行事はいつしかにぎやかで楽しいものになっていきました。

見るだけではもったいない!参加して一緒に踊ったり山車を引いたりすれば、より身近にお祭りを感じることができます。地元の人々と一緒に声を出して盛り上がりましょう。ただし、水分補給と熱中症対策は万全に。日本の暑い夏を満喫してください!

秋田竿燈まつり

「秋田竿燈まつり」は、稲穂のように揺れる竿燈が笛や太鼓の音にあわせ町を練り歩く秋田の夏の風物詩。約1万個の提灯が彩る世界は、まさに壮観です。竿燈とは竿に何十個もの提灯を付けたもので、その見た目が米どころ秋田の豊かな稲穂の実りを表現しています。

見どころは夜空に竿燈が並ぶ夜竿燈。提灯のろうそくに火がともり、街を黄金に染めます。「差し手」と呼ばれる腕自慢たちが力強く腕や腰を使って竿灯を持ち上げる技も見ごたえたっぷり。昼間に行われる「妙技会」では差し手たちの磨き抜かれた技が競われます。小さめの竿燈を持つ体験ができる「ふれあい竿燈」コーナーも。バランスを取る難しさを体験すると、観覧の楽しさも倍増です。腕自慢の妙技にハラハラドキドキしながら熱い声援を送りましょう。

詳細情報

お祭り名 秋田竿燈まつり
開催地 秋田県秋田市 竿燈大通り(山王十字路~二丁目橋)周辺
開催時期 8月3日~6日(毎年同日程)
アクセス 秋田空港からバスで約40分
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 秋田
    • 約1時間5分
  • 大阪
    (伊丹)
    から 秋田
    • 約1時間40分

山形花笠まつり

©山形県花笠協議会

「山形花笠まつり」が開催される東北地方は、冬の寒さが厳しいエリア。8月初頭は、東北地方が短い夏を祝い、喜ぶ祭りが集中します。その一つである山形花笠まつりは、美しく花で飾られた笠(花笠)を手に、踊り手が「花笠音頭」に合わせて踊るお祭りです。

「やっしょ、まかしょ」という威勢のいい掛け声と太鼓の勇壮な音色にあわせて、1万人を超える踊り手が山形市の中心部の1.2kmをパレードします。その群舞は華やかで壮観。艶やかな衣装と紅花をあしらった笠が色鮮やかに街を飾ります。踊り手を先導する美しい山車も必見。パレードには観客も参加できます。花笠パレード最後尾の飛び入りコーナーでは、地元民も観光客も一緒になって踊ります。

詳細情報

お祭り名 山形花笠まつり
開催地 山形県山形市 中心部
開催時期 8月5日~7日(毎年同日程)
アクセス 仙台空港からバスで約1時間20分
TICKET
  • 大阪
    (伊丹)
    から 仙台
    • 約1時間20分

徳島阿波おどり

©阿波おどり未来へつなぐ実行委員会事務局

踊り手30万人、観客130万人を集める、日本最大の祭りの一つ「徳島阿波おどり」。陽気なお囃子の生演奏に合わせ、1,000組もの連(チーム)が熱狂的に踊ります。その歴史は古く、400年ほど前から続く地域の盆踊りがベースです。

見どころは桟敷席から見る有名連の一糸乱れぬ踊りと、掛け合いのライブ感。数千人が一度に踊る総踊りが始まると、興奮は最高潮に達します。見るだけではないのが、徳島阿波おどりの楽しいところ。観光客も飛び入りで参加できる「にわか連」や街頭で盛り上がる乱舞に、誰でも参加することができます。昼間にホールで行われる舞台踊りでは、芸術としての阿波踊りを堪能することも。伝統芸能好きも踊り好きもフェス好きも、みんな大集合!

詳細情報

お祭り名 徳島阿波おどり
開催地 徳島県徳島市 中心部
開催時期 8月12日~15日(毎年同日程)
アクセス 徳島阿波おどり空港からバスで約30分
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 徳島
    • 約1時間10分

博多祇園山笠

©博多祇園山笠振興会

「博多祇園山笠」は、福岡県博多に夏の訪れを告げる櫛田神社の夏祭り。7月1日の飾り山笠公開から15日早朝の追い山まで、福岡の博多を中心に行われます。山笠は祭りでかかせない豪華な山車のこと。期間中、高さ10mを超える巨大で豪華絢爛な飾り山笠がを博多の街中で楽しむことができます。

最終日15日の「追い山」で祭りは最高潮に。早朝4時59分の太鼓を合図に、舁き山笠のタイムレースがスタートします。祭りの衣装に身を包んだ男たちが、高さ3m、重さ1tに及ぶ山笠を担ぎ、「オイサー!」の掛け声とともに博多の街を駆け抜けます。

詳細情報

お祭り名 博多祇園山笠
開催地 福岡県福岡市博多区 櫛田神社及びその周辺地区
開催時期 7月1日~15日(毎年同日程)
アクセス 福岡空港から福岡市営地下鉄空港線で約10分
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 福岡
    • 約1時間55分
  • 大阪
    (伊丹)
    から 福岡
    • 約1時間10分

日向ひょっとこ夏祭り

宮崎県日向市の「日向ひょっとこ夏祭り」は、ユーモアあふれる夏祭りです。「ひょっとこ」は口をとがらせひょうきんな表情の男性、「おかめ」は丸い顔の女性で、どちらも日本に古くから伝わる夫婦の道化のお面です。

赤い着物に白の帯の衣装に身をつつんだ男女が、「ひょっとこ」「おかめ」または「キツネ」のお面をつけ、愉快な動きで踊りながら街を練り歩きます。その踊りの面白さから人気がぐんぐん上り、今では約2,000人の踊り手が日本全国から集まります。事前申し込みをすればパレードに参加も可能。湧き起こる大爆笑で、夏の暑さを吹き飛ばしましょう。

詳細情報

お祭り名 日向ひょっとこ夏祭り
開催地 宮崎県日向市 中心部
開催時期 8月第1土曜日
アクセス 宮崎空港からJR宮崎空港線、JR日豊本線乗継で約1時間
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 宮崎
    • 約1時間45分
  • 大阪
    (伊丹)
    から 宮崎
    • 約1時間10分

鳥取しゃんしゃん祭

©鳥取しゃんしゃん祭振興会

「鳥取しゃんしゃん祭」は、毎年20万人もの見物人が訪れる鳥取県最大のお祭りです。お祭りの名称「しゃんしゃん」は傘に取り付けられた鈴が鳴る音と、鳥取温泉のお湯が「しゃんしゃん」と沸くことから名付けられています。

8月13日の前夜祭を皮切りに、8月14日は約4,000人の踊り子が市内を舞台に「一斉傘踊り」を繰り広げます。金銀の紙と鈴をつけたあでやかな和傘が鈴の音とともに回る様子は、とても華麗で壮観。傘が大きいにもかかわらず、少しのずれもない鍛錬された踊りは圧巻です。観光客が傘踊り体験できるコーナーもあります。

詳細情報

お祭り名 鳥取しゃんしゃん祭
開催地 鳥取県鳥取市 中心部
開催時期 8月13日~15日(毎年同日程)
アクセス 鳥取空港からバスで約20分
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 鳥取
    • 約1時間15分

馬関まつり

©下関市

山口県下関市は、数々の日本史ストーリーの舞台となった地。この地にまつわる歴史をテーマとした様々なイベントが催されます。「馬関(ばかん)まつり」は1970年代に街の活性化のために始まり、今では40万人を超える人出で賑わうお祭りとなりました。

最終日の「平家踊総踊り大会」には、4,000人の踊り手が会場を埋め尽くします。下関名物の平家踊りは、12世紀に下関の壇之浦で滅亡した平家一門を供養するための踊りです。飛び入り参加も大歓迎。シンプルな振り付けなので、初めてでも楽しむことができます。

詳細情報

お祭り名 馬関まつり
開催地 山口県下関市 中心部
開催時期 8月下旬の土日
アクセス 山口宇部空港からバスで約1時間15分
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 山口宇部
    • 約1時間40分

高知よさこい祭り

高知の情熱あふれるお祭りといえば、「高知よさこい祭り」です。8月9日の前夜祭を皮切りに、4日間にわたり200チーム・約2万人が参加する日本最大級の踊り祭りです。

「よさこい」は、高知の民謡「よさこい節」をベースに、鳥を追い払う道具であった鳴子のリズムと華やかな衣装が特徴です。現在は伝統的な音楽だけでなく、サンバ、ロック、ヒップホップ、フラメンコ、フラなど、様々なスタイルが取り入れられ、激しい踊りで各チームが競い合います。派手な衣装で数十人~100人が統制された動きをする圧巻のパフォーマンスは観客を熱くします。事前の講習会を受ければ、祭りのパレードに参加できるチームもあります。

詳細情報

お祭り名 高知よさこい祭り
開催地 高知県高知市 中心部
開催時期 8月9日〜12日(毎年同日程)
アクセス 高知空港からバスで約30分
TICKET
  • 東京
    (羽田)
    から 高知
    • 約1時間25分
  • 大阪
    (伊丹)
    から 高知
    • 約45分

青森ねぶた祭

「青森ねぶた祭」は毎年200万人を動員する東北を代表するお祭り。明かりを灯した巨大な灯篭(=ねぶた)の山車が練り歩く、華やかなお祭りです。「ハネト」と呼ばれる踊り手がねぶたの周りを取り囲み、お囃子の音に合わせて元気よく飛び跳ねる姿も見どころの一つです。

歴史や伝説をテーマにした、幅9m、高さ5mほどの巨大な山車に明かりが灯り、大きな太鼓とにぎやかな笛や鐘の音が流れると、街は興奮のるつぼに。青森ねぶた祭の醍醐味はハネトになって参加することです。当日衣装を借りて簡単に祭りに参加することができます。「らっせら、らっせら」の掛け声を出して、思い切り汗をかいて踊りましょう。

詳細情報

お祭り名 青森ねぶた祭
開催地 青森県青森市 中心部
開催時期 8月2日~7日(毎年同日程)
アクセス 青森空港からバスで約35分
TICKET
  • 大阪
    (伊丹)
    から 青森
    • 約1時間40分